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#224 「管理職」の新しい名称を考える

先日投稿した、管理職は「職場のグリーンキーパーたるべき」という投稿が「先週特にスキを集めた『#働き方』の記事です!」というお知らせをnoteさんから頂戴しました。これを機会に「管理職」の新しい名称を考えてみよう、というメモ。


1、noteさんからのお知らせ

こちらが頂戴したお知らせです。
ご覧いただき「スキ」頂いた皆様のおかげです。
ありがとうございます!

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こちらが投稿になります。


2、「管理職」の新しい名称

この投稿では管理職を「職場のグリーンキーパーたるべき」としましたが、流石に、「○○部長」を「○○グリーンキーパー」という訳にはいきませんので、名称を考えるとしたらどんなものがいいでしょうか?

まぁ、今時、肩書きで呼ぶ企業もないでしょうが、辞令や内線表、名刺に書いてありますから、日々「ボク部長」と思うでしょう。

「言霊」と言いますが、やはり「ボク部長」「ワタシ管理職」と思っていれば、そういう行動を取るようになるものです。

もちろん、「部長」や「管理職」という名称をその人がどういうイメージで捉えているか、で行動は変わって来る訳ですが、バラバラ、でしょう。

脱線しますが、部署の名称も大事だと思います。

1969(昭和44)年に松戸市役所に「すぐやる課」ができました。
市民の要望をたらい回しにせず「すぐにやる」ということで当時の市長の発案でできたそうです。
実は、その市長はあのドラックストア「マツモトキヨシ」の創業者、松本清さんでした。


このように、「名前」大事です。

と思っていたら、昨日の日経新聞文化面、「アート・オブ・ベースボール」という記事に参考になる記述がありました。

スポーツ評論家の玉木正之さんが書かれている記事で、野球に関連するアート作品を10回のシリーズで紹介している5回目になります。

数あるスポーツのなかで、勝利を目指してチームをまとめ、牽引する存在を、フィールド・マネージャーと呼ぶのは野球の特徴だ。
他のスポーツでは、コーチ、ディレクター、トレイナーなどと呼ばれている。が、他のスポーツと違って、野球の選手たちは指揮官や指導者の命じるままには動かない。必死にプレイする「子供」たちが伸び伸びプレイできるように見守ってやる必要がある。

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野球の監督のことを「フィールド・マネージャー」と呼ぶんですね。知らなかったです。「グリーンキーパー」の考え方に近いですね。

肩書きとしても、そこまで違和感なさそうですが、「マネージャー」が残っているので、まだ解釈がバラバラになる懸念がありそうです。例えば、「現場のマネージャーでしょ」みたいな…

昨年の記事になりますが、三井化学の橋本社長が日経新聞の「私の課長時代」という連載に書かれていた上司としての心かけていたことを思い出しました。

上司として心がけたのは、部下を「リード」せず「ガイド」すること。頭ごなしに指示するのではなく、考えさせるのです。(中略)その意見を参考にして、上司として意思決定の責任を取るのです。企業の強みは多様な人材です。知恵を集めて生かすことが大企業で働く中間管理職の役割だと考えています。

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「リード」でなく「ガイド」。良いかもしれません。

他にも、「シェルパ」「サーバント」等、リーダーシップ論で出ている名称も候補の一つかもしれません。


3、まとめ

いかがでしたでしょうか?

いかがと言われても…という内容だったかもしれませんが、

☑️ 多くの「スキ」を頂いた感謝
☑️ 「管理職」は名称がよくないので新しい名称を考えては?
☑️ 案1「フィールド・マネージャー」(アメリカの野球監督の肩書)
☑️ 案2「ガイド」(三井化学橋本社長より)
☑️ 案3 その他「シェルパ」「サーバント」等

ということでした。

なんでもそうですが、ルールを変えたり名称を変えたりしても、結局は、どう運用するか、です。

ですので、新しい名称を考えよう!と申し上げたものの、管理職の方は自分の目指す管理職像にふさわしい名称を自分で作ってみるのが近道かと

あ、もう一点、最も大事なことなのですが、いくら自分が素敵な管理職像をイメージしても、チームメンバーが思う管理職像とズレがあると、不幸は続きますので、そこを埋める努力が必要だ、ということを忘れてはいけない、でしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

ご自身にとっても、チームにとっても、素敵な新名称が思いつくことを願っております。

追伸:いつもお読みいただきありがとうございます。


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