慶應義塾大学出版会 Keio University Press

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学術書・教科書を中心とした本を出版しています。本の立ち読みや、書店フェア、臨場感のあるイベントレポート、こぼれ話などを発信していきます。草の根活動としてゆるく、でも、言葉は熱く語ります。https://www.keio-up.co.jp

マガジン

  • 全14回連載:『結婚の哲学史』

    結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないかーー。九州産業大学で哲学を教える藤田先生による結婚と哲学に関する論考を特別公開します。

  • 三田文學note

    『三田文學』編集部によるマガジンです。 『三田文學』(発行:三田文学会 発売:慶應義塾大学出版会)という文学の雑誌を作っています。 発行は季刊、つまり一つの季節に一冊、年4回、1・4・7・10月の12日頃から新刊が発売されています。  最新号についてのご紹介、雑誌作成の裏側で生まれたこぼれ話、イベントに関してのレポートなどをお届けしていく予定です。

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  • みんなの感想まとめ

    慶應義塾大学出版会の本について書いてくださった感想・ご紹介を随時追加していきます。 皆さんありがとうございます!

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    書評が掲載されたり、受賞したりした本の中から、話題の本を月ごとに紹介しています。

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連載第5回:『結婚の哲学史』―ヘーゲルによる近代的結婚観の完成 (とその不可能性)

 結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないか。昨今、結婚をめぐってさまざまな問題が生じ、多様な議論が展開されている現状について、哲学は何を語りうるのか―― 九州産業大学で哲学を教える藤田先生による論考。今回は近代的結婚観を完成したと言えるヘーゲルの結婚論を説明します。 ↓これまでの連載はこちらからご覧ください ***  では、ヘーゲルの結婚論を見ていこう。先ほども見たとおり、『法の哲学』(実際に刊行さ

    • 連載第4回:『結婚の哲学史』第1章―第1節 ヘーゲル

       結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないか。昨今、結婚をめぐってさまざまな問題が生じ、多様な議論が展開されている現状について、哲学は何を語りうるのか――  九州産業大学で哲学を教える藤田先生による論考。今回は第4回、第1章の1節を公開。論考はいよいよヘーゲルへと向かいます。ぜひご一読下さい! ↓これまでの連載はこちらからご覧下さい! *** 第1章 ヘーゲルヘーゲル・ナポレオン・ベートーヴェン ゲ

      • ◉三田文學編集部と私◉ 「生きた化石」を飼う

        出版社などの編集部で働く人が、どんないきさつでそこに辿り着いたか、そんな話を聞けたら面白いのではないか… 今回は三田編集部員のMさんに、ご自身の経験を綴って頂きました。 ***  寒い日が続いておりますが、皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか。  はじめまして、編集部員Mと申します。ふだんは大学院の博士課程で人と物の境界からアメリカ文学を研究しております。先日初めて学会発表なるものを体験しました。  そしていつも編集部では書評を書く仕事をいただいたり、三田文學の会員

        • 【試し読み】『隠された芭蕉』

          寂びることなく、未踏の旅へ 次代の新しい表現を切りひらく芭蕉論 芭蕉の俳句は、言葉で一つの世界を創り出そうとする強靭な意思に満ちあふれている。 子規・虚子らの近代以降の俳句観によって、実作者や研究者に注目されてこなかった「隠された芭蕉」の表現方法に注目し、次代の新しい表現を切りひらく芭蕉論『隠された芭蕉』。 このnoteでは、著者の髙柳克弘さんによる「あとがき」を特別に一部公開いたします。ぜひご一読ください。 *** あとがき 本書は、大学時代の修士論文をもとにして

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          【試し読み】「人はなぜ、裏切られても信じるのか――」。信頼の謎に迫る『信頼と裏切りの哲学』

          2024年2月の新刊、永守伸年さんによる『信頼と裏切りの哲学』から「序論」の全文を公開します。人が人を信頼するメカニズムを、ホッブズ、ヒューム、カントを手がかりにして、哲学的に考察する意欲作です。ぜひご一読下さい。 *** 序論 信頼の謎を掘り起こす 日常に隠された謎  信頼には謎めいた力がある。わたしたちを結びつけ、社会に秩序をもたらす。その力の一端は、もし信頼がなかったとしたら、と問いかけてみたらわかるかもしれない。  さまざまな信頼がさまざまに抱かれている。人間

          【試し読み】「人はなぜ、裏切られても信じるのか――」。信頼の謎に迫る『信頼と裏切りの哲学』

          連載第3回:『結婚の哲学史』序論―第3節 結婚の形而上学の三つの公理

           結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないか。昨今、結婚をめぐってさまざまな問題が生じ、多様な議論が展開されている現状について、哲学は何を語りうるのか――  九州産業大学で哲学を教える藤田先生による論考。今回は第3回、序論の第3節を公開します。 *** 第3節 結婚の形而上学の三つの公理結婚の現在――自由を求める気持ち、安定を求める気持ち  さて、このような脱構築的な眼差しで結婚の哲学史というものを見

          連載第3回:『結婚の哲学史』序論―第3節 結婚の形而上学の三つの公理

          【試し読み】『日韓ポピュラー音楽史』

          あっという間にお正月が過ぎてもう2月ですね。みなさんは年末のNHK紅白歌合戦をご覧になったでしょうか。日本の音楽デュオYOASOBIとK-POPアイドルたちの華やかな共演に注目された方も多かったかもしれません。実は、いまや世界的人気のK-POPアイドルと新時代のJ-POPの躍進の裏には、数十年にわたる日韓のアツい歴史があったのです。 この歴史を丁寧にひもといた金成玟著『日韓ポピュラー音楽史――歌謡曲からK-POPの時代まで』をこのたび刊行しました!  noteでは「はじめに」

          【試し読み】『日韓ポピュラー音楽史』

          連載第2回:『結婚の哲学史』序論―第2節

           結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないか。昨今、結婚をめぐってさまざまな問題が生じ、多様な議論が展開されている現状について、哲学は何を語りうるのか――。  九州産業大学で哲学を教える藤田先生による論考をこれから数回に亘って特別公開します。今回は第2回として序論の第2節を公開します。 *** 第2節 結婚を脱構築するとはどういうことか 脱構築とは何か  なぜ結婚について哲学(史)的に考える必要があ

          連載第2回:『結婚の哲学史』序論―第2節

          【イベント案内】「三田文學読書会 三つの顔を持つ作家 瀬戸内寂聴」

          こんにちは、編集部員Sです。宮島正洋さんに、瀬戸内寂聴氏の文業についてお話ししていただくイベントのご案内です。 ■講師プロフィール■ 宮島正洋 慶應大学在学中に遠藤周作編集長の「三田文学」で編集者となり、卒業後、新潮社に入社。 新潮社退社後に出版社アートデイズを設立して編集長となり、編集者生活48年の間に、 小林秀雄、大岡昇平、井伏鱒二など、昭和の大物作家たちと出会う。 瀬戸内寂聴さんとは、彼女の60代後半から80代初めまで15年ほど交流し、 その経験を講演などで語っている

          【イベント案内】「三田文學読書会 三つの顔を持つ作家 瀬戸内寂聴」

          【試し読み】『陰謀論はなぜ生まれるのか』

          アメリカ連邦議会議事堂襲撃事件はなぜ起こったのか? 世界中を震撼させた「Qアノン」現象の根源に分け入り、権威や既存メディアに疑問を抱き陰謀論を信じる人々の深層に迫る傑作ノンフィクション『陰謀論はなぜ生まれるのか』。 このnoteでは、「訳者解説」を一部公開します。 ぜひご一読ください。 *** 訳者解説 本書は、2021年に出版されたマイク・ロスチャイルドのThe Storm Is Upon Us: How QAnon Became a Movement, Cult,

          【試し読み】『陰謀論はなぜ生まれるのか』

          連載第1回:『結婚の哲学史』序論―第1節

           結婚に賛成か反対か、性急に結論を下す前に、愛・ 性・家族の可能なさまざまなかたちを考える必要があるのではないか。昨今、結婚をめぐってさまざまな問題が生じ、多様な議論が展開されている現状について、哲学は何を語りうるのか――  九州産業大学で哲学を教える藤田先生による論考をこれから数回に亘って特別公開します。今回は第1回として序論の第1節を公開します。 *** 第1節 なぜ結婚を哲学しなければならないのか クサンティッペの浴びせかけたもの  「家族」や「結婚」は、哲学

          連載第1回:『結婚の哲学史』序論―第1節

          【書評に出た本】2023年12月

          12月に書評掲載されたをご紹介します。 ■安藤礼二【著】 『井筒俊彦 起源の哲学』哲学の最高峰、井筒俊彦のベールを剥ぐ―― 没後三十年を迎える今、著者は二十年に及ぶ研究と独自のインタビュー調査にもとづき、その謎に満ちた生涯と思想の全貌を描き切る、待望の井筒論。 ↓noteにて「はじめに」の試し読みができます。 ↓ 書籍の詳細はこちらから ■門田岳久【著】 『宮本常一〈抵抗〉の民俗学 ――地方からの叛逆』宮本常一は敗北したのか ポスト高度経済成長期の日本において、疲

          『三田文學』2024年冬季号(156号)のご紹介

          こんにちは!編集部員Aです。能登地方の大地震被害に遭われた方々、現地にお知り合いのいらっしゃる方々にお見舞い申し上げます。 1月12日より『三田文學』2024年冬季号(156号)が発売されました。 ① 今号のラインナップご紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ② 見どころポイント 今号の特集は、生誕120年の瀧口修造。諏訪哲史氏、カニエ・ナハ氏をはじめ各世代の創作者が、深い敬意を込めた文章を寄せてくださいました! 毎年恒例の、24歳以下の若手作家の応募作品か

          『三田文學』2024年冬季号(156号)のご紹介

          【記事転載】学術書のデザインを、再発明しよう!(阿部卓也)

          第77回毎日出版文化賞〈特別賞〉と第45回サントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞した、弊社刊『杉浦康平と写植の時代』。おかげさまをもちまして売上も好調に推移しまして、第3刷も出来上がっております。 この度、さらに東京TDC賞2024 エディトリアル・ブックデザインカテゴリーにも入選したことを記念しまして、著者の阿部卓也氏が『大学出版』133号(2023年2月、【特集】「学術書」をデザインする)に寄稿されたエッセイ「学術書のデザインを、再発明しよう!」を以下に転載いたします

          【記事転載】学術書のデザインを、再発明しよう!(阿部卓也)

          雑誌『教育と医学』(2024年1・2月号)「特集にあたって」「編集後記」公開

           雑誌『教育と医学』の最新号、2024年1・2号が、12月27日に発売されました。今号の特集は、特集「生きる力を育む子育て──『令和の子育て』を考える」です。  新学習指導要領では、「生きる力」の理念の実現のため、学校現場における指導面などで、具体的な方策の確立が謳われています。では、その「生きる力」を育むために、いま家庭ではどのような「子育て」が求められ、実践されているのでしょうか。本号は、少子化やICT技術の進展が急速に進み、また「VUCA」と呼ばれる時代における「令和の

          雑誌『教育と医学』(2024年1・2月号)「特集にあたって」「編集後記」公開

          序文公開 『The Work of the Future−−AI 時代の「よい仕事」を創る』 デヴィッド オーター【著】/デヴィッド・A ミンデル【著】/エリザベス・B レイノルズ【著】/月谷 真紀【訳】

          経済成長理論に関する功績によって、1987年のノーベル経済学賞を受賞したロバート・ソロー(Robert Merton Solow)氏が12月21日に99歳で亡くなられました。 数多くの論文や書籍で日本でもよく知られている氏ですが、弊社が9月に翻訳を刊行した『The Work of the Futrure』に序文を寄せられています。故人を偲ぶ意味でその内容を公開させていただきます。 ***  私はこれを2021年1月最後の週に書いている。60年前のちょうど今頃、私は家族で

          序文公開 『The Work of the Future−−AI 時代の「よい仕事」を創る』 デヴィッド オーター【著】/デヴィッド・A ミンデル【著】/エリザベス・B レイノルズ【著】/月谷 真紀【訳】