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受験勉強で失った青春を取り戻した夜遊 先輩そんなことするんだがキッカケ 夏休みに家庭教師と塾講師から外房の海の民宿バイトに一歩踏み出して その6 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること


大学1年生の夏休みのことです。
【不得意な肉体労働にデビュー】
 学習系の知的アルバイトのみに絞って居たのに、何と肉体労働系の仕事にデビューすることに。下宿生には有り難い食事付なれど自宅通学の私には…。夏期講習の仕事が終わった直後、サークルの先輩から食事付の海の家のアルバイトに代わりに行ってくれないかと懇願され、「それも一興」とのノリで快諾。鉄道を乗り継いて鄙(ひな)びた駅に降り立ち、蝉の鳴き声と真夏の日差しを浴びながら海の家に到着。仕事までゆっくり海で遊んで来てはとのことで海岸に出て生まれて初めて海で泳ぎ、感動。生まれて初めての配膳の仕事をこなした後、遅い夕食。お櫃(ひつ)の外に飛来したゴキブリを生まれて初めてのでの駆除。グジュというなんとも言えない感触の洗礼を受けるも毎日の駆除で直ぐになれてしまう。
 朝食の配膳、下膳の仕事を済ませ朝食後、お風呂の掃除デビュー。温泉かけ流しなのに毎日お湯を全て抜いて浴槽を掃除するという徹底した衛生管理に感動。
 海の家の仕事にも挑戦して生まれて初めてイカを焼き、焼そばを作るも上出来。そんな自分に驚く。その海の家の自称経営コンサルタントの店長にマーケティングや生産管理を口伝されるとまぁ盛り沢山な日々。

【ヨアソビ】
 海の家の仕事は、民宿のバッグヤードの仕事に比べると華やかで先輩達は結構楽しんでいました。同年代から少し上の世代のお客様が沢山いらしていて、会話も弾んでいました。特に先輩達妹さんはいじられキャラで、とても人気が有りました。
 私は海の家の胡散(うさん)臭さが鼻について好きになれませんでした。マーケティングや生産管理を教えてくれた店長もよく分からないなぁと。経営コンサルタントという肩書も私の石頭にはなんとも怪しく聞こえていました。勉強不足だったのかも知れませんが。

運と勘としつこさの人生です。

 多分直感は正しかったんだろうと。


【先輩達の人生の楽しみ方】 
 その海の家の仕事で先輩達は人生を謳歌していたようでした。先輩の妹さんが地元の子供達と仲良しになりました。そして夜花火をしようと企画したのです。そして私も当然誘われました。近くのお店で花火を仕入れてバケツに水を入れて夜の海に。

夜遊

 女子小学生のナンパ
先輩そんなことするんだ〜

って初心(うぶ)な私は妹さんの存在を忘れ誤解してました。

【受験勉強で失った青春を取り戻した夜遊】
 待っていたのは地元の小学生。しかも女の子2人とその弟さん1人でした。なんともほのぼのした一夜でした。私も小学校5年生のゴールデンウイークに四谷大塚の会員試験に合格して以降ずっと受験勉強でしたから、ある意味学校5年生の夏休みを地元の小学生と楽しんでいるような気分になりました。
(誤解の根源はこの気持ちだったのかと。)
 
 素直に小学生として女子小学生と夜遊を楽しみました。(笑)

 家庭教師や塾講師から一歩踏み出したからこその、とても懐かしい夏の思い出です。


 


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