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度々旅に出たい衝動に駆られ ついチケットを取ってしまう

転職と退社 そして大学院

気づかぬ間に一度、転職をしていました。

一度目の転職は、ひよこ社会人としての背伸び。ひよこながら業界を俯瞰してみると、あえて弁証法的な動きをして経験を積んだ方が良いのではないかという問いがありました。個人と組織の間で、過大評価や過小評価が生じているのではないかというモヤっとした疑問と、それを補えなかった対話不足が原因でした。自分の素直さの欠如もありましたし、少し自分に酔っていたり、組織というものにドラマを求めすぎていたり。

しかし、人生に関わるすべての人に感謝するというポリシーを守れた、円満な転職だったと振り返ります。まだ関係性が続いていますし。

そして、二社目の会社。これは、よくある言い訳かもしれませんが、タイミングや相性、コミュニケーションなどが原因でした。誰が良し悪しではなく、寄り添い合おうとしましたが、このままでは切れてしまうことが見えるまで伸びて縮む気がしない輪ゴムのような状態だった気がします。

それでも、人生でこれ以上自分を追い込んだことはあまりなかったと少し誇れるぐらい頑張った気はしました。結論としては、退社することに。

そして今、社会的には大学院生であり、フリーランスのライター?しかし、高度な資本主義社会の中で、馴染めない真面目な私は気持ちはニートに近い感覚です。そんなリアリティの中を生きています。ただ、一旦、3か月ほどはこのニートな気持ちに素直になることにしています。既に現時点で今年は労働基準法による休日以上働いている気がしてきて、うん、頑張った。少しは映画を見たり、本を読んだり。そんな時間を過ごしながら、ひねくれた大学院生生活を過ごしても社会悪にはならないでしょう。

社会悪って何におびえているのか、自分でもよくわかりません。

なんやねん。社会悪って。何におびえているのでしょうか。

理由はよくわからないけれど 猛烈に美術館を巡る旅に出ることにした

ともかく何かをしているふりでもしておきたい。一度、同調性が高く働くしかない構造から抜け出して、素直に新しい風を自分の中で吹き込みたいという衝動にかられました。

結局、旅に出るときは、毎回こんな理由をこじつけて飛行機チケットを取ってしまうもの。旅に出る前の目的とか理由は虚像で、どちらかというと旅先での意味付けや体験の方がリアリティが増します。まあ、必ずドラマな体験が伴うとは保証できませんし、それは保険会社のプランにも取り入れないほど「素敵な体験」とはイメージであり、基本的には曖昧で想像を超えてくる傾向にあります。

ただ、一応、芸大に通ってコンテンポラリアートや批評を研究している者としては、講義中に並ぶ「ビエンナーレ」など、横文字が並ぶ美術館の正体を暴きたいと思いました。たまたまヨーロッパに友人が多く泊めてもらえるという円安ながら旅に出られる口実もあります。

という訳で、8月から10月は何か国かの美術館とビエンナーレを徹底的にめぐることにしました。こんなこと、時間のあるうちにしかできません。

以下に暫定のスケジュールと訪問先を記載します。

まだアートに関する知識が浅いため、一つ一つの詳細については頑張って感想文を書こうと思いますが、どこまでやれるかはわかりません。逆に参考資料があれば、おすすめを頂きたいです。

まとまりのない文章ですが、私は地に足をつけて生きているのでしょうか。それとも風に揺られてふわっと浮遊し彷徨っているのでしょうか。思うようにうまくいかないことを「よし」とする言い訳がましい大人だなという自覚だけはありますが。

スケジュール

韓国

ソウル

「フリーズ・ソウル」は大学院の仲間たちが行く模様なので、一緒に行ってみることに。アートフェア自体あまりいったことがないので、一つ良い標本となる体験ができればうれしい。

韓国で行ってほしい美術館といえば、サムスンが運営する「リウム美術館」が上がるらしい。

光州
タイミングよく「光州ビエンナーレ」にもいけそう。「二コラ・ブリオー」がディレクターを務めるらしい。


イギリス

ロンドンでは、一度はいってみたかった「テート・モダン」へ。確か、オラファ・エリアソンの展示を見て、彼について調べている中で知ったような記憶が。

合わせて調べると「テート・ブリテン」もある模様だったので名画を鑑賞しにいってみる予定。


イタリア

パレルモ→ナポリ→ローマと移動しヴェネツィアへ

ヴェネツィア自体いったことがないので、楽しみでしょうがないけど、ビエンナーレ期間が重なったことはとても幸運だ。

東欧

ハンガリーのブダペスト、オーストラリアのヴィーン、チェコのプラハを旅行予定。おすすめの展覧会などがあればいきたいが、あまりわかっていないので、基本的には観光が主になるかなと。

ドイツ

ベルリン
「ハンブルガーバンホフ現代美術館」は、元々、駅舎だった場所を活用しているとか。

「KINDL現代アートセンター」は元々醸造所だった場所にオープンした比較的に新しい現代美術館らしい。

ドイツといえば、なんとなく「バウハウス」のイメージが強い。案外、宿泊もお手頃な価格でできる模様。


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