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高井宏章 雑文帳

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徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
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2019年6月の記事一覧

出勤三景 人生紙芝居

出勤三景 人生紙芝居

今朝、出勤時に出会った風景が印象的だったので、初めて携帯から投稿してみる気になった。日記風投稿も初めてだな。

最初に、おや、と思ったのは、マンションの植え込みで休んでいるおじいさん。70代だろうか、杖をついて、帽子をかぶって、一休み、という風情だった。
ちょっと遅れ気味だったので、その横を私は足早に通り過ぎた。そのとき、何気なくおじいさんの視線の先を追うと、綺麗な花が咲いていた。
植物全般に疎い

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人生に句読点を打つように note開始1年で思うこと

人生に句読点を打つように note開始1年で思うこと

noteを初めて1年が経ちました。まずはめでたい。早かったなー。
そこそこキリが良いことに、タイトル画像のように、累計ビューはちょうど25万を超えたところ。某投稿が11万ぐらい占めてますが。
つらつらと、noteをやって良かったな、と思うことを残しておきます。

「継続しようと思わないで継続する」は力なり今朝、1本投稿したら、こんなポップアップが出た。

ほぼ半年、毎週、切れ目なく投稿していること

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服用注意の劇薬 『イスラム教の論理』

服用注意の劇薬 『イスラム教の論理』

本稿は光文社のサイト「本がすき。」に6月18日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。

イスラム教について関心を持つ人なら、読んでおいて損はない本だ。聖典コーランとイスラム法という「土台」から導き出せるイスラム教のロジックについて、精緻な論を展開している。
特に、近代的な国民国家や西欧的価値観と「イスラム教の論理」が本質的には相いれないものだという認識を持っておくのは

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電子書籍と「紙の本」はカニバらない

電子書籍と「紙の本」はカニバらない

本日6月22日土曜日、愉快な経験があり、表題のような私見について確信を深めたので、シェアしたく存じます。

まさかのAmazonトップ20返り咲き高井さんの朝は、寝床でのツイッターのタイムラインチェックで始まる。
ニュースや話題のハッシュタグをざっと見ると、「おカネの教室」と「高井浩章」でエゴサーチをする。ネットへの寄稿の読まれ具合のチェックや、本の感想への返信が目的だ。
下の投稿のように、私は「

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八村塁より先にNBAの度肝を抜いた日本人

八村塁より先にNBAの度肝を抜いた日本人

2019年6月20日(日本時間21日午前)のNBAドラフトで、八村塁選手が一巡目9位指名を受けた。
田臥勇太、渡邊雄太に次ぐ、日本人3人目のNBAプレイヤーの誕生だ。

快挙も快挙、間違いなく日本のバスケの歴史に残る日である。
日本人初のドラフト一巡目指名、しかもトップ10ピック入り、そして、日本人初の"Yuta"じゃないNBAプレイヤーの登場は、全国のnon-Yutaなバスケ小僧に希望の光を与え

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恒例投稿ネタアンケート!フォロワー2000人記念!

恒例投稿ネタアンケート!フォロワー2000人記念!

今朝、noteのフォロワーが2000人に達しました!
大変、大変、喜ばしい。
1000人、というか、500人になるまで11カ月。そこから1カ月弱で2000。
キテます、高井浩章さん。
ビューも伸びてまして、ありがとうございます!

ちなみにツイッターのフォロワーも2000に届きそうでnoteとどちらが先か、という状態でした。

ツイッターが約1980、noteが1800くらいのところからnoteが

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「不良品」などいないが、孤独は人を喰う ある連続殺人犯の父の手記

「不良品」などいないが、孤独は人を喰う ある連続殺人犯の父の手記

2019年5月28日、川崎市で痛ましい無差別殺傷事件が起きました。
被害者とご家族など関係者にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
以下の文章は敬称略とします。

広がる殺傷事件の波紋20人もの死傷者を出し、犯人が自ら命を絶った川崎市の事件は、様々な反応を引き起こした。
話題になったのはタレント松本人志のテレビ番組での発言だ。

「人間が生まれてくる中で、どうしても不良品っていうのが何万個に1個、こ

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noteがキテるのか 高井浩章がキテるのか それが問題だ

noteがキテるのか 高井浩章がキテるのか それが問題だ

来ている。ビッグウェーブが。
何がって、高井浩章さん(私です)のnoteフォロワー急増の波である。
この投稿のおかげで急増の謎は解けた。

要は、新規にアカウントを作ったユーザーがお好きなジャンルや話題を選ぶと、「こんな人、いかが?」と提案する仕組みになっていて、その「公式オススメ」に入ったという話であった。ありがとうございます。

5月半ばに500弱しかフォロワーがいなくて、「急増に困惑している

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幻想を解く本音トーク 『誤解だらけの人工知能』

幻想を解く本音トーク 『誤解だらけの人工知能』

本稿は光文社のサイト「本がすき。」に5月29日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。

副題にある「ディープラーニングの限界と可能性」についての対話を中心とした、手軽に読める格好の入門書だ。
特に「限界」についての専門家による明け透けな本音トークは、巷にあふれる「ディープラーニング万能論」や「人工知能脅威論」がいかに陳腐で安易か、具体例を挙げて指摘する痛快な読み味があ

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ドロップアウトと「子どもの貧困」のリアル

ドロップアウトと「子どもの貧困」のリアル

独選「大人の必読マンガ」案内(13)
古谷実『僕といっしょ』
ネットに教育コンテンツがあふれる時代に、子どもを学校に行かせる必要があるのか。小学生YouTuberの不登校を巡って議論が巻き起こっている。
画一的で旧態依然とした日本の教育への失望もあり、賛否は割れているようだ。
一方で、日本の子どもの6~7人に1人が相対的貧困状態にあり、経済格差が教育格差につながる根深い問題への関心も高まっている。

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