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アサーティブの難しさ

アサーティブとは

相手と自分にとって両方OKなコミュニケーションのことである。

先日の出来事

イヤミっぽくなった反省を込めて振り替える。

【ある事例&申し送り】

日頃から大声や暴力行為のある患者さん。
穏やかな時もあり、ユマニチュードを使えば笑顔も見られる。日中は支える程度の介助が必要だが、都度スタッフを大声で呼び、失禁なくトイレで排泄できる。

夜勤帯では、おむつ外しによる失禁でシーツを取り換えなければならなかったがそれも拒否。防水シーツをベッドに敷き詰めて、車椅子に移った時点で防水シーツを取り替えた。

【相手の意見】
常に拒否や暴力もあるため、女性だけの夜勤帯など怖くて対応ができない。日勤帯の終わり頃から抑制着をスタッフが多い内に着用させてシーツが濡れないようにして欲しい。

【私目線の意見】
夕方からの抑制着はトイレでの排泄をできなくさせ、不穏に繋がる。
低栄養もあるため失禁による褥瘡のリスクも高い。防水シーツで対応出来るのであれば、それ以上の対応は行わなくても良く、不穏を起こさないように夜過ごしてもらうことが求められるのではないか。

しかし、日曜日はスタッフの数も少なく、忙しさから普段行われている身体拘束カンファレンスが行われずに、相手側の意見で抑制着を着せさせてみようとなった。

私は慌ててしまって「看護側が管理しやすいだけの看護になってないか」問いかける。

患者さんのイライラしている様子とトイレに行けず叫び続ける患者さんを横に「ほらやっぱりね」とイヤミっぽくなってしまった。

どうすればアサーティブになったのか。

・やる前にいるメンバーだけでも話し合いの場を設けて、慌てずに意見交換が必要だった。

・急いで結論を出さない提案。
(人の少ない日曜日に答えを出すより、師長も在籍のもと話し合える週明けに答えを出すのはどうか等。)

・ほらやっぱりねは完全に未熟者。意見が通らなかった腹いせのような行動。やってみたら不穏になったという事実を評価して
「明日に繋げよう」と爽やかに言いたかった。←ここ反省。

どのコミュニケーションにおいても

相手からの提案があった場合のアサーティブスキルは
・自分の意見をまとめているか
・落ち着いているか
・答えは急ぐ必要があるか

心がけたいものです。

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