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スタートアップの起業家/経営者で、メンタルを崩してしまった(崩してしまいそうな)あなたへ

スタートアップの起業家/経営者で、メンタルを崩してしまった(崩してしまいそうな)あなたへ

このnoteは、スタートアップの起業家/経営者で、メンタルを崩してしまった(崩してしまいそうな)あなたに読んでいただきたくて書いています。

ひとりひとりの「メンタル不調」の背景には言葉にはし尽くせない「人生」そのものが存在するのであって、そう簡単に定式化できないことは重々わかっていますが、それでも、これまで数百人の起業家/経営者をサポートしてきた中で見えてきた共通点は、もしかしたらあなたにも役に

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展覧会「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」は何を自問する?/一日一微発見437

展覧会「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」は何を自問する?/一日一微発見437

国立西洋美館65年目にして初めての「現代美術」展を見に行く。
最初に感想めいたものを言うならば、よくできたキュレーションであり、しっかりとした見ごたえがある。しかし同時に多くの「現代美術家」をまきこみながらも、あたりまえの自問自答におちいっている展覧会ではないか。

問題設定がどうなのか、という根本的な疑問を感じた。
キュレーションの意図は明解である。

「中世から二十世紀前半までの西洋美術のみを

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日本美術を杉本博司、橋本治、ドナルド・キーンから学ぶ/一日一微発見348

日本美術を杉本博司、橋本治、ドナルド・キーンから学ぶ/一日一微発見348

僕はコンテンポラリーアートにどっぷりつかっているけれど、最近は、やればやるほど日本美術に魅かれていく自分に気づく。

しかし誤解しないでもらいたいのだが、歳を食って日本に回帰したくなったとか、高速で変容する「現代アート」に疲れたから、というのではない。

また、クールジャパンやスーパーフラットにあらためて共感しようという話でもない。

異質性の最たるものであるコンテンポラリーアートをやればやるほど

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坂本龍一と福岡伸一の対談集『 音楽と生命』を読みおえて/一日一微発見362

坂本龍一と福岡伸一の対談集『 音楽と生命』を読みおえて/一日一微発見362

坂本さんが亡くなって一ヶ月ぐらいたった。
病気ということもあり、この数年は御連絡をひかえていて、治癒されることを遠くから祈るばかりだったが、いざ亡くなると呆然として、どうしてよいかわからなかった。

何かメッセージを発したり、誰かと坂本さんの死について語りあったりはもってのほかの気分で、原稿依頼も、ことごとく断った。

前から公言していることだが、僕は大切な人は、僕が死なないかぎりは、僕の中で生き

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写真は人間の矛盾をどうとらえるか(エドワード・バーティンスキーのこと)/一日一微発見384

写真は人間の矛盾をどうとらえるか(エドワード・バーティンスキーのこと)/一日一微発見384

アートの旅の面白いところは、予期せぬ展覧会に遭遇して、頭の中や眼がリセットされることだ。

マドリッドに行ったのが、もう何年ぶりなのか思い出せないが、以前きた時も、偶然にこの街でやっているフォトフェスティバルである「フォトエスパーニャ」に遭遇したことはよくおぼえている。

街をあげて、さなざまな場所で写真展を開催して街をめぐる形式は、アルルのフォトフェスティバルが最も古く有名で、それを世界中で真似

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杉本博司における「アート思考」 「本歌取り」をめぐって/一日一微発見405

杉本博司における「アート思考」 「本歌取り」をめぐって/一日一微発見405

松濤美術館は、あらためて言うまでもなく建築家・白井晟一が設計した作品であり、美術館としては類のない場所だ。敷地は小さいが外壁は紅色の石でおおわれ、地下2階の展示場、そして中心には吹きぬけと水盤がある。
澁澤龍彦が生きていたら、ミクロコスモスとマクロコスモスの交点と呼んだろう。

隠された美の小さな宮殿というたたずまい。その館が高級住宅街であり、かつ同時に、渋谷の雑踏のフチ(悪場所としてのラブホテル

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ルイス・ブニュエル監督の銀河- 解釈

ルイス・ブニュエル監督の銀河- 解釈

遍在する神//LA Milky Way - Luis Buñuel

ルイス・ブニュエル監督の銀河-映像手法を考えるこの作品解釈は、多様にある。印象に残るシーンは、

1)中世と現代の交錯

2)主キリストの実像感

3)巡礼という手段

4)交錯するマリアと娼婦の同一性と変化

5)盲目から、主キリストに与えられた実像の本来性(人の受容器官の視覚)

6)そして、見えているはずが、ラストシーン

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アプリリンク導線事例集(26サービス)

Webサービスユーザーからアプリユーザーにどう転換するかは各サービスの課題の一つとなります。

この記事では各社のアプリリンク(Web to App)導線を調査し、メモがわりにまとめておきたいと思います。

Creema

フリマサイトのCreemaはトップページの上部にアプリへの導線があります。

デザインは邪魔にならないカラーコードを利用しており、アプリで開くことのメリットを一言添えています。

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なぜビジネスパーソンに人文知が必要なのか?

なぜビジネスパーソンに人文知が必要なのか?

コテンの深井です。
今回も友人のけんすうさんに、口頭記述して貰い記事を書きました。
読みやすく書いて貰ってるので是非最後まで読んでね。
ーーー
僕はよく「ビジネスパーソンに人文知が絶対に必要だ」という話をしているのですが、なかなか言いたいことを伝えるのに苦労をしておりまして・・・。

ここで改めて記事として

そもそも人文知とは何か?

なぜ人文知が重要なのか?

なぜ人文知がビジネスパーソンに必

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若手のいちばんの武器は「スピード」である

若手のいちばんの武器は「スピード」である

ひさしぶりのnoteは、春ということもあり若手へのメッセージを書いてみました。ちょっと説教臭くなったら申し訳ないんですが、参考になるところがあるとうれしいです。

経験やスキルに乏しい若手は、どこで勝負すべきなのか?たまにパソコンを前にして考えこんでいる若手を見かけます。

「この資料をどうまとめればいいだろうか?」「この企画はもっと面白くならないだろうか?」とうんうん唸っている。

本人としては

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どこにもないデータベースで勝負する~マイベストCSOに聞く、生成AI時代の「別価値」の作り方~

どこにもないデータベースで勝負する~マイベストCSOに聞く、生成AI時代の「別価値」の作り方~

(by 内丸拓)
生成AIによって、これまでの常識が変わり、サービスが次々と誕生する新しい時代に突入しています。こうした時代に、生成AIが提供できない「別価値」によって成長を続けている企業が、今回紹介する「マイベスト」です。

マイベストは「インターネットで、“最高の選択体験”を実現する」をミッションに掲げ、選択に特化した情報サービス「mybest」を運営しています。今回、マイベストの魅力について

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Takramの多言語文化を育む

Takramの多言語文化を育む

Takramにとって言葉は大切なものです。どのような言葉を使えばTakramの活動を適切に伝えることができるのか、その言葉選びを大切にしていますし、創設からの数年間でTakram独自の言葉も生まれてきました。

多様な人々が「自分が尊重されている」と感じられる環境をつくれるよう、私たちは言葉の使い方に日々配慮するようにしています。芸術からエンジニアリングまで幅広いバックグラウンドをもつ人々を受け入

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文春オンラインの記事分析を支える爆速ダッシュボードを作るまで

文春オンラインの記事分析を支える爆速ダッシュボードを作るまで

 従来のGoogleアナリティクスである、ユニバーサル アナリティクス(以下UA)のサポートがいよいよ2023年7月に終了することが、先日アナウンスされました(※)。昨年対比やトレンドをチェックすることを考えると、2022年内できるだけ早めに次世代のGoogleアナリティクス(以下GA4)へ移行したいWebメディア運営者も多いかと思います。新しいツールの勉強や、既存システムの改修が必要な問題ではあ

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ボケとツッコミでチームを推進する

ボケとツッコミでチームを推進する

はじめにTimeTree代表取締役の深川です。
このnoteは会社としての情報発信というよりも1個人としてTimeTreeという会社をやりながらこれまで悩んできたこと、反省したこと、気づいたことという観点で書いていきます。
今回は小ネタです。今回はもうちょっと具体的な組織運営というか、チームやプロジェクトを進めるために意識していることについて書きます。

成果物と承認ではなく、ボケとツッコミでチー

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