【書評に出た本】2023年3月
3月に書評掲載された本を紹介します。
■モリス・バーマン【著】/込山 宏太【訳】『神経症的な美しさ――アウトサイダーがみた日本』
アメリカとの葛藤のなかで進んできた日本近代。その功罪の原因を探究する。
アメリカ型の拡張主義的な資本主義の限界を越える「ポスト資本主義」のモデルに日本はなりうるか?
禅、民芸、京都学派、アート、オタク文化など、広範囲にわたる文化事象を参照しながら、日本人の精神史をアメリカとの接触の中でどう変容してきたかをたどり、〈日本的なるもの〉の可能性を精査