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窓から見えた手を振る可愛いあの子に、手をふり返したわたしが気恥ずかしくて目を逸らしたりして、そんなときに隠れた太陽に手を振ったあの日を思い出す、柔らかい光が肌に差して、汗ばむ夏
人の幸せを願える人は、きっとその人も気づかず幸せな人。小さなことで嫉妬したり固執したりする、灰色で塗りつぶされた感情。夕涼みの風、スキップする時の鼻歌、金曜日の夜歩くコンビニまでの道。置き忘れた軽やかな歩み。朝が来る、降り注ぐ光に見えた血潮と我が人生。流れる、時間。流れる、愛。
空間が景色になるとき、そこには物語が、人生の一瞬が、ひらり舞い降り、馴染んだときで。いろんな無機質な空間を、わたしたちは景色にしていく力を持っている。人間とは、生きる絵の具みたいな愉快な存在であることを知り、涙するかなしい日すらも鮮やかに抱きしめて、ゆっくり眠ってほしいわけです。
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2/19 どんなことだって必然で偶然で、その事実に途方もなく絶望したり歓喜したりする。どうしようもないことだって人生で、そんなどうしようもない巨大な「なにか」を背負いながら生きる苦しみ。でも、それすら記憶の海で気持ちよく泳げるようになった日には、ビーチでアイスをたいらげたいよね。
有名じゃなくても、自分は心を込めてこの世にありもしなかった出来事を生んだんだ、といえる、無名の生みの親がこの世にはたくさんいて、だれもがそうである事実に乾杯。どんなふうに仕事がしたいかは、どんな生き方を選びたいか、だと思うわけです。アイスの味を選ぶのと一緒といえば一緒だし。🍨