かちこ

かちこの頭の中。 Jリーグ、サッカー。川崎フロンターレサポーター。ロアッソ熊本、横浜…

かちこ

かちこの頭の中。 Jリーグ、サッカー。川崎フロンターレサポーター。ロアッソ熊本、横浜FCも応援中。 日本史(古代、源平、南北朝、室町)、民俗学。たまにアイドル(GANG PARADE)。 ぽえまー。創作も書きます。アホと闇のふり幅。

マガジン

  • サッカー観て 神社に行きたい!!

    サッカー遠征、アウェイの地に行った時におすすめの神社を紹介。その土地の歴史も。

  • 創作物

    妄想のなれはて。

  • 日本史談義

    日本史について記述したnoteたちです。

記事一覧

サッカー観て、神社に行きたい! 大特別編「ロアッソ熊本」

ご無沙汰しております。 完結したかのように思われた、こちらのアウェイ遠征おすすめシリーズ(そんなタイトルあったんかい)「サッカー観て、神社に行きたい」・・なんと…

かちこ
11日前
9

木翳より

わたしじゃなくても、よかったんだよね? と、そんな健気な質問を投げることすら、する気力もなかった。 分かり切っているから、それを明白にさせることはわたし自身よりも…

かちこ
3週間前
1

フォービズム

 車屋選手がホームスタジアムの試合で、スタメンフルタイムでの出場を見たのは、約1年ぶりくらいらしい。 この1年の内に等々力陸上競技場は、Uvanceとどろきスタジアム by…

かちこ
4週間前
15

耐えず絶えず

衝動を喪ったことに気付いた寂しい夜であった。 温度であれば、寂しさとは低く冷たい気がするので、この熱帯夜にはそぐわず、ただただ、それは怠惰であった。 涙ではなく、…

かちこ
1か月前
1

宵闇

視界すら焼き付くしそうな熱い闇の凝縮だった。 きみがぼくを舐めて何が溶けるのか。 わからなかった。 それでも、なにか溶け出すことを願った。   喉に残る噛み砕いた…

かちこ
2か月前
1

緑の上のパセティック

心が折れる、と 云う。 それは本当に 耳に響くように 何かが音を立てるような。 垂頭喪気。意気消沈。 小さく漏れた溜め息が 大きな錘となって更にピッチ上の選手たちに…

かちこ
2か月前
3

神社考

神社というと見所たくさん。 社殿の造りや、鳥居の造り、御守り、御朱印、祭神、ご利益… ですが、わたしが神社の好きなところは「場所の感覚」を楽しめるです。 おいおい…

かちこ
2か月前
3

博士の溜飲 嫩葉の福音

爛漫と花を誇った季節は去り、瑞々しい青さが芽吹く頃。 時折、強くなる風に撓る枝。 それでも折れずに弛み、嫩葉は羽撃くように身をはためかせる。 続く悪天候にも飛ばさ…

かちこ
1年前
6

見下す愛

「チームのことを好きだからこそ」「選手に期待してるからこそ、為になるように」   敢えて紡いだ言葉がそれなのでしょうか? 思い通りにならない苛立ちのままに、自分で…

かちこ
1年前
55

サッカー観て 神社行きたい。ーアルビレックス新潟編

J1におかえりなさい! ってことで、久しぶりの今回は「アルビレックス新潟」編。 アイシテル ニイガタ! 新潟県民の性格は忍耐心に富み、勤勉って本に書いてあったよ。 実…

かちこ
1年前
10

きみには不幸でいて欲しい

再会のきっかけも、わたしのことが「心配」という口実だった。 わたしのなにを心配していたんだろう。 今思えば、自分が満たされた環境で余裕があったから、余分な存在であ…

かちこ
1年前
3

サッカー観て 神社行きたい。ーアビスパ福岡編

遂に最後のチームとなりました!アビスパ福岡さん! Jサポになる前に友だちとライブ参戦のために旅行に行ったことあるんですけど、都会だし中洲の屋台みたいな「ならでは」…

かちこ
1年前
7

サッカー観て 神社に行きたい。ーサガン鳥栖編

なんだか気になるサガン鳥栖。 正直、Jリーグのサポーターになっていなければ、鳥栖という地名ですら聞いたことあるような?って感じかもしれない。 けど、サガン鳥栖って…

かちこ
2年前
5

顚跌《てんてつ》の背《そびら》

此処では終わらないと、まだまだだ、という強さは、心を啄む絶望を噛みくだそうとする極限の力。 どうか、どうか、その咀嚼音を聞かせて欲しい。その響きを敏感に拾い上げ…

かちこ
2年前
2

サッカー観て 神社に行きたい。ーサンフレッチェ広島編

広島弁かわいいよね~!  って、Perfumeのあ~ちゃん見て思う。 わたしの主治医の先生(男性)も広島出身で「○○じゃろ~」って話すんだけど、いつも癒されてるかちこです…

かちこ
2年前
4

サッカー観て 神社に行きたい。ーヴィッセル神戸編

試合前に耳にすると滾るチャント、他のチームのものでもありますよね? 敵ながら、ちょっと感動しちゃったりするけど、我に返って「負けないぞ!」と焚き付けられるような…

かちこ
2年前
7
サッカー観て、神社に行きたい! 大特別編「ロアッソ熊本」

サッカー観て、神社に行きたい! 大特別編「ロアッソ熊本」

ご無沙汰しております。
完結したかのように思われた、こちらのアウェイ遠征おすすめシリーズ(そんなタイトルあったんかい)「サッカー観て、神社に行きたい」・・なんとを沈黙を破って、大特別編「ロアッソ熊本」編!!
実は5月に既に一度、訪れている熊本。
その際はサッカー観戦と練習見学、帰路の船旅がメインだったので神社には立ち寄らずでした。
そして、かちやまの生誕月である10月に再び来訪が決まり、計画を立て

もっとみる
木翳より

木翳より

わたしじゃなくても、よかったんだよね?
と、そんな健気な質問を投げることすら、する気力もなかった。
分かり切っているから、それを明白にさせることはわたし自身よりも、彼自身を自己嫌悪への底へと蹴落す冷酷さのようにも感じた。
この関係に責任とか、絆とか、そんな有無すら曖昧な感情と思考の双頭怪獣みたいな脅し文句はいらないと思う。
 長い事、引き留めていたのは、わたしの方だったし、その鍵を開けたのも、わた

もっとみる
フォービズム

フォービズム

 車屋選手がホームスタジアムの試合で、スタメンフルタイムでの出場を見たのは、約1年ぶりくらいらしい。
この1年の内に等々力陸上競技場は、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuと名称が変わった。
 センターバックは高井選手の台頭目覚ましく、弱冠19歳で日本代表に招集されている。
 車屋選手が初めて日本代表に選出されたのは、フロンターレが初優勝した2017年で、左サイドバックでの招集。季

もっとみる
耐えず絶えず

耐えず絶えず

衝動を喪ったことに気付いた寂しい夜であった。
温度であれば、寂しさとは低く冷たい気がするので、この熱帯夜にはそぐわず、ただただ、それは怠惰であった。
涙ではなく、額を伝い落ちる汗にはロマンスなど存在せず、絶えず、気持ち悪さの発生をやめない。

絶えず絶えず、流れる。
時間は流れる。けれど、流れた先とは未来なのか。
川のように上があるから下に流れ、海に辿り着く。
時にとっての、海とはなんだ。
ひとに

もっとみる
宵闇

宵闇

視界すら焼き付くしそうな熱い闇の凝縮だった。
きみがぼくを舐めて何が溶けるのか。
わからなかった。
それでも、なにか溶け出すことを願った。  

喉に残る噛み砕いた純情の骸。
体内に刻まれた棘の痕。それすらも癒えてゆくのか。
きみの唾にふやけた若いぼくの時間は
少しずつ、少しずつ、色褪せるのに輝きを増すのは肥大する過去の影。
眩しいのは想い出じゃなくて、その奥向こうにある未来の光だと思いたかった。

もっとみる
緑の上のパセティック

緑の上のパセティック

心が折れる、と 云う。

それは本当に 耳に響くように 何かが音を立てるような。

垂頭喪気。意気消沈。

小さく漏れた溜め息が 大きな錘となって更にピッチ上の選手たちにのし掛かる。ボールを追う視線の鋭さは緩み、足枷でもつけられたかのようにぎこちない動き。やるべきことの統一もなされず、チグハグ。

そういった悲愴な状況がピッチ上で起こる。

お願いだから下を向かないでくれ。
負けたくないと、強い姿

もっとみる
神社考

神社考

神社というと見所たくさん。
社殿の造りや、鳥居の造り、御守り、御朱印、祭神、ご利益…
ですが、わたしが神社の好きなところは「場所の感覚」を楽しめるです。
おいおい、スピリチュアル興味ないんでないのか?とツッコミが入りそうですけど笑
昨今は神社はパワースポットとも言われますね。
パワースポットって訪れると元気をもらえたり、気持ちが落ち着いたりする場所ですよね。あとは運気が上がるなども。

場所の地形

もっとみる
博士の溜飲 嫩葉の福音

博士の溜飲 嫩葉の福音

爛漫と花を誇った季節は去り、瑞々しい青さが芽吹く頃。
時折、強くなる風に撓る枝。
それでも折れずに弛み、嫩葉は羽撃くように身をはためかせる。

続く悪天候にも飛ばされまい、折られまいと、その樹は静かに呼吸をしている。
 震える枝や千切られんばかりに風に煽られる嫩葉たち。
重ねた年輪を潤しながら目には触れずに佇む幹。
再び、これからの結実を約束するため密やかに蠢く樹皮の中は想像を膨らませることしか出

もっとみる
見下す愛

見下す愛

「チームのことを好きだからこそ」「選手に期待してるからこそ、為になるように」
 
敢えて紡いだ言葉がそれなのでしょうか?

思い通りにならない苛立ちのままに、自分で昇華する術も持たず、寧ろ、術を得ようともしないのでしょうね、そのまま激情にままにつらつらと綴る醜さ。
チームや選手のことを思って、という気持ちは本心かもしれません。
それでも、自分の感情のコントロール力の無さと、良いことをしているという

もっとみる
サッカー観て 神社行きたい。ーアルビレックス新潟編

サッカー観て 神社行きたい。ーアルビレックス新潟編

J1におかえりなさい!
ってことで、久しぶりの今回は「アルビレックス新潟」編。
アイシテル ニイガタ!
新潟県民の性格は忍耐心に富み、勤勉って本に書いてあったよ。
実は何度か遊びに行ったことあるんだけど、観光をしたことがない(ライブで行きました)

そんなこんなで、新潟について。
「新潟」って地名は戦国期に見える地名で「新潟津」という、信濃川河口左岸の湊の名前があったりした。
昔昔は「越の国」だっ

もっとみる
きみには不幸でいて欲しい

きみには不幸でいて欲しい

再会のきっかけも、わたしのことが「心配」という口実だった。
わたしのなにを心配していたんだろう。
今思えば、自分が満たされた環境で余裕があったから、余分な存在であるわたしにすら優しさをかけたかったのだろう。
もしくは友だちが昔、わたしが好きだったことを時効だと思って彼に告げたのかもしれない。

兎に角、再会した彼は昔と違わず、優しい彼のままであった。
けれど、うっすらと気付いていった。
彼は優しい

もっとみる
サッカー観て 神社行きたい。ーアビスパ福岡編

サッカー観て 神社行きたい。ーアビスパ福岡編

遂に最後のチームとなりました!アビスパ福岡さん!
Jサポになる前に友だちとライブ参戦のために旅行に行ったことあるんですけど、都会だし中洲の屋台みたいな「ならでは」な場所もありつつ、オシャレなお店も多かった印象。

ホームスタジアムのベスト電器スタジアム、福岡空港から徒歩でも30分…!
恥ずかしながら、わたくし、この記事のために調べるまで、こんなに近いと知らなかったのです。
利便性がばっちりで、気に

もっとみる
サッカー観て 神社に行きたい。ーサガン鳥栖編

サッカー観て 神社に行きたい。ーサガン鳥栖編

なんだか気になるサガン鳥栖。
正直、Jリーグのサポーターになっていなければ、鳥栖という地名ですら聞いたことあるような?って感じかもしれない。
けど、サガン鳥栖って名前のインパクトと響きの良さ素晴らしいよね。
シーズンも終盤になり、寂しさと共に焦りを感じつつ筆を進めるかちこです。

 まずは佐賀県について。
 北はリアス式海岸のである玄界灘、南は泥海である有明海。
佐賀平野内部は多くのクリークと呼ば

もっとみる
顚跌《てんてつ》の背《そびら》

顚跌《てんてつ》の背《そびら》

此処では終わらないと、まだまだだ、という強さは、心を啄む絶望を噛みくだそうとする極限の力。
どうか、どうか、その咀嚼音を聞かせて欲しい。その響きを敏感に拾い上げて、希望を灯す。

不都合とか不具合とか自分の身の回りで、起こることへの苛立ち。思う通りに行かないのは取り巻く世界のせいにしてしまえる。
アスリートの怪我とか調子の悪さというのは自分の中、自分の身体で起こること。周囲も他人もない。
 膚の下

もっとみる
サッカー観て 神社に行きたい。ーサンフレッチェ広島編

サッカー観て 神社に行きたい。ーサンフレッチェ広島編

広島弁かわいいよね~!
 って、Perfumeのあ~ちゃん見て思う。
わたしの主治医の先生(男性)も広島出身で「○○じゃろ~」って話すんだけど、いつも癒されてるかちこです。

今回はサンフレッチェ広島編!
サンフレッチェ広島さんは、2024年に新スタジアムが出来る予定。利便性も然ることながら、サッカー専用スタジアムはとっても魅力的!!うらやましい~!そして楽しみ!ドキドキワクワク。

それもあって

もっとみる
サッカー観て 神社に行きたい。ーヴィッセル神戸編

サッカー観て 神社に行きたい。ーヴィッセル神戸編

試合前に耳にすると滾るチャント、他のチームのものでもありますよね?
敵ながら、ちょっと感動しちゃったりするけど、我に返って「負けないぞ!」と焚き付けられるような。
神戸讃歌も、その一つだったりします。
こんにちは、神戸は行ったことのないかちこです。

 今回はヴィッセル神戸編。
兵庫県は淡路国、播磨国、但馬国と摂津、丹波の一部から成りました。
三国+二国の一部・・というのは中々の広さ。面積としては

もっとみる