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人事関連記事批評

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新聞や経済誌に掲載された人事関連の記事に対して、HRテクノロジー利活用の観点から批評やコメントを行い、noteの形式でまとめたものです。
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#nikkei

従業員リソースグループ(ERG:Employee Resource Group)

従業員リソースグループ(ERG:Employee Resource Group)

「ERG」は私も最近知ったばかりの言葉ですが、「Josh Bersin’s HR PREDICTIONS FOR 2021」の中でも次のように言及されていますので皆様にもご紹介します。
#日経COMEMO #NIKKEI

「ジョブ型」への道筋

 こちらの記事の中の各有識者からのコメントを引用しつつ、私見をまとめる。
 つまるところ、「継続的なスキルの習得」(Continuous Learning)がカギを握りそうだ。

1.「メンバー型」機能せず 経営共創基盤グループ会長 冨山和彦氏
現在は「GAFA」に代表される知的生産物を生み出すビジネスモデルが主流となった。企業の形も強い「個」を軸にしたものに変わっていく。

 企業側が求める「ス

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人事データ活用ガイドライン

人事データ活用ガイドライン

人事データの活用はどうあるべきか#COMEMO #NIKKEI

 この日経新聞記事の流れに沿って、人事データの活用はどうあるべきか、について私見をまとめてみる。また、HRテクノロジー・コンソーシアムが策定している「人事データ活用ガイドライン」についても紹介する。

 「情報開示が不十分」というのは非常にまずかった。
 ただ、「AIは(ブラックボックスだから)信頼できない。」という点については、「

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メガバンクもジョブ型へ

 ますます、ジョブ定義と、その一環であるスキルコンピテンシー定義、そしてそれらを「モノサシ」とした人材スキルの見える化、棚卸の重要性が増していく。
#COMEMO #NIKKEI

ソニーもジョブ型へ

ソニーもジョブ型へ

ソニーもジョブ型へ。
しっかりと激変緩和措置も講じている。
職務を全う出来ていなくても、いきなり解雇ではなく他の仕事をやってもらうように。何が合っているか、を見つけるためにはHRテクノロジーの活用が有効だ。

《初任給に差をつけるソニーの取り組みは、責任や役割に応じて報酬を変える「ジョブ型」を意識する。能力などで個別に新人の給与を決める欧米型に近づけようという試みだ。》
#COMEMO #NIK

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HRテクノロジー市場調査

HRテクノロジー市場調査

シード・プランニング、HRテクノロジーの市場規模を算出
・2019年のHRテクノロジー市場規模は1,199億円、前年比130%
・2023年には2,504億円、2019年比約2.1倍に成長

本調査結果の詳細は、2019年11月15日発刊の市場調査レポート「HRテクノロジーの現状と将来展望 2020年版」(人事ソリューション・エヴァンジェリスト 民岡 良/シード・プランニング 共著)に掲載しており

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スキルの棚卸し

スキルの棚卸し

「営業部門の50歳以上の社員を対象にキャリアの棚卸しをし、自らの能力と目標をはっきりさせる講義や役員面接を用意したところ、5人中2人が新たな職場を得た。」

って、とても良いですね。5人中2人ってのも、現実味があって良い。
ただし、「キャリアの棚卸し」というのは、「スキルの棚卸し」という粒度でやって欲しい。
そのためにはまず、企業側でスキル定義やスキルライブラリの整備をやっておかないと。

「学び

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デジタルバッジの普及

デジタルバッジの普及

企業を渡り歩いてもポータブルに使えるBADGE発行の仕組みは必須だと思う。

<<スキル情報の共有を促すしくみにデジタルバッジがある。実務講座の修了や学校の卒業など学びの記録を電子的に証明する。米IBMやグーグル、マイクロソフトなどが加盟する団体の「オープンバッジ」は代表例。SNS(交流サイト)に掲げたり、電子メールで送ったりできる。>>
#COMEMO #NIKKEI

新たな動き、「コンピテンシー評価」に再び注目が集まる

新たな動き、「コンピテンシー評価」に再び注目が集まる

東芝もついに「コンピテンシー評価」を取り入れる。
タイトルからは分かりにくいが、そういうことが書いてあります。

<<会社業績への貢献度を示す「成果評価」に加え、従業員がどのように仕事に取り組んでいるかを表す「行動評価」を導入する。行動評価は「倫理観」や「顧客志向」「リーダーシップ」などの10項目を5段階で示す。人材の特性を把握しやすくし、適切なポストに配置できるようにする。>>
#COMEMO

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テレワークと「ジョブ型」の関係

テレワークと「ジョブ型」の関係

以下は記事から引用
《「エン・ジャパンが中小企業491社を対象に実施した調査によると、テレワークの導入で難しかったこと(複数回答)は「社員の時間管理」が68%と最多。このほか「利用条件の設定」や「社員への指導・業績評価」「コミュニケーションロス」が上位だった。》

 「時間管理」が難しいならもう「時間で管理」をしなければ良い。やるべきことをしているか、が全てという世界を実現すればよい。そのための前

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