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『足るを知る』ということの真実とは
足るを知ろうとすると、自身の欲望の種類の際限の無さに気づく。
量的には、欲望が充足されなければ、やはり足らない。
足ることは、完全には知れないのであって、足るを知ろうとすることは、自身の欲望に向き合うことであって、自身の欲望の種類・質・量については、結局死ぬまでわからないのではないか。
自分探しは終わらない。
加治伸行 『 論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』 : 単なる「理想主義」に非ず
書評:加治伸行『論語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典』(角川ソフィア文庫)
いまさら『論語』である。
と言っても、若い人にはピンと来ないのではないだろうか。『論語』というのは「年寄りが好きそうな、古臭そうな中国哲学」くらいの印象しかなく、実際にどんな「傾向」のものかということまでは知らない。というのも、すでに長らく『論語』について語られることが、めっきり無くなったからである。
私が若い
講談社学術文庫『老子』二周目。ビギナーズナントカ『論語』も合わせて読んでるので、なかなか進まない。読み飛ばし追うだけの癖があるので、専ら精読を心掛ける。
老子は、貧しい人々に寄り添う一面が強いのでほないかと。貧しいと感じやすく緊張しやすい。
ビギナーズナントカ・文庫『論語』
子曰く、とは、現代語に訳すと、「老先生は(こう)おっしゃられた」くらいの意味らしい。
老先生、浮世離れしながら、同時に軽率でおっちょこちょいなところがあり、私には非常に魅力的な人物に感じる。