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みんなの感想まとめ

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慶應義塾大学出版会の本について書いてくださった感想・ご紹介を随時追加していきます。 皆さんありがとうございます!
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記事一覧

【読書日記】「自分自身があまりにも大きな謎」なことを知っても、見るべきは世界であ…

 2月が誕生日で33歳になります。その前にしておきたいことを考えて、ミラン・クンデラ「冗談…

さとくら
1か月前
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『フェミニスト経済学』から政治・経済・歴史を捉え直す⑥

(①はこちら、②はこちら、③はこちら、④はこちら、⑤はこちら) 史料の読み方が変わる金井…

美とミソジニー|馬場紀衣の読書の森 vol.36

ひっきりなしにお腹をしめつけるワンピースとか、気の抜けないヒール靴とか。メイク、ファッシ…

光文社新書
3か月前
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『談 no.125 特集 ゆらぐハーモニー …調性・和声・響き』/源河亨『悲しい曲の何が…

☆mediopos2911  2022.11.6 最新号の『談 no.125』の特集は 「ゆらぐハーモニー …調性・和…

KAZE
1年前
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ひれふせ、女たち 読感

いつもの読感です。この本 ・本のほとんどをミソジニー研究にしている ・それがアメリカの、…

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新任紹介/大尾侑子【メディア研究として「地下出版」をみる】

 2022年4月に本学に着任しました、大尾侑子です。「メディア論」「比較メディア史」の講義科…

【オススメ図書⑨】卒業論文のこと考えてますか 2022

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。 提出の締め切りが近づいている4年生はもちろん,3年生のみなさんもきっと気になっている「卒業論文」。 「卒業論文って何なの?」という素朴な疑問から,具体的な作業のプロセス,洗練された論文に仕上げるための最終チェックに至るまで,みなさんをサポートしてくれそうな本を集めました。(昨年の選書から数冊入れ替えをしています。) 今回の記事では,卒業論文を書く時に参考になる基本書や紹介します!卒論の参考書選びに迷って

『美とミソジニー』出版をめぐって

『美とミソジニー 美容行為の政治学』シーラ・ジェフリーズ(著) GCジャパン翻訳グループ(訳)…

Gwen
1年前
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中国料理が喚起したアジア各国のナショナリズムーミニ読書感想「中国料理の世界史」(…

研究者岩間一弘さんの「中国料理の世界史」(慶應義塾大学出版会)が興味深かった。中国料理を…

読書熊
1年前
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『中国料理と近現代日本』『中国料理の世界史』

2019年10月10日、公益財団法人味の素食の文化センターの2018年度の「食の文化フォーラム」の記…

俗語半解
1年前
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【第1回】文化の闇鍋会レポート 『アート・ワールドって何?』

皆さんはじめまして。 立教大学大学院社会学専攻 小泉ゼミ所属、修士1年の齋藤です。 私たち…

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~蚕は人と自然の間の存在~ 社会学博士・沢辺満智子さんのおはなし

お久しぶりの投稿になります。SILKKIの作り手である、川上です。 最後の投稿からまた随分と時…

SILKKI
1年前
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「民俗学の思考法」を読んで

東京大学の岩本教授らによる現代の日本における民俗学を学ぶ人への入門書となる一冊です。本書…

はまだ
2年前

第1回 『長与専斎と内務省の衛生行政』

小島和貴(総合研究所長/法学部教授) 新型コロナウイルスで注目を集めた保健所。その元となる仕組みを明治時代に作ったのが、初代内務省衛生局長の長与(ながよ)専斎(せんさい)(1838-1902)です。これまで日本行政研究の一環として長与専斎の研究に取り組み、この度、『長与専斎と内務省の衛生行政』(慶應義塾大学出版会)を執筆した小島和貴教授に、本書について、また、長与の功績や現代に通じる教えを伺いました。 ■日本の衛生行政の基礎を築いた長与 長与をひと言でいえば、日本で衛生