マガジンのカバー画像

ねこの経済視点

199
日本経済新聞から気になる記事を3本ピックアップし投資に役立つ視点をねこ目線からまとめますにゃ。
運営しているクリエイター

#市場予想

期待と不安

期待と不安


① 【スクランブル】日本株買い、第2幕の訪れきょうの紙面からは特にこれといったネタがなかったのできのうの記事から引っ張ってきたにゃ。

半期の決算を終えて改めて日本株の強さが再確認されつつある今日この頃。実際に年内のバブル後高値更新もあっても不思議ではない雰囲気だけど、「長期投資への確信が持てる」状況ではなく、長い目で見れば手放しで喜べるような感じでもなくにゃってくるにゃ。

② グロース企業、

もっとみる
戦後3.0

戦後3.0


① 海外勢、日本株買い再開アメリカの利上げが止まって一斉に日本賛美の声が強くにゃってきてるにゃ。特に「価値が解き放たれる」とか最上級並みの褒め言葉ですにゃ。欧米が景気減速したら日本も風邪引きそうな感じもするけど、ずっと出遅れてきた分、トップ集団を抜く体力も温存されてるってこと?
実際、海外勢の買い越し額も久々に大きくにゃってきてるらしいから、いい波に乗りたいものですにゃ。

② 物価、よく買う品

もっとみる
ホップ、ステップ←イマココ

ホップ、ステップ←イマココ


① 製造業の利益、非製造業を15年ぶり逆転こうやって改めてまとめてみると、円安の力ってすごいにゃ。円安に加えて値上げも浸透したことがアシストして、ようやくリーマンショック前を回復したといったところかにゃ。ただ記事にも書いてある通り、円安効果を割り引いて考えないといけない部分もあって、手放しで喜べることでもにゃいことは確かにゃ。

② 日本株に海外勢回帰 日経平均一時3万3800円台そんな好調な業

もっとみる
ダイナミズムの源泉

ダイナミズムの源泉


① 円売りに急ブレーキ 147円台前半、2カ月ぶり高値8月の夏枯れ相場といい、クリスマス休暇も入れたら海外勢の実働期間って年間10カ月ほど? そういう人たちから見たら、がむしゃらに働き続けるのは負け組っていうことににゃるのか? でもそういうメリハリの付け方がアメリカの強い経済を支えているダイナミズムの源泉ににゃっているような気がするにゃ。締めるところは締める、ゆるくいけるときは徹底的にゆるく、そ

もっとみる
マーケットも一気に冬へ?

マーケットも一気に冬へ?


① 米欧株覆う「弱気予想」 小売り・素材、不振目立つついにというかようやくというのか、急ピッチな利上げの影響が実体経済にもいよいよ目に見える形で現れてきやにゃ。不穏なのは「デフレになる」とか「03年以降の最高水準」とか、ちょっとえっ!?っておもっちゃう言葉が並んでることにゃ。ちょっとこれはハードランディングも視野に入れといた方がよさそう? 確かに言えることは、市場の目線は完全に金利の動向から業績

もっとみる
玉手箱を開けた先に広がる世界とは?

玉手箱を開けた先に広がる世界とは?


① 米テック勢力図、AIが変えるAIはわれわれの世界を変える前に、テック業界の勢力図を劇的に塗りかえてしまうかもしれにゃいにゃ。10年前、GAFAと呼ばれ称賛されていた頃はどちらかというと色褪せた存在だったMicrosoftが 主役だったAppleを再び超えようかという勢い。いち早くAI投資に舵を切り、スマートフォンやタブレットといったハード主導のテクノロジーからソフトに変わりつつあるにゃ。ほん

もっとみる
予想は外してなんぼ?

予想は外してなんぼ?


① 緩む米物価高、金利低下 利上げ観測ほぼゼロにこの数日で年内利上げの可能性が一気に引いて安堵の空気が漂ってるけど、振り返ってみれば去年末あたりの大方の予想だと今頃はもう利下げ局面に入ってるとか言ってた人が多かったような気がするにゃ。予想がハズレたのは思ったほどアメリカの景気が腰折れしにゃかったからにゃんだけど、この調子でいけば来年も利下げどころか逆にずっと据え置きされる可能性もあるから、常に予

もっとみる
風雲急を告げる金利

風雲急を告げる金利


① 【ポジション】マイナス金利 1月解除論マイナス金利解除を巡る思惑が風雲急を告げてきたにゃ。年明け早々にもやるんじゃにゃいか、でもそうにゃったとしても長期金利は過度に変動しないんじゃないか、所詮ゼロに戻しただけじゃアメリカとの金利差は変わらにゃいのも同然だから円安に歯止めはかからにゃいんじゃにゃいか、いろいろなシナリオが交錯してるにゃ。

② 日本国債の保有、海外勢が邦銀超え 3月末14.5%

もっとみる
その先を読む

その先を読む


① 企業物価、価格転嫁に一巡感 10月上昇率0.8%に鈍化結構驚きを持って受け止められた企業物価指数「0.8%」という数字。けどまだまだ価格転嫁の流れは続きそうで、その背景にあるのが人件費の上昇圧力。インフレ定着期待も根強い一方、きょうのモーサテに出演したみずほ証券の大橋英敏さんは、世界的にはコロナ前のような状況に戻るんじゃないかっていう説を唱えていて、果たしてどうにゃるかにゃ?

② 米株、さ

もっとみる
日本は欧州化するのか?

日本は欧州化するのか?


① 【スクランブル】「業績相場」高まる期待感中間決算も全体としてみれば期待通り良好で、引き続き米欧をアウトパフォームする展開になりそうな予感にゃ。リオープン、値上げ、円安といったところが3本柱となって業績を支えてるのが大きかにゃと思うんだけど、これって結局はいち早くコロナとの共生に舵を切って経済を回復させてきた米欧の二番煎じ的なことにゃんじゃにゃいのか、いま米欧が景気減速しかけてるということは日

もっとみる
基本のおさらい

基本のおさらい


① 米国株連騰、テックが主導1990年以降の連投記録がもれなくIT革命期だったというのは、改めて示されると興味深いにゃ。今はまさにAI革命期。何十年に一度の大変革期にいるのは間違いにゃいけど、高金利を警戒して低調なパフォーマンスが続いてきたけど、テック vs 金利の攻防もようやく終わりが見えてきたかにゃ?

② EV電池の本命、「全固体」の基幹材量産へこちらは100年に一度とも言われる大転換が起

もっとみる
火種

火種


① 円安、対ドル以外で止まらず相変わらず円の独歩安状態で、シンガポールドルに対しては1985年以来の円安状態!(38年ぶりは阪神優勝だけじゃにゃい!)
今もまたドル円が150 円台に乗せてて、また金利が上がったのかにゃと思ったけどそうでもなく、アメリカ発の利上げの嵐がやんで逆にみんな安心して円キャリーやりにいける状況っぽいにゃ。
来年以降もこの流れはしばらく止まりそうににゃいにゃ。

② 【ポジ

もっとみる
カオス

カオス


① 米雇用減速下、薄氷の株高ちょっと唐突な感じもするけど、トレンドが変わりつつあることは確かだと思うにゃ。そのきっかけが雇用の悪化というバッドニュースっていうのは“だまし”の上昇の可能性もあるから注意が必要かもにゃ。
ひとつ言えるの、はコストプッシュ型のインフレが再燃する可能性は限りなく低くなってきてるように見えることにゃ。「世界の食料価格、2年7カ月ぶり低水準」といった記事や「原油、迫る80ド

もっとみる