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ITベンチャーエンジニアの考察

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上場を目指すITベンチャー12年目のエンジニアが、日々の気づきや学びを発信します。
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#81 言語化のサンクコストとの付き合い方(2024/05/10)

#81 言語化のサンクコストとの付き合い方(2024/05/10)

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

みなさんは「言語化のサンクコスト」という言葉を聞いたことがありますか?
ジブン株式会社マガジンの投稿など絶賛言語化力の訓練中の私にとっては聞き捨てならない言葉でしたので、言語化のサンクコストの意味や言語化との付き合い方について紹介させていただきます。

〇言語化のサンクコストとは?私が「言語化のサンクコスト」という言葉を聞いたのは、荒木博行さん

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#79 インビジブル・アセットを活用した企画~雑LT会の立ち上げ~(2024/05/06)

#79 インビジブル・アセットを活用した企画~雑LT会の立ち上げ~(2024/05/06)

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

木下斉さんのVoicyで25年程前に当時17歳の木下少年が米軍基地問題について沖縄の高校生とのオンライン討論会を実現されたエピソードが紹介されていました。

これほどの実現力をもった高校生がいるとは。。。尊敬しかありません。
こんな離れ業を実現できた要素はこの2つではないでしょうか。

最近、私も小さな企画を立ち上げたのですが、この2つの要素が

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#78 また行きたいお店を分析してみる~kisuke-ya 編~(2024/05/04)

#78 また行きたいお店を分析してみる~kisuke-ya 編~(2024/05/04)

前回、こちらのnoteで私のお気に入りのワインと鍋というお店を紹介し、「また行きたい」と思わせてくれる魅力について勝手に分析してみました。

私の結論は、ワインと鍋の魅力は「仕入力」です。
今日は別のお気に入りのお店kisuke-yaさんの魅力を勝手に分析してみます。

前回同様、また行きたいと思う魅力はこの3要素が揃っていることとします。

〇kisuke-yaのまた行きたいと思う3つの要素ki

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#77 また行きたいお店を分析してみる~ワインと鍋 編~(2024/05/02)

#77 また行きたいお店を分析してみる~ワインと鍋 編~(2024/05/02)

水天宮にあるワインと鍋というお店、まだ2回しか行ったことがないのですが、また行きたいお気に入りのお店です。
前回は妻と行き、今回はワインが好きな私の両親を連れていき喜んでくれました。

ワインと鍋のようにまた行きたいお店は、どうやってまた行きたいと思わせる価値を提供しているかを考察します。

〇まずはワインと鍋のおいしさをおすそ分け前回に続き、ポルチーニ鍋コースを頂きました。

■冷菜
レバーパテ

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#76 失敗の恐怖を取り除く3つの方法(2024/04/30)

#76 失敗の恐怖を取り除く3つの方法(2024/04/30)

新しい仕事に直面した時に、「やってみます。」という人と「やったことないので出来ません。」という人がいます。

もちろん前者はどんどん仕事が出来るようになります。
前者のスタンスの若手と後者のスタンスの中堅で、その時点では中堅の方が仕事が出来るということもありますが、すぐに逆転します。

出来る事しかやらない人で回る仕事であれば特に問題は起きません。
むしろ、同じ事でも淡々とやり続けられることが重宝

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#74 歌詞とメロディが溶けあった音楽のようなモノづくりとは~「自分の仕事をつくる」より~(2024/04/26)

#74 歌詞とメロディが溶けあった音楽のようなモノづくりとは~「自分の仕事をつくる」より~(2024/04/26)

モノづくりを大きくこの二つに分けると、前者の代表が工業製品や建築物。そして後者は粘土による造形です。

働き方のバイブルである「自分の仕事をつくる」で雑誌作りについて紹介されている内容が、私の仕事のシステム開発と照らして色々と考えさせられましたので、紹介させていただきます。

〇歌詞とメロディ溶けあった音楽のようなモノづくり組織とは「自分の仕事をつくる」の中では雑誌「サイゾー」の創刊者である小林弘

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#68 ハートドリブン~機能的価値を越える~(2024/04/14)

#68 ハートドリブン~機能的価値を越える~(2024/04/14)

ジブンの欲望に素直になろうというテーマのやりとりの中で「ハートドリブン」という本を紹介いただきました。
自分の感情との付き合い方を見直す時に読みたい本ということで、気になって読んでみました。

著者の塩田元規さんは「アカツキ」という会社の創業者で、アカツキは「人の心を動かす素晴らし体験を提供して、一人ひとりの人生を豊かに色づけていくこと」を仕事として定義しています。

アカツキはSOTOASOBI

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#58 なぜ校長先生の話はつまらないのか?トークのモードを使いこなせ(2024/03/25)

#58 なぜ校長先生の話はつまらないのか?トークのモードを使いこなせ(2024/03/25)

夏休み前の全校集会で炎天下の中、永遠にも感じられる校長先生の話はなぜつまらないのでしょうか。
それは全体に話しかけ続けているからです。

今回は軽快なリズムのトークと解説の深さが魅力の岡田斗司夫氏のYoutube切り抜きで紹介されていたトークスキルの話がとても面白かったという話です。

○話し方の3つのモードトークの際にこの3つの話し方を使い分けることで、リズムが生まれて話が面白くなるということで

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#46【鬼時短より】長時間労働の魔力(2024/03/01)

#46【鬼時短より】長時間労働の魔力(2024/03/01)

こんにちは、旅行系webエンジニアのこへいです。

地方再生のプロフェッショナル、木下斉さんのVoicyで「電通で残業60%減、成果はアップ」を実現した小柳さんの著書「鬼時短」について知りました。

時短によって成果を爆上げするための肝が詰まっております!!

今回はやらされている長時間労働ではなく、自ら進んで長時間労働をする合理性についての話です。

〇長時間労働の魔力長時間労働が成果を生む仕事

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#31 頼られる人は「暇な人」?

#31 頼られる人は「暇な人」?

私の会社には、いざという時に頼りになるスーパーマンが存在し、日々その活躍を目にしています。
そうやって頼られるのはどんな人かという話です。

◯特徴①:暇なの?と思うくらいフットワークが軽い頼られる人は多くの仕事をこなしてメチャクチャに忙しいはずなのに、そんな素振りを見せずむしろ暇なのかと思わせるくらいフットワークが軽いです。

声をかけたらすぐに相談に乗ってくれるし、社内で「ヤバい!」などの声と

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#2 「ふつうのエンジニア」がいる安心感

#2 「ふつうのエンジニア」がいる安心感

webエンジニアとして11年、開発担当、要件定義、プロジェクトマネジメント、10人規模のエンジニアチームのリーダーなど幅広い職務で様々なプロジェクト・プロダクト開発を経験してきました。

これまでの経験から、円滑に進むプロジェクトには「ふつうのエンジニア」が存在すると感じる今日このごろです。

ここでいう「ふつうのエンジニア」は下記を想定しています。

システム開発プロジェクトは、プロジェクト全体

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#3 「場」を作るとプロジェクトがうまく進む

#3 「場」を作るとプロジェクトがうまく進む

先日、チームの運用をガラッと切り替えて最適化を図ったのですが、その際に定例という「場」がうまく活用出来ました。
「場」を作ることがプロジェクトの推進に非常に役立つと改めて感じたという話です。

チーム運用の再構築に「場」が役立った私のチームは10人を超える規模で、先日主要なメンバーの半数が抜け2つの別のチームが合流しそのチームの業務を引き継ぐことになりました。

あまり面識のないメンバーで新しい運

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#4 「ありがたいドキュメント」は繋がっている

#4 「ありがたいドキュメント」は繋がっている

「ありがたいなー」と思えるドキュメントはどういうドキュメント?という話です。

優れたドキュメントについては色んな視点があり、「ドキュメントが優れているのは目的にかなっている場合である」というこちらの意見に同意です。

私の職場ではesaという情報共有サービスを利用しています。esaの「とりあえず不完全でも公開し、そのあと何度も更新して情報を育てる」というコンセプトに則った運用をしているため、毎日

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#12 御用聞き営業では良いシステムは作れないですよ

#12 御用聞き営業では良いシステムは作れないですよ

システム開発の難しさのひとつとして、作るものを決めることが挙げられます。システムを作るというのは心のないロボットに命令して動いてもらうようなことです。「ティッシュを取って。」という命令では取ってくれません。「あなたの目線の3m先にある机の上にあるティッシュを1枚とって、私の右手に乗せて下さい」という命令でも意図した動きはしてくれません。
(実際にロボットを動かすのはもっともっと難しいのであくまでも

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