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予想は外してなんぼ?


① 緩む米物価高、金利低下 利上げ観測ほぼゼロに

15日の東京株式市場でも日経平均株価の上げ幅は今年最大となった。ピクテ・ジャパンの糸島孝俊ストラテジストは「米CPIや米政府予算問題を手掛かりに株価の下落にかけていた売り方の買い戻しが入った」と話す。
(中略)
市場の焦点は24年の利下げへと移りつつある。FOMC参加者は9月会合時点の見通しで、2024年中の利下げ幅を計0.5%にとどめ、高い政策金利水準を長く維持することを中心シナリオに据えた。これに対し、フェドウオッチでは14日午後時点で24年末までに計1%以上の利下げを実施するとの予想が7割近くを占めている。

日本経済新聞(ニューヨーク=斉藤雄太、今堀祥和、南泰葉)

この数日で年内利上げの可能性が一気に引いて安堵の空気が漂ってるけど、振り返ってみれば去年末あたりの大方の予想だと今頃はもう利下げ局面に入ってるとか言ってた人が多かったような気がするにゃ。予想がハズレたのは思ったほどアメリカの景気が腰折れしにゃかったからにゃんだけど、この調子でいけば来年も利下げどころか逆にずっと据え置きされる可能性もあるから、常に予想の反対側も意識しておきたいものにゃ。一番気をつけたいのは実は予想以上に利下げが進むケースかもしれにゃいにゃ。

② 円、対ユーロで連日の安値

22年11月にも米CPIが下振れ、ドルが全面安となった局面があった。その際、主要通貨で最も買い戻されたのは円だった。1日で4%上昇、2日間では5.5%値上がりし、1ドル=146円台から138円台まで円高が進んだ。98年10月以来、当時としては24年ぶりの大きさを記録した。
当時は10月下旬の為替介入を経て米CPIの下振れとなり、151円94銭まで進んだ円安局面がいったん終了に向かう流れをつくった。今回も歴史的な円安水準にあるのに円高への動きは限られている。
違いは金利差にある。当時の米政策金利(上限)は4%で今よりも1.5%低い。欧州は1.5%、英国も3.0%でそれぞれ今よりも2.5%、2.25%も低い。1年前と比べ、日本と各国との短期金利差は拡大し、円を買い戻す力の弱さにつながっている。
問題はこの流れが続くかどうかだ。
ソニーフィナンシャルグループの森本淳太郎シニアアナリストは「為替介入からCPI下振れと続いた昨年ほどの円高インパクトはなく、また円売りが強まる可能性もある」と指摘する。

日本経済新聞(佐藤俊簡、南泰葉)

円相場も振り返ってみれば、今頃はもう130円台になってるにゃんていう予想が割と多かったような気がするにゃ。これもアメリカ経済が強すぎてどんどん金利差が広がったからにゃんだけど、その結果、今はだいたい円安が続くっていう予想が大半ににゃってるにゃ。多くの人たちがそう思ってるうちは、意外と早く円高に振れる局面が訪れることに注意しておきたいにゃ。

③ 米株「高金利警戒」揺り戻し 地銀や住宅が急上昇

野村証券の村山誠シニア・ストラテジストは「これまでは大型株中心の相場だったが、利下げの前倒し観測を受け、中小型株など敬遠されてきた銘柄に物色が広がる可能性がある」と話す。米下院で14日に連邦政府のつなぎ予算案が可決されたことも投資家心理の改善に追い風とみる。
もっとも、米国株の大幅高を演出したのは弱気派の手じまいだ。
空売りが多い銘柄を集めた米ゴールドマン・サックスの「ショートバスケット」指数は14日に7%高と急伸した。
(中略)
米株高の持続性には懐疑的な見方も出ている。インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは「インフレの背景にある景気減速は企業業績には下押しに働く。ある程度織り込み済みとはいえ積極的なリスク選好が続くかは不透明だ」と話す。

日本経済新聞(篠崎健太)

今の相場をひとことで表すなら「リセット」っていうところかにゃ? 今年は結局、悲観してたほど市場は荒れずに済み、楽観派と悲観派のノーサイド状態にもどった感じかにゃ。また新しい物色動向が出始めると思うから、それにうまく乗っていきたいものですにゃ。

きょうもがんばるにゃ。

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