『うらはぐさ風土記』(中島京子)読了。 日常。それは決して永遠じゃない。 人も街も物事もすべては変わっていかざるを得ない。 でも悲観することもない。 光の当て方を模索することで 新しい希望が見えてくるのだから。 ゆるやかな暖かい繋がりが 疲れた心にじんわり効いた。
『やさしい猫』が非常に刺さったため,手に取った #中嶋京子 の短編集。小学低学年の“わたし”が親の仕事事情で預けられた,近所の喫茶店で出会った風変わりだが憎めない,孤独を醸し出す大人たち。“恋だけが,人から境界を奪う。恋だけが,階級も国籍も年齢も性別の壁も越える”…甘酸っぱ名言
結婚にまつわる6の短編。どんでんやイヤミスではない、でも予想なんてさせない術らかな語りと着地で全話最高だった。若い時に読んでいたらこんなに好みだと思わなかったかもね。始まりの2頁でうわぁ・・何でこの本読んじゃったんだろ・・って鬱々したけどw怖いのは1話目だけでwあとは静かでいい。