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009_人事システムの機能強化・機能統合をどう捉えるか?
最近、日本の人事関連システム業界でも、人事フロントシステムが勤怠機能やタレマネ機能を強化・集約したり、逆にコア人事・給与計算システムがタレマネ機能を強化・集約する動きが活発化しています。
私もクライアントから「人事フロントのSaaSベンダーA社が勤怠機能をリリースするみたいだけど、そこを見越してA社を選定候補に入れた方がいいかな?」のような相談を頂く機会も増えてきました。
HRテックにおけるこうし
#008_良いバグ、悪いバグ
この前の記事で、「良いバグ」の話を取り上げましたので、私なりに「良いバグ」「悪いバグ」の定義を整理してみました。
対象は、BtoBの業務系SaaSとします!
なぜなら、業務系は、基本的に効率化を目的としたものでわかりやすいからです。
私にとって、「良いバグ」とはユーザーが「直感的にこれは仕方ない(にやっ)」と感じるもので、具体的には、開発者の想定外と思わせるようなレアな操作で発生する、ものです
【#006_タレントマネジメントシステムの活用と定着化に関する考察】
24年間のITエンジニア人生において、その半分以上がHRシステムの導入・運用となりました。特にタレントマネジメントシステムでは、企業の大小はありますが50社を超え導入や運用に関わってきました。
そんな中で、今でもよく聞くのが、「タレマネシステムを使いこなせていない」という話です。
という訳で、タレントマネジメントシステムの活用、定着化について私の考えをまとめてみました。
ちなみに、本投稿は特
#004_料理研究家・インテリアデザイナー行正り香さんのセミナーにて
昨日、料理研究家・生活空間プロデューサーである行正り香さんが、「人生をかえるリノベーション」という本を出版され、出版セミナー(東京国立博物館@上野)に行ってきました。
行正さんの名前を聞くと、料理研究家としてご存じの方も多いのではないでしょうか。
実際に「食べる専門」の私はまったくその行正さんの名前に触れる機会はありませんでした。
でも、かなり前から、インテリアデザイナーとして活躍のフィールドを
#003_建築から学ぶ「美しいシステム」とは? ~ITアーキテクトの役割~
改めて建築家とアーキテクトの役割をまとめてみました。
建築が、意匠、構造、設備という3つの要素で設計し、施工していくように、システムもハードウェア・ネットワーク、データベース、アプリケーションという3つの要素で設計し、構築します。
建築と比較して、システム開発は役割分担があいまいで、やはりITアーキテクトの不足感は否めません。これが、日本ではまだまだ「美しいシステム」になりきれていない原因だと
#002_建築から学ぶ「美しいシステム」とは? ~ITアーキテクトの重要性~
今回は、「美しいシステム」構築に欠かせないITアーキテクトの重要性を建築家の役割と比較して考えてみたいと思います。
まず、建築家の役割を広辞苑で調べてみると、
「建物の設計や監理を職業とする人」
と書いてあります。
次に、話題のChatGPTに聞いてみると
「建築家は、建築物や空間を設計し、建設する専門家です」
と答えてくれました。
なんか無機質な表現で私にはしっくりきません。
そ
#001_建築から学ぶ「美しいシステム」とは?
私は、大学時代は建築という全く畑違いの専攻をしていました。研究テーマは現代建築の巨匠ル・コルビュジエ(※)。
そのコルビュジエの有名な言葉「住宅は住むための機械である」は、ITアーキテクトである私の座右の銘となっています。
意味は「住宅は生活のための道具の一つに過ぎない」という意味ですが、コルビュジエは決して、住宅(建築)を自虐的に否定したわけではなく、住宅(建築)は「あくまでも住宅で生活を営