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みんなの感想まとめ

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慶應義塾大学出版会の本について書いてくださった感想・ご紹介を随時追加していきます。 皆さんありがとうございます!
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記事一覧

『十四億人の安寧 デジタル国家中国の社会保障戦略』慶應義塾大学出版会 2024/09

   尊敬する片山ゆき先生(ニッセイ基礎研主任研究員)が、このたび単著を慶應義塾大学出版…

【書評】「狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅」(中澤雄大 中央公論新社)、「スヌーピーがい…

出版社を退社した30代はじめから、資料を読み込んだりすることもあって、365日のうち何らかの…

地域医療の経済学

教わって購入した本。非常によくできている。日本医療の問題点が的確に指摘されている本だ。も…

「週刊金曜日」(2024年3月29日号)に金成玟『日韓ポピュラー音楽史』(慶應義塾大学…

K-POPが日本の日常的な風景の一つとなって、どれくらいが経つでしょうか。というものの、じつ…

長瀬海
7か月前
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【読書日記】「自分自身があまりにも大きな謎」なことを知っても、見るべきは世界であ…

 2月が誕生日で33歳になります。その前にしておきたいことを考えて、ミラン・クンデラ「冗談…

さとくら
8か月前
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『フェミニスト経済学』から政治・経済・歴史を捉え直す⑥

(①はこちら、②はこちら、③はこちら、④はこちら、⑤はこちら) 史料の読み方が変わる金井…

美とミソジニー|馬場紀衣の読書の森 vol.36

ひっきりなしにお腹をしめつけるワンピースとか、気の抜けないヒール靴とか。メイク、ファッション、美容整形など女性がそうすることを社会から期待される美容行為のなかには、美しさと引きかえに身体への負荷を求めるものがある。こうした美容行為は男性による支配であり「有害な文化習慣」で、女性の従属を促進している。西洋中心的で男性中心的な価値観に美の規範を押しつけられた女性たちは、男性消費のフェティシズム的な興味に合わせて体を変形させているのだ。 という著者の痛烈な批判は、いささか強引な主

『談 no.125 特集 ゆらぐハーモニー …調性・和声・響き』/源河亨『悲しい曲の何が…

☆mediopos2911  2022.11.6 最新号の『談 no.125』の特集は 「ゆらぐハーモニー …調性・和…

KAZE
2年前
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ひれふせ、女たち 読感

いつもの読感です。この本 ・本のほとんどをミソジニー研究にしている ・それがアメリカの、…

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新任紹介/大尾侑子【メディア研究として「地下出版」をみる】

 2022年4月に本学に着任しました、大尾侑子です。「メディア論」「比較メディア史」の講義科…

【オススメ図書⑨】卒業論文のこと考えてますか 2022

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。 提出の締め切りが近づ…

『美とミソジニー』出版をめぐって

『美とミソジニー 美容行為の政治学』シーラ・ジェフリーズ(著) GCジャパン翻訳グループ(訳)…

Gwen
2年前
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中国料理が喚起したアジア各国のナショナリズムーミニ読書感想「中国料理の世界史」(…

研究者岩間一弘さんの「中国料理の世界史」(慶應義塾大学出版会)が興味深かった。中国料理を…

読書熊
2年前
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『中国料理と近現代日本』『中国料理の世界史』

2019年10月10日、公益財団法人味の素食の文化センターの2018年度の「食の文化フォーラム」の記録、「食の文化フォーラム」37、西澤治彦(1954年~)編『「国民料理」の形成』(ドメス出版、本体2,500円)が刊行された。 2019年12月25日、「慶應義塾大学東アジア研究所叢書」、岩間一弘(1972年~)編『中国料理と近現代日本:食と嗜好の文化交流史』(慶應義塾大学出版会、本体5,200円)が刊行された。 序章「日本の中国料理はどこから来たのか」(岩間一弘) 第Ⅰ