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「破天荒フェニックス」かなり面白いです。

「破天荒フェニックス」田中 修治著の作品です。

メガネメーカーであるオンデーズを再生させるお話です。

会社を再生するのってこんなに大変なの?って
思うくらい、何度もピンチがやってきます。

結構、文量ありますが、会話が多いのでそこまで
長く感じないのと、とにかくピンチの連続なので、
どんどんと引き込まれていきます。

オンデーズの社長である、田中さんの著書ですが、
作家さんですか?というくらい、
描写などもしっかりした内容です。

起業したいという人以外にも、
なんかチャレンジしたいな
なんか人生にやる気を起こしたいな
という人には、かなり感化される本です。

何度も資金ショート

もともと10億を超える借金を抱えてのスタート。

いろいろなアイディアにて、躍進し、
黒字化となるのに、
何度も資金ショートのピンチになります。

しかし、そのピンチをしのぎながらも、
そこに怯んで足がすくまず、
どんどんチャレンジします。

チャレンジすることにはお金がかかります。
しかし、チャレンジするのです。

しかも、ものすごいスピード感で判断します。

私は今、大手不動産会社におりますが、
こんな判断はありえません。

市場調査、競合他社との比較、事業収支、スケジュールなど
あらゆる調査をし、そして資料を用意し、
社内の経営者や、リスク管理部署に承認を得て、
決裁を判断する会議を数回通過し、
やっとひとつのプロジェクトをスタートできます。

しかし、田中社長は少ない調査で、あとは勘と勢いで、
プロジェクトを進めることを決めてしまいます。

私が社長であったら、資金繰りだけに頭がいっぱいになり、
これだけのチャレンジをすることはできないでしょう。

そもそも、これだけの債務超過の会社を買うことは
しないでしょう。。。

しかし、ライバル会社への挑戦の中で、ライバルよりも
とにかくスピードとひるまずチャレンジすることは
武器になるということが、よく分かる本です。

スタートアップ企業が大手企業に勝つには、
アイディアと、あとはスピードとやり通す力なのだということが
よくわかります。

現場に近いところでの判断

まだ、30代の若い社長ですが、気取ったところがありません。

オンデーズは企業再生のため、当初から店舗数がありましたが、
待つ営業をしている販売員の前で、
社長自ら、店頭で声を張り上げて客引きします。

他にも、車1台で全店舗を視察にまわります。

まずは、自分があとから入ってきたメンバーとして、
受け入れてもらうところからスタートするのです。

社長という立場で、会議室から指示するのではなく、
現場にどんどん入っていく、

しかし、この姿勢が社員たちにだんだんと
活気を呼ぶのです。

そして、その思いが、客にも伝わり、
関係会社にも伝わります。

何度もある資金繰りのピンチも、捨てる神あれば
拾う神ありというのがぴったりなくらい、
社長の思いに感化された関係会社が助けてくれるのです。

そして最後は、とにかく借金を返せと、
苦しい時に全く助けなかった、
銀行が態度を変えるさまは爽快ですね。

海外進出

「全品半額」にて、売上を伸ばしてきたが、
コスト競争であれば、大手が強く、
いつまでもそれで戦うには厳しい将来像しか
見えない、ということからも
海外へ目を向けます。

ビジネスにおいては、どうしても今ある土俵で
いかに勝つかを考えてしまいがちです。

しかしレッドオーシャンでの戦いは、
お互いに疲弊することになり、
ブルーオーシャンを探すことは
本当に大切だと思い知らされました。

そして、せっかく見つけたブルーオーシャンも
長くは続かないことや、
先行者利益があることが分かっている社長は
とにかく、即断即決で進めていきます。

シンガポールで店舗展開を始めるのです。

人から見れば、
「日本でやっていたビジネスを、
 海外に持っていっただけでしょう?」
と、言う人がいるかもしれません。

しかし、大手には社内で決裁をとるためには
前例や競合他社が無いと、なかなか比較ができず、
ブルーオーシャンとはそういうものであるにも関わらず、
社内の決裁が通らないものです。

うちの会社でもこの記事のようになります。

実際はどうだったかはわかりませんが、
この本でも、社長の決断はイチかバチかのように書かれています。

海外にはその国の文化や習慣があり、
日本で通じたから、その国で通じるかはわかりません。

しかし、自分の感覚や思いを信じ、
とにかくスピードを重視して、突き進むパワーは
本当に凄まじいです。

資金繰りが厳しく、チャレンジも待ったなしで
成果を上げ続けなければいけないという、
そのしんどさを逆にパワーに変えている感じです。

まとめ

そして、最後は社長の人柄だと思います。

弱音を吐かないし、経理担当の方にも、
最後は社長がそこまで言うなら、なんとかしますと
言わせてしまう、人があります。

「倒れるときは前向きに!」
「目立ったもん勝ち!」
「火事を消すなら爆弾を!」

こんな言葉が出てますが、
なんか、ついていきたくなる、
強さと優しがある、社長です。

不覚ながら、何度も泣きそうになりながら、
一気に読んでしまいました。

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