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家族がいない時こそ、自分のために料理したい。

家族がいる時はご飯を作るけど、1人だったら作らない。自分のためだけにご飯を作るのは面倒だし、コンビニかチェーン店の牛丼で済ませちゃっても全然いい。こういう人は多いんじゃないかと思う。私もそうだった。

だけどここ最近、1人の時こそ料理をしたいと思うようになってきた。家族が飲み会や予定があって晩ご飯がいらないとわかると、「何を作ろうかな!」とテンションが上がっている自分がいる。家族がいる日といない日で何が違うのか、私が考える「家族がいない日に料理したい理由」をしばし紹介させてほしい。

(1)家族が苦手な食材を使える

家族が苦手な食材や、作ってもあまり喜ばれないメニューがどのご家庭にもあると思う。家族の人数に比例して苦手な食べ物も増えるから、全員に喜ばれるメニューを作りがちだ。そうなると、好きだけど普段あまり使わない食材や作らないメニューを、誰しも持ってるんじゃないだろうか。

我が家の夫はほとんど好き嫌いがないが、きのこを入れまくると微妙な顔をするし、クリームシチューやクリームパスタのようなまったりした料理は好まない。

私はきのこがあればあるほど嬉しいし、クリーム系もたまに食べたくなる。だけど夫には不評だから、2人の時には作らない。だから、1人の時にきのこたっぷりクリームパスタを作ったり、カレーにきのこをたくさん入れたりする。いつもよりたくさんのきのこを独り占めできるのは、ささやかだけど、1人の時ならではの幸せだ。

(2)外食・買い食いより安くて健康

1人で晩ご飯を食べるとなると、チェーン店でささっと食べる、コンビニやスーパーのお惣菜、冷凍食品を食べるといった選択肢になるんじゃないだろうか。

どの選択肢にも共通しているのは、自炊よりもお金がかかる上、添加物や油がたくさん使われていることだ。自炊なら1食200〜300円でお腹いっぱいになるが、外食も買い食いも500円〜1000円はかかる。色持ちを良くするための添加物や、美味しく感じさせるための砂糖や油もたっぷり使われて濃い味だ。

家族の都合に合わせて使わなくていいお金を使い、とらなくていい毒をとる。こんなにもったいないことはない。凝った物じゃなくていい、納豆ご飯でもいいから、自炊した方が自分のお金も健康も守れる。

(3)自分のためのご飯はとっても贅沢

最後に、自分のためのご飯はとっても贅沢だ、ということを伝えたい。私が1人の時でもご飯を作ろうと思ったのは、YouTubeで見たVlogがきっかけだった。

自分の食べたいものを、好きな音楽を流しながら調理して、お気に入りの食器とカトラリーを使っていただく。1人の食事なのに、こんなにちゃんと料理してるんだ...!と驚いた。自分のためだけにご飯を作って食べる時間は、とても優雅で贅沢に映った。

今までテキトーに済ませていた一食も、こんなに満足感のある一食になるのか。私もやってみようかな、と気軽に始めたおひとり様クッキングも、今では当たり前になっている。自分の好きな食材を好きな味付けで調理して、好きなだけ食べる。残したら悪いかなとか、食べ過ぎかなとか、1人の時はそんなこと気にしない。それも1人の良いところだ。

とはいえ、毎日料理してるから1人の時こそ料理をお休みしたい人もいると思うし、料理の時間を他のことにあてたい人もいると思う。だから、1人の時に料理するのは、元気がある時や気分が乗った時だけでいいのだ。

1人の時だからこそ贅沢にできる料理、気が向いたらぜひ試してみてほしい。

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