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#003_建築から学ぶ「美しいシステム」とは? ~ITアーキテクトの役割~

改めて建築家とアーキテクトの役割をまとめてみました。 建築が、意匠、構造、設備という3つの要素で設計し、施工していくように、システムもハードウェア・ネットワーク、データベース、アプリケーションという3つの要素で設計し、構築します。 建築と比較して、システム開発は役割分担があいまいで、やはりITアーキテクトの不足感は否めません。これが、日本ではまだまだ「美しいシステム」になりきれていない原因だと考えています。 そこで、大変恐縮ながら「美しいシステム」構築に向けて、現状を打

    • #002_建築から学ぶ「美しいシステム」とは? ~ITアーキテクトの重要性~

      今回は、「美しいシステム」構築に欠かせないITアーキテクトの重要性を建築家の役割と比較して考えてみたいと思います。 まず、建築家の役割を広辞苑で調べてみると、 「建物の設計や監理を職業とする人」 と書いてあります。 次に、話題のChatGPTに聞いてみると 「建築家は、建築物や空間を設計し、建設する専門家です」 と答えてくれました。 なんか無機質な表現で私にはしっくりきません。 そこで、もっとしっくりくる表現がないか調べてみると・・・ 「建物や空間をつくる」

      • #001_建築から学ぶ「美しいシステム」とは?

        私は、大学時代は建築という全く畑違いの専攻をしていました。研究テーマは現代建築の巨匠ル・コルビュジエ(※)。 そのコルビュジエの有名な言葉「住宅は住むための機械である」は、ITアーキテクトである私の座右の銘となっています。 意味は「住宅は生活のための道具の一つに過ぎない」という意味ですが、コルビュジエは決して、住宅(建築)を自虐的に否定したわけではなく、住宅(建築)は「あくまでも住宅で生活を営む人によって心地よい、便利な住空間を提供すべきだ」という、アーキテクト(建築家)

      #003_建築から学ぶ「美しいシステム」とは? ~ITアーキテクトの役割~