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人となり日記

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仕事やプライベートで楽しかったこと、参考にしたこと、etc日々の振り返りを通して私の人となりを共有するマガジン。
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#毎日更新

ポジティブメッセージを伝えたい

ポジティブメッセージを伝えたい

臨床現場では患者自身も医療従事者も、自身が持っている肯定的な力を気づけずにいると感じる場面が多々ある。
人は人との肯定的な関わり合いによって支えられ、自身の力を信じて発揮できた時、また人の支えとなる。だからこそポジティブメッセージの重要さを痛感する日々を振り返りたい。

在宅の現場で、肺転移のある患者さん

Aさん「トイレ行くだけでくたくただよ。このまま疲れて死んでしまうんじゃないかと思うから、元

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共感の技術チューニング

共感の技術チューニング

看護師は共感が大事だと耳にタコができるほど教えられる。
具体的に共感とはどのようなことを言うのかこれまでの経験を振り返りたい。

共感の技術、チューニング

チューニングとはコミュニケーション相手が今持っている調子・言葉の波長を合わせることであり、相手が安心感を覚え、信頼して耳を傾ける気持ちを持てるようにする働きかけのことである。
これは対患者(家族)・対同僚・対後輩への効果的な先導にも役立つ。

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アサーティブの難しさ

アサーティブの難しさ

アサーティブとは

相手と自分にとって両方OKなコミュニケーションのことである。

先日の出来事

イヤミっぽくなった反省を込めて振り替える。

【ある事例&申し送り】

日頃から大声や暴力行為のある患者さん。
穏やかな時もあり、ユマニチュードを使えば笑顔も見られる。日中は支える程度の介助が必要だが、都度スタッフを大声で呼び、失禁なくトイレで排泄できる。

夜勤帯では、おむつ外しによる失禁で

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その場レジリエンス

その場レジリエンス

レジリエンスとは

困難や脅威に直面している状況に対して、「うまく適応できる能力」を意味する言葉である。
もっと噛み砕くと、

ストレスなどの外的圧力を撥ね返す復活力

逆境や困難に押しつぶされることなく外的環境に順応していく適応力

私自身は、心の復帰力、柔らかさのことだと認識している。

未曾有のストレス社会

人類が誕生してから産業革命が起こるまでの400万年以上、人類は狩猟・採取で生活を

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コロナとドナー登録

コロナとドナー登録

【コロナ禍】献血、骨髄移植に打撃

「献血、骨髄ドナー協力者の深刻な減少が続いています。」3月2日、日赤のホームページにこんなタイトルの呼び掛けが載った。

2月15日~4月19日に実施するはずだった献血会1829件が中止され、6月末までを含めると3000件以上が中止となった。

国内では毎日3000人余りが輸血を受け、1日当たり約13000人の献血協力が必要とされているが、現在日赤のホームページ

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自信の正体

自信の正体

「もっと自信を持って」「自信満々なのもちょっと…」

1度は言われたことあるのではないか。
仕事ができる先輩は「私はまだまだ未熟者」と謙遜する場面がある一方で、入職仕立ての新卒看護師さんが「仕事覚えられて楽しいです!」と自信に漲っている場面がある。

つまりこの自信というのは、能力や実績に全く関係ないことが分かる。謙遜上手な先輩は心をすり減らしていないのか。
自己主張が得意な後輩はなぜ周りから傲慢

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レントゲンがカッコ良い

レントゲンがカッコ良い

X線が出る画像検査ことレントゲン

頭部・胸部・腹部・骨の異常所見を検査するレントゲンとは実は人物名のことであり、本名は「ヴィルヘルム・レントゲン」ドイツ人である。

物理学を専門に日々実験と検証を行い、ある日放射線の一種「陰極線」を調べる。完全に光を遮断する分厚いボール紙で囲った真空管に電流を流したところ、離れたスクリーンに光が漏れていることを発見。
よく分からない謎の光線=X線の発見である。

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【報連相症候群】

【報連相症候群】

一般企業でもうんざりするほど聞く報連相。研修で聞かされ上司に言われ部長からは報連相はどうなっているんだと怒鳴られる。
なぜうんざりするほど聞く報連相に頭を悩ませるのか。本来の報連相とは何なのか、共有したい。

報連相の本来の意味

そもそも報連相とは1986年現SMBC日興証券会長山崎富治氏が提唱した考え方「ほうれんそうが会社を強くする」がベストセラーとなった。

この著書の目的は「風通しの良いコ

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