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2021年10月の記事一覧
現代を「鬼滅の刃」で読む(捌):一緒にご飯食べよぅ
人間は動物です。でも、ほかの動物と人間らしさを分かつものは何でしょう。
いろいろありますが。いま、一つ上げるとしたら「ご飯を一緒に食べる」です。
動物界では、食事は単独でするのが一般的です。ご飯を盗まれないように安心できる草陰に持って行って食べます。確かに食事をしているときには、意識もそちらに持っていかれて、攻撃も受けやすくなるでしょう。
人間の場合、テーブルを囲んで、相手の顔を見ながら食べ
現代を「鬼滅の刃」で読む(肆):一つできれば万々歳!
不確実性がますます高まる現代社会において、リスクテーキングしながら進んでいくためには、自分軸を持ちながら判断材料となる情報の分析や収集が必要です。
我妻善逸は泣き虫でしたが、育ての親である師匠(じいちゃん)に厳しくも優しく鍛えられました。優しさの中で厳しく鍛えられることは自分軸の形成にとって大切だと思います。
善逸:「誰からも期待されない。誰も、俺が何かを掴んだり、何かを成し遂げる未来を夢見て
現代を「鬼滅の刃」で読む(参):カナヲと童磨ー視点取得の不可能性ー
物事を様々な視点で捉えることは大切です。「視点取得」は、簡単に言えば相手の視点を借りて(想像して)物事を捉えることです。しかし、どうにも「視点取得」が難しい相手も存在します。逆に、相手から見れば「こちらの視点」こそ理解不能と思うのでしょうが。
この視点を「認識のフレームワーク」と言い換えても良いでしょう。このフレームワークは一人ひとり違います。夫婦の間でも違います。夫婦の場合は何年かつきあってい
現代を「鬼滅の刃」で読む(壱):愛をとりもどせ
「鬼滅の刃」と書きながら、「愛をとりもどせ」は「北斗の拳」の歌ではないかと思いつつ、連れずれなるままに硯に向かうのです。
小学3年生の息子が、テレビの影響を受けたのか、子ども部屋にしまい込んでいた「鬼滅の刃」のコミックを取り出してきました。その辺に置いておくものだから、ついつい開いてしまったではないですか。
私はパラパラと観ながら、やはり、作者からのひとつのメッセージを受け取りました。コミック