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私の芸術運動

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私が日々思うことを芸術に絡めて日々を眺めたり、答えを出したり、出さなかったり、私の日々の雑記が誰かの心のささやかなささえになれたらなと。
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#人生観

私の芸術運動70螺旋階段

最近心の中に募っていたなんとも言えない息苦しさが少し緩和されてきた気がします。

こうなって来て初めて

ああ、確か昔にも似た様な時があったなぁ!

と思うのです。

螺旋階段の様にぐるぐると上りながら少しづつ上がっていくのが人生とも言えます、横から見れば垂直に上に登っていく円錐に見えるでしょうが、真上から見るとぐるぐると回っているように見えるでしょう、時計の様にぐるぐる秒針が回りますが同じ時間は

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私の芸術運動69一等星

もう今年も終わりですか。
はやいはやい、まだ年末なんて何ヶ月も先なんじゃないと思うくらいです。

そんな事を考えながら今日もまた仕事の休憩中に上野の浅草通り沿いのドトールで珈琲を飲みながらこの記事を書いているところです。

ここ2ヶ月くらいはめっきりインスピレーションも静まり返っていて私自身心を無くしてしまったんじゃないの?と思うくらいに静かです、情熱的な人生とはとても言えないものになっています

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私の芸術運動67宇宙にて

最近正直人と会うのが億劫で、生活のための仕事もなんとなく流作業の様になってしまっている

内にこもって自分の内面だけで葛藤しているでもなく、外ばかりに目がいって劣等感に苛まれているわけでもなく、ただ無気力とまではいかないがあまり今の自分に関心が持てないでいるのが最近の自分である。

人生がつまらないと思っているわけでもなく、ただ今は、人生が間延びしてしまっている様な、浮世離れしてしまった様な、そん

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私の芸術運動59全てが何かの過程でしか無い

普段できていた事がなぜができなくなってきたように感じる今日この頃。

コロナの療養を終えて体の倦怠感も抜け切らぬまま、雨が降れば偏頭痛があり、言い訳にも聞こえるかもしれないがとてもいい状態とは言えない、しかしとっても悪いわけでも無い、頭もぼんやりとしていて身体が自分の体じゃ無いようなそんな違和感を覚えています。

日々の疲れもあるでしょうがとりあえず年末までは踏ん張ってなんとか乗り越えてゆきたいと

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私の芸術運動57同調

昨日は最近の奇妙な出来事をご紹介いたしました、正直私の芸術運動にはなんら関係ないことのように思えますが、実は日々の積み重ねが私の芸術を作り上げている事には変わりありません、というより人間を作り上げているんですね

生まれる前から自分という人間の根源的な部分はある程度決まっていて、そこからの人生での体験によって肉付けされ、今の私がいると私は考えています、全くまっさらということはないと思うのです、不思

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私の芸術運動53無限の中の有限

私は絵を描き芸術家を志ざしている者ですが、よくよく考えてみると芸術とはなんなのでしょうか?

芸術という文字に惑わされず、つまり芸術とはなんのことを指すのか?について考えてみたいと思います

自分は芸術家になるんだーと意気込んでいてもじゃー芸術家とはなんぞや?と問われると確かに私は何になろうとしているのだ?と考えずにはいられません。

絵を描く事が芸術の全てではないですが、芸術といえば画家、と連想

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私の芸術運動44流水

昨日とはうってかわって今日はかなり心が軽やかです。

新作の絵画の方もそれなりに進んでいます、進み具合が順調か?といえばそんなことはありませんが自分なりにうんうん、言いながら描いています。

正直世界情勢がまた怪しい感じになってきましたので落ち込んでもいられんなぁという気持ちがあるのは事実です、昔誰かが言いました

「世界を変える気のない芸術家は辞めたほうがいい」

まぁーこれは極論ですが確かに例

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私の芸術運動40いずれ辿り着く

気付いたらもうこの記事も40記事目!

この40という数字には特に意味はなく、記事同士にもなんの繋がりも見られません、連作なのではなく、私が日々芸術になぞらえて何を考えているのか?という雑記くらいの価値しか無いのです。

しかし

私が生きている間か去った後かは知りませんが、いつか私の絵画の鑑賞を通してか、私のこの芸術運動の記事を通してか知りませんが、私という人物に誰かが辿り着くだろうということだ

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私の芸術運動37芸術の完成

部屋に落ちていたアンリマティスの画集を手に取り私はパラパラとめくっている

画集を持っている時点で私がマティスに少なからず刺激を得ている事は言うまでも無いが、実際は自分でもマティスの何がいいのか?はわからないでいる

それに私がマティスに影響を受けて絵を描いているとは言い難い、とても真似できたものでは無いし

他にも部屋には画集が何冊も隠されている

例えば長谷川利行やゴーギャン、マルケにシャイム

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私の芸術運動33「思い出す」

思えば昔から私は自分の人生を誰よりも一番そばで見てきました

まだ30年生きてきた若造ですが思い返すと本当にたくさんのことがありました、その内容の濃さに我ながら感心いたしますがそれは誰もが一緒なのでしょう。

それに私自身が忘れてしまった空白の期間も含めて人生はここまで続いてきたのです、思い返せば楽しいことばかりでは無いですが、それでも楽しかったと私は思っていますし、これからもそうなると確信してい

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私の芸術運動23四畳半を狭めるもの

私の仮想現実の四畳半のアトリエについて前回の記事で書きました

起きて半畳描いて二畳寝て一畳

そう考えれば四畳半はかなり広い、無限の広がりを感じます、私にはもったいないかもしれません。笑

描いても二畳なら、他の2.5畳は如何様に?

この四畳半を狭いと感じるか広いと感じるか?

そこに心のゆとりというものが生まれる気がいたします。

心のゆとりとは平常時に平穏に暮らすとから始まり、抑圧時でも自

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私の芸術運動④モチーフとの対話

私の芸術運動④モチーフとの対話

前回の記事の続きでです、どうぞよろしく。

前回まででアレやこれやと色々自分の人生観の様なものを書き連ねて来ましたがここからはやっと自分が形にしてきた絵画に話を移してゆこうと思います。

自分の描いた絵を通して私が表現したいものを文章としてここに残そうと思います。

とはいえ、独学で油絵を始めてから何やかんやで6年間が経ちました、コロナが流行して画歴の半分は沈黙状態でしたが絵は細々と描き続けてきま

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