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【心の解体新書】最終章~15.泥棒猫と計算可能な心と不確定要素
前回
こんなエピソードがある。この話を聞いて彼女と僕は大笑いをした。しかし文字に起こすと何がそんなに面白いのかを伝える自身は正直に言えばないが、最終章に取り上げる例題としては最近見聞きしたエピソードでは最適ではないかと思う。
当時、二十歳くらいだった彼女はバイト先の上司と不倫関係にあった。そのエピソードを語る前に、彼女はシングルマザーとして二人の子供を育てていること、別れるに至る原因が相手
アンチテーゼ~人たらしなんていらない。駄文は心強くそれを否定する
「ひとたらし」といわれることしばしば。それが悪い意味で使われている言葉であることは承知していても、そんなに悪い気分ではないというのは、僕がどこか壊れているからなのかもしれない。
困っている人を放っておけないというのはおせっかいでしかないのもわかっているが、それでもできるかぎり何かしたいと思ってしまう。
「偽善はきらい」といわれようが、僕は「偽をもって善をなすは、義をもって善をなすのとなんらかわ
友人の最愛の人の死を悼んで
生きていることは生々しい。
誰にも迷惑をかけず、清く正しく、美しく生きることなどできやしない。人知れず誰かを傷つけ、誰かに傷つけられ、誰かに思いを寄せ、誰かに裏切られ、心は常に揺れている。
人間は心の器。
どこか他の生物とは違っている。人を愛するのに言葉を必要とするし、言葉だけでは完結もしない。ただ肉欲のまま、本能のまま、あなたを求められるのなら、どれだけ清く正しく、美しく生きること