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なんで営業やってるの?
これは、営業職で疲弊しきった夫と、営業が嫌すぎて退職しかけた妻による、「営業とは何なのか」を探し求めた7日間の記録である。
はじまりは一本の電話
営業職の夫は、プラットフォームサービスへ掲載する加盟店の契約をとるのが仕事だ。「食べログ」の掲載店舗の契約をとってくるようなイメージだ。基本業務はテレアポ。業務の9割は電話をかけることと言っても過言ではなく、常に誰かと電話している。夫と私は同じ会社の
和風だしカレーで先輩を落とした話
企業努力が進んだカレールーは、誰が作ってもそれなりの味になる。カレールー自体の配合が完璧すぎて、下手に隠し味を入れるとバランスが崩れてしまうほど完成度が高いらしい。
大学生で初めて一人暮らしを始めた私も、カレールーに絶大な信頼を寄せていた。学部の友達何人かと家で勉強する時も、誰が言わずともお昼はカレーを作ると決定していた。そもそもちゃらんぽらん大学生の我々に、料理のレパートリーがあるはずもない。
どうして自分の評価を下げることばかり言ってしまうのか。
自分で自分の評価を下げてしまう人がいる。
「私なんて大したことないです…!」といった謙虚でいじらしいものとは違い、いらぬ発言で自分の評価を下げてしまう人のことだ。評価の下げ方は十人十色で、セクハラ・モラハラタイプから、人の心がないサイコパスタイプ、マナーや敬語がなっていない無礼者タイプまで、周りをドン引きさせることにおいて右に出る者はいない。
私のことである。
先日会社で行った新入社員Mさん
昇進しないなんて、もったいないよ
友達何人かと遊ぶ時、どこに行こうか、何を食べようか、多かれ少なかれ話し合いが発生する。こういう場面で、私は自分の希望を必ず言うタイプだ。「ここ行ってみたい」「このお店おいしそう」など、自分の意見を言わずにはいられない。
たとえ行きたいところがなかったとしても、誰かが出した提案が微妙だなと思った時は、「混んでそうだからこっちの方がいいんじゃない」など、代替案を携えて自分の希望を伝えた。
だが、あ
図書館と私のドキドキの2週間
エッセイを毎日執筆するようになる少し前、私は図書館に週5日通っていた。
会社近くに図書館があることを知った私は、ここぞとばかりに通った。以前のエッセイでは週1日通っていると書いたが、実際は週4日〜5日は通っていた。
だが、毎日少しづつエッセイを書くうちに、本を読む時間よりもエッセイを書く時間の方が多くなっていった。図書館に週5日通っていたのも、ある意味エッセイを書かないための言い訳だったのだ。
私の「書く意識」を変えたひと
noteを去年始めた時、毎日エッセイを書くつもりなんてさらさらなかった。毎日書くと1本1本の内容が薄くなりそうだし、書くことを義務化すると楽しくなそうだと思っていたからだ。そもそも趣味なのだから、書きたい気分の時に書けばいい。
そんな私は今、毎日エッセイを書いている。毎日投稿はしていないものの、執筆自体は毎日続けている。noteを始めたばかりの頃は、書きたい内容が思いついた時に一気に書き上げてい
noteで創作スキルが底上げされる話。
noteを始めて、書くことが習慣化した人は多いと思う。
私も、本数を重ねるごとに書くコツを掴んできて、週1日投稿から週3〜4日投稿できるまでになった。noteを始める前と比べて、書くペースは格段に上がっていると思う。それだけでも、noteを始めた恩恵は十分に受けている。
だが、noteで書くことには、習慣化よりももっと大きなメリットがあると思っている。
ほかの人の視点・切り口を学べる
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自分の人生をかけて、相手の人生に向き合う。
「引き止められたのかな」
最終出社日、頭を下げながらオフィスを出ていく宮本を見届け、同期の伊藤がぽつりとこぼした。
新卒の宮本が入社してからの2年間、伊藤と私はずっと近くで彼女の活躍を見てきた。宮本は入社当時からトップクラスに優秀で人あたりが良く、間違いなく会社の次世代を担う存在だった。でも、たった2年で辞めてしまった。
数ヶ月前、「やりたいことが見つかって転職を考えている」と相談を受けた伊
社会人3年目の後輩が、仕事をやめた。
後輩が仕事を辞めた。転職ではなく、退職した。
入社から3年間一緒に働いていたのに、辞めるほどつらかった彼女に、退職直前まで私は気づかぬままだった。
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徳永さんは、新卒入社した私の後輩だ。OJT研修の時からずっと見てきた後輩の1人で、研修の時から真面目すぎるほど真面目だった。大学時代に小説を書くなどWebメディアへの適性も高く、「絶対徳永さんメディア部署に欲しいです!」