蜂の生息地減少の解決策「Bee Home」−SPACE10の試み

高倉遥輝:著
北欧研究所:編集
2020年6月発行

はじめに

デンマーク、コペンハーゲンの中心部にあるSPACE10(IKEAのイノベーションラボ)をご存知だろうか。そんなSPACE10での、最近注目される取り組みの1つに「Bee Home」というものがある。これは、世界中で問題となっている蜂の生息地の減少、それに伴う植物の受粉機会減少の問題に対処すべく行われたプロジェクトだ。本項では、「Be

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パブリックスペースと針葉樹合板

TABで頻繁にやってる自分たちのオフィスやお店といった空間を、関係者といっしょにDIYでつくっていく行為。近年ではそのプロセスを地元周辺のパブリックスペースで実践する機会も増えてきました。その結果見出しにあるような、ひと昔前ではあまり見慣れなかったコントラスト強めな空間がいくつか出来上がっています。

信長像と針葉樹合板

その一つが、最近関わらせていただきましたソフトピアジャパンセンタービル1階

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溶ける都市の行方

コロナによる「職住近接の暮らし」から見えてくるもの

コロナの影響を受けた私たちは、移動が制限され、リモート勤務を余儀なくされました。それは緊急事態宣言が解除された今も、「職住近接の暮らし」というある種の価値観として残っています。

この「働く場」と「住む場」といったような1つの目的が同じエリアに混在する、もしくは同じ空間に同居すること自体はコロナ前から特定のエリアや働き方をしている人にとっては珍

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都市公園のトリセツ 使いこなすための法律の読み方

内容紹介

公園管理者・民間事業者必携!
都市公園とは? 公園施設とは? 公民連携制度Park-PFIとは?
様々な疑問をQ&Aの対話形式で解きほぐします。

都市公園がパブリックスペースとしてのパフォーマンスを最大限に発揮するには、整備・管理する行政、行政と連携し公園運営等の一翼を担う指定管理者や民間事業者や市民団体、そして利用する市民の三者全てがWin-Win-Winな状態にあることが必要です

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まさに「パブリックスペースマスタープラン」!? Vancouver市による”Places for People Downtown”を読み解く【その2】

今回は、Vancouver市による向こう30年の人間ファーストのパブリックスペース戦略"Places for People Downtown"の第1章Introduction(戦略の概要)を詳しく読んでいきたいと思います。このプランの全体的な構成については【その1】で解説していますので、そちらをご覧ください。

さて第1章は、1.1~1.9の9つの見出しから成っており、なぜパブリックスペースの総合

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A Piece of City 1 【選ばれし軒先】

都市の中に潜む違和感を見つけて考察するシリーズ。

第一弾は、先週高円寺に行った時に見つけた、アパートの軒先にあったこの看板。

石材に油彩マーカーで「6さい〜59才 すわらないで!(タバコを吸うなんてもってのほか。)」と書かれている。

大家さんは、誰かにここに座られて嫌な思いをしたのだろうか。ヤンキーがタバコ吸いながらたむろしたり、ホームレスが寝転んだりしていたのだろうか。

ここで面白いのは

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まさに「パブリックスペースマスタープラン」!? Vancouver市による”Places for People Downtown”を読み解く【その1】

長期的パブリックスペース戦略"Places for People Downtown"

カナダのバンクーバー市議会が火曜、今後30年間における市内ダウンタウンのパブリックスペース整備の戦略的プランである"Places for People Downtown”を承認し、策定の背景や戦略案、事前調査の報告等をまとめた文書”Downtown Public Space Strategy"を公開しました。

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Soft Cityから学ぶ人間中心デザイン

2020年6月8日
建築事務所ゲール・アーキテクトのクリエイティブディレクター兼パートナーであるデイビッド・シムさんに話を伺うためオフィスを訪れた。ゲール・アーキテクトは、人間中心という考えに基づいて、パブリックスペースや都市計画に関するプロジェクトを行う建築コンサルタント企業であり、プロジェクトにリビングラボ手法を用いている。
人間中心の都市やパブリックスペースの計画といった複数の利害関係者(行

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新メンバー4名を発表!

パブリックスペース活用学研究会は、2020年4月17日から5月17日まで、新メンバーの公募を行いました。

公募の結果、計12名の応募がありました。

そこで、パブリックスペース活用学研究会で、検討の結果、以下の4名を新メンバーに加えることといたします。

新メンバーリスト

青木秀史 (株式会社オリエンタルコンサルタンツ)

稲越 誠 (八千代エンジニヤリング株式会社)

小泉智史 (UDS 株

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特別寄稿|大きな時間のなかで考える都市の未来:6つの変化の兆しから/武田重昭

いま、目の前にあらわれている風景

自宅で過ごす生活が長引くほど、人びとは身近な屋外空間に悦びを求めるようになっています。大人数での集合を避けながらも散歩や運動をはじめ、食事を楽しんだり、パソコンに向かったり、なかには青空のもとで麻雀を楽しむ人たちまであらわれています。これらは抑鬱された生活のなかでの抑えきれない欲求を満たそうとするだけの行動ですが、世情のことを少し脇に置いて、目の前の風景だけを切

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