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2018年11月の記事一覧
湖と森で過ごすドイツの休日から考える、都市と自然と公共空間の関係性
ドイツの秋は美しい。
もちろん日本の秋の紅葉も美しいのだけれど、街路樹が多いベルリンの秋は紅葉した葉が絶えずひらひらしている。日本の春に桜がひらひら舞っているような感じだ。
圧倒的な量の緑が一瞬で紅葉し、大量の落ち葉が落ちる。森の中を歩き、落ち葉を踏みしめながら歩く。
「秋」というには短く、寒すぎる秋である。
この紅葉のシーズンは、10月の上旬から11月の頭までの約1ヶ月だけ、体感温度はすでに
日本からドイツに飛び出して、感じたこと
こんばんは、mariです。
2016-2017年に大学院2年で、1年間ベルリン工科大学の建築学科に留学していました。向こうで書いていたものや帰国後のテキストが下書きに結構いるので(笑)、少しずつリリースしていきます。
ベルリンでの生活は本当に楽しく、今でもなおベルリンに戻りたいと思い、
実際に私はまたベルリンで暮らす準備をしています。
もちろん楽しいことばかりだったわけではなく、正直毎日悔しい
歴史のパッチワークとしての都市・ベルリン
私の通っている大学は、歴史意匠が有名で、必ず過去とのつながりのもとにデザインするという暗黙の了解があった。
住民がとうの昔に忘れ去ってしまったその敷地のでき方、根付いている形のない文化、新陳代謝が激しい都市で消えゆくものを残す事に美徳を持つ、デザインとはそういうものだという共通認識のもとに教育を受けた。
「過去の軸を引いてきました」「インフラの痕跡を建築として顕在化します」そんなものを建築の設