ジョン(Jong)

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ジョン(Jong)

Currently in Kyoto コーヒーの仕事したり、アプリのマガジンを編集したり、写真論を研究したり。

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  • スタートアップ日記

    2023 06~ スタートアップでの挑戦記

  • 展覧会記録

    展覧会の感想

  • コーヒーの話

    2021年訪れた大学生としての三度目の夏。私はコーヒーを仕事にしたいと決めました。そしてその後、とあるコーヒーショップで焙煎土をしていました。

  • 主にエッセイとその他イロイロ

    カテゴリー分けするほどでもない雑多な雑談。でも以外に人間生きているうちの半分は雑談しかしていない気もする。

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一枚の白黒フィルム写真を通して心が休まる体験を

カメラってとても良い趣味だと思う。 色んなものごととの相性が良いし、カメラって比較的に荷物にならない。続けやすい趣味だと思う。極め続ければ、個展を開催したり、フリーのカメラマンとして仕事にすることもできる。もちろん、儲かるような仕事ではないけど、楽しいから良いじゃないかなと。 自分もそんな感覚でカメラを手にして3年くらい経て、やっと最近、自分の中で問うようになった質問。 ”私にとって、カメラで「写真」をやるということは?” どんなカメラで撮ったどんな写真も写真であると

    • コーヒーを飲むだけで幸せな朝があっていいと思う。

      20240615-20240616 ChatGPT と壁打ちをする毎日。 なんとか一日を乗り越えて、帰宅。 好きで集めたレコード、タイトルだけ見ていつか読みたいと思って購入した本には、埃がたまっていく。「いつか」と願うだけでは、いつまでも訪れないことは知っているはずだが、奇跡を求めてしまうのだ。 それらを見て、好きなものが「ある」という状態に満足したら、家のベットで倒れる。睡眠ではなく、気絶に近い。気絶しているのだ。 初夏。 部屋ではクーラーをつけている。下着一枚と薄

      • 歴史的虚無の声「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」

        展覧会「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」(2021)は、ホー・ツーニェンの最新作であり、京都芸術センターで発表されました。このインスタレーションは、太平洋戦争前夜の京都学派の思想が戦争の正当化に利用された歴史をテーマにしています。以下に、いくつかの見出しに分けて作品の概要と多角的な考察を行います。 展覧会概要「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」は、ホー・ツーニェンが山口情報芸術センター(YCAM)とコラボレーションして制作したインスタレーション作品です。この作品は、京

        • 観客を歴史の再現者へ: ホー・ツーニェンの『Agent-A』におけるインタラクティブなアート体験

          研究の背景と目的 筆者は日韓のハーフとして生まれ、自己認識や文化的アイデンティティに関する深い悩みを抱えています。どこにも属せないという孤独感から、マルチアイデンティティを持つアーティストの研究に関心を持つようになりました。ホー・ツーニェンは、東南アジアの歴史や神話、自己認識と文化的アイデンティティをテーマにした多層的なインスタレーションで国際的に評価されている現代アーティストであります。 今回はホー・ツーニェンの最新展覧会「Agent-A」を写真論や映像論の観点から分析

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          レノンが流れるロックカフェ

          「レノンが流れるロックカフェ、濡れもす予感いろんな女 corner 可憐な女ばかり」 KUWATA BAND の楽曲「スキップ · ビート」 そんなロックカフェ、こんな令和の冷酷な時代にあるかーい、と思いながらぬるーい毎日を過ごしていたら、あったんです。レコンが流れるロックカフェが。 それから常連さんになり、よく通うことに。お店の名前が「レノン」ではなく「リンゴ」であること以外は、何一つKUWATAの歌うエロスあふれる世界観とズレることがない。そもそも、自分を含む大多数

          レノンが流れるロックカフェ

          Chat GPT4o に声にしないはず思考を話してみた

          「Chat GPT4o」が登場した。 かなりリアリティのある会話ができるようになっていた。「Chat GPT 4」が情報を効果的に収集し、整理させる「道具」だとしたら、「Chat GPT4o」は身体を持たない「精神性」のように感じた。まさに「AI:Artificial Intelligence(人工知能)」の定義に対して、等身大の性能が揃った感覚。 日ごろ、脳内の「分人」と対話している思考の感覚を「声を上げる」あげて「Chat GPT4o」に語りかけると、「音声」で言葉を

          Chat GPT4o に声にしないはず思考を話してみた

          命に吹かれたそよ風のような言葉 |入学式

          大学院生になりました。 入学式は仕事が終わらず、やむを得ずオンラインから参加することにしました。 リアリティを空回りしている リアルを愛するけど、リアリティという虚像らしき超現実の中で生きている感覚。空回りばかりしている。例えるなら、美しい花に心癒されるけど、水をあげて愛でることはできていない状態。手に触れられない、そんな形のない愛に意味があるだろうか。 「愛するとは」という問いに深く思いを巡らせると、深い海に沈んでいき苦しくなるので。この話は一旦さておき。 入学式の

          命に吹かれたそよ風のような言葉 |入学式

          粛々と | コーヒー・サウナ・夜勤

          2024年3月の1か月間。 私は自分自身にある挑戦を課しました。 それは、毎朝7時に起きて、夜の12時まで、ただ黙々と仕事し続けてみるということ ただ、時間を潰すのではなく、きちんと定量的なアウトプット量を決めて、愚直に取り組み続けました。 1週目 本来なら、動き回ることを好む私にとって、長時間椅子に座ってパソコンに向かう作業は、足腰の痛みを伴う苦痛でした。挑戦を始めた最初の週は、体も心も、かなりの重荷を感じました。 かなりしんどかったですね。体も気持ちも。 2週目

          粛々と | コーヒー・サウナ・夜勤

          サステイナブル=壊れない働き方 | 引きこもり時代の追憶 | 他者を守る臆病な挑戦者であるために

          転職、働き方の変化、大学院進学などをきっかけに、普段、感覚的にイメージしていた将来像を改めて具体的に言語化してみました。Wantedlyという求人サイトをSNSやNoteに紐づけてポートフォリオのように使用している人もそれほど多くないと思うが、今の自分のフェーズにはちょうど良いフラットフォームです。 言語化すると気持ちがとてもすっきりします。言葉にすることで、良くも悪くもやるべきことが具体化され、気持ちが少しは楽になります。 なぜ、言語化することで気持ちが楽になるか。

          サステイナブル=壊れない働き方 | 引きこもり時代の追憶 | 他者を守る臆病な挑戦者であるために

          言葉のバラード | 酷く酔っ払った日のメモ

          「3の法則」というものがあります。 人は空気がないと3分しか生きられない。 人は適切な体温を維持できなければ、3時間しか生きられない。 人は体内に水分がない状況では3日程度しか生きられない。 人は食べなければ3週間ぐらいしか生きられない という言説。 そこにもう一つの法則を加えるなら 意味がないと3秒しか生き生きと動けない。 意味を定義することは難しい。私たちは宇宙に光る無数の星屑たちの意味を計り知れない。尊い命であり、儚い時を生きるヒトという生き物が意味を規定でき

          言葉のバラード | 酷く酔っ払った日のメモ

          うまく話せないから書くしかない|書くことは存在を残すこと

          ジャズが部屋に満ち、心地よい夜。お酒を傾けながら、外の世界は暖かく、中の世界は静かで灰色。 心の彷徨、言葉の行方 そんな夜、心の中で言葉が彷徨い続ける。本当に伝えたいことを形にしようとしても、口からは心にもない雑音が流れ出るだけ。そんな言葉は、誰かの耳に届いても、その心の奥底には決して響かない。 言葉は、風に乗せられた砂粒のように、一瞬のうちにすり抜けてしまうもの。話す瞬間、私たちはその流れを捕まえようとしても、それはたちまちにして消えてゆく。だが、書くことにおいては、

          うまく話せないから書くしかない|書くことは存在を残すこと

          夜が暮れて仕事が始まる

          疲れた体を引きずりながら、いつものスターバックへと足を運ぶ。 家に帰ると寝てしまう。そんな失敗を何度も繰り返してきているからこそ、自分自身に空間の制約をかける。 大して美味しくも、不味くもないホットコーヒーを片手に。ラップトップを開き、キーボードに指を置く。 今夜も、聞いたことのない横文字の意味を調べながら、知らない仕事の領域に足を踏み入れる。一つのプロジェクトを終わらせたと思いきや三つほどのプロジェクトが始まる。うちの一つは、心からやりたいプロジェクト、二つは前向きに捉

          夜が暮れて仕事が始まる

          メモ書き|2期目のコーヒー豆買い付け|業務の引継ぎ|チームづくり

          はじめに。これは、日記であり、メモ書きである。 ・・・ どこか、生き急いでいる。複数の仕事をしなら、一週間に半日しか休まない暮らし方を、ここ1年以上繰り返してきた。さすがに体にも心にも息切れが来ているので、意識的にペースダウンする。 物足りなさをもの足りないままにまっすぐに受け取る。今年は厄年らしいので、控えめで動くことを徹底的に意識しようと考えた。そんな1年にしたいと抱負を掲げた2024年の1月もうすぐで過ぎ去る。 何か新しい本質らしき概念が、この上存在しないのではな

          メモ書き|2期目のコーヒー豆買い付け|業務の引継ぎ|チームづくり

          流れゆく世界内の存在として|オラファー・エリアソン展・相互に繋がりあう瞬間が協和する周期

          麻布台ヒルズギャラリーの開館記念展示として、オラファ―・エリアソン展を見てきました。 オラファー・エリアソンとは。 アイスランド系デンマーク人のアーティストであり、 光の輝きや水の揺らめきという自然現用を用いて作品を制作し、気候変動といった社会的な地球規模の課題にも積極的に関わっています。ニューヨークの川に巨大な人工の滝をつくったり、美術館の中に太陽のような光源をつくるインスタレーション作品など、想像をはるかに超えるスペクタクルな体験を届けています。実際の生活や経済に関わ

          流れゆく世界内の存在として|オラファー・エリアソン展・相互に繋がりあう瞬間が協和する周期

          焙煎納め·考え浸り事

          焙煎士としての1年 焙煎士として、過ごしてまる1年が経た。 正直に、実務の内容においては焙煎土という職人的な働き方より、プロジェクト・マネジメントのスキルが求められることの方が多い。 生豆の買い付けをはじめ、輸入、物流の動き、製造、供給まで多方面に視点を置かなければならず。豆を焼く、モノをつくるということは、この数多くの仕事のうちの一つという認識でいなければ、柔軟な仕事対応ができなくなる。 しかし、心誤って無意識的に数多くの仕事のうちの一つに過ぎないという捉え方にならな

          焙煎納め·考え浸り事

          違和感は大事に、動きながら考え続けたい理由

          今年、最も大きな学びがあったとしたら「本質」と「本質=ほんしつらしきもの」を区別し、その位置関係を把握できた気になったこと。 以前は、本質の在り方があるという捉え方をしていた。本質は不変である。変わらず、ずっとありのままに、不動の状態であると想像していた。 しかし、実際は目まぐるしく変化する表象の引力にひかれて、深々とゆっくりと変容している。例えるなら、大陸移動のようなスピードで。これのスピード感の変化を「深変(ふへん)」と名付けて考えている。 だとすれば、在り方で捉える手

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