4/9 不死身のあなたへ
「わたしはもういつ死んでもいいと思ってるの。わたしの欲求をわたしが満たすことができたから。」
友人が言った。
人が発する音と意味の中で最上の言葉だと思う。
その言葉を口にする為に生きている人がほとんどだろう。
ちなみにレペゼンフォックスのふぉいも同じことを言っていた。
あいつは若すぎる。
不思議と、来るとわかっている死に対して皆が怯える。
怯えすぎて、見えないようにフタをする人がいるほどだ。
人が論理的ではない証拠である。
しかし友人は誰もが恐れるはずの死を、当たり前に受け容れている。
いつでも死ねるから、自由に生きられる。
素敵なことだ。
であれば逆も考える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?