福光 寛 中国経済思想摘記

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福光 寛 中国経済思想摘記

https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/873613e0a4a88f21e1f128e4548cda7a 8/18-8/24 2158v; 7/25-8/24 7714; 23/8/25-24/8/24 54091; 8/24 08:54

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  • 書庫を閉じる前に

    本棚の古い本を中心に記録してゆきます。https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/166ad076cdda4396189fce22416ffe8b

  • 経済経営用語摘記

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/90cdfe6f80c4620e7ee5f9accd7e07c0 ほか。用語と欧文人名を採録。

  • 中国に関連して生じた事実

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/7cc5e1ad373775c11668b88a748c64a6 政治的文化的側面を中心に年代順に採録。

  • 私の東京案内

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/d9a67ddc8dd6cee344b91ed806f465fa  路線別下車駅ごとに記載。

  • 陳独秀、胡適、顧准

    陳独秀(1879-1942)を中心。胡適(1891-1962)、顧准(1915-1974)も扱う。

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斉藤美彦 ホモ・クアンティフィカンスと貨幣:「価値形態論」から「負債論」へ 2024/10/05報告のご案内

公益財団法人政治経済研究所の研究会のご案内 日時 2024年10月5日(土)午後2時―4時(質疑の関係で延長あり) 講師 斉藤美彦 大阪経済大学経済学部教授 論題 ホモ・クアンティフィカンスと貨幣:「価値形態論」から「負債論」へ 種別 現代経済研究室・金融問題研究室共催研究会 公開 参加方法 研究所HPあるいはPEATIXより申込 無料です   申し込まれた方に開催日前日夜、ZOOM情報などを配信します 【概要】 グレーバーは、『負債論』において「物事を割合として比較するの

    • Debt State Capitalism REFERENCE: 1948-2024

      債務国家資本主義 Debt State Capitalism  まず債務(負債)と資本主義については、かなり昔から両者の結び付きについて指摘がある。さらに近年、貨幣論の世界で、債務と貨幣との関係が議論されている。  資本主義を説明するには、それが生まれる前の封建時代と比較する必要がある。封建時代には王様(封建領主)がいて、土地は封建領主に支配されている。人々は身分(貴族ー市民―農民など)に分かれて生活していて、農民は土地に縛られている。資本主義になるとこうした身分制が解体され

      • 言論人、曹興誠に注目

         台湾の言論界を強力に牽引している一人に曹興誠がいる。企業家であり、台湾から中国に渡って成功した一人なので、かつては親中派と目された。一度、中華民国国籍を捨ててシンガポールに渡った曹が、再び中華民国国籍を取得して台湾に戻り、台湾独立運動の先頭に立って久しい。中国がビジネスを通じた利益誘導で台湾を併呑しようとたくらむなか、曹のような企業人が台独運動の先頭に立っている意味は小さくない。年齢を重ねた曹が、運動の先頭に立つ気概は、私も年齢を重ねたので自分なりに理解できる。 曹興誠 

        • 台湾のエネルギー事情

           10年近く前に台湾を旅行したときに、連日、反原発の住民運動が報道でとりあげられていた。考えてみると、台湾は日本と同様に地震が多発する島国である。原発の立地に適切な土地は、日本と同様に限られるはずだ。そして脱原発政策が定められた。その後、中国との緊張が高まる中で、中国による海上封鎖が行われた場合、輸入に頼る天然ガスや石炭の備蓄は数日しか持たない、という問題の指摘も繰り返されている。  ところで中国による武力侵攻が現実的でないとする根拠の一つとされることもある台湾の半導体産業(

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          青鳥行動:すでに起きている台湾有事と言論人、明居正

           中国政府は、台湾の立法院(議会)を混乱させることを狙っているようにみえる。立法院(議席数113)では国民党52に対し、民進党51で与党である民進党が数の上で少ない。2024年5月、柯文哲率いる民衆党8は国民党について、立法院の権限を強化する法律の通過を図ったー、これは結果として総統の権限を弱めることになるー、これに反発する「青鳥行動」とよばれる民衆運動が生じた。結論としては、一部が可決されたという。なおこのような立法院での混乱は今後も続くことが予測されている。  ところで台

          青鳥行動:すでに起きている台湾有事と言論人、明居正

          矢板明夫説三道四 習近平会不会打台湾? VOA 2024/06/20

          矢板さんの説三道四で、この重要問題についての解説があったので改めて掘り起こして見た。冷静で道理を尽くした分析。台湾に矢板さんがいて、こうした冷静な分析を台湾から発信していることの意味は少なくない。ただただ敬服するばかりだ。

          矢板明夫説三道四 習近平会不会打台湾? VOA 2024/06/20

          Monetary Theory REFERENCE: 1913-2024

          貨幣論Monetary Theory REFERENCE: 1913-2024 新しいものから古いものへ(in reverse chronological order)。 斉藤美彦『ホモ・クアンティフィカンスと貨幣 「価値形態論」から「負債論」へ』丸善プラネット 2024/08 清水真志「現代マルクス貨幣論の論点~その最新の成果の検討~」『専修経済学論集』58(3) 2024/03 1-76 Yoshihisa IWATA, "Towards the New Theory

          Monetary Theory REFERENCE: 1913-2024

          華視三国演議 中国製造業即将衰落 中国経済悪化 2024/08/10 & 08/17

          華視三国演議を2本続けてみた。中国の経済分析では、冷静に落ち着いた分析を聞きたいと思っていたので丁度、この2本が今の気分にあてはまった。司会進行は汪浩。毎回、ゲストが加わり、その分析を披歴する。そこに矢板がいつも聞き手として参加し、中国政府=中国共産党の指導者の言動や動向についてコメントするほか、矢板の視点を加え分析が深まる形。 8月10日の会は易富賢が、8月17日は陳松興がゲストスピーカー。8月10日は最初に汪が欧米による中国の生産能力過剰批判に、中国はなお生産能力を高める

          華視三国演議 中国製造業即将衰落 中国経済悪化 2024/08/10 & 08/17

          中国外宣被打臉現場 Leonard 2024/08/12

          たまたま、聞きほれたのはイギリス在住の著名なジャーナリストMehdi Hasanと中国の鄧小平の通訳を務めたVictor Gao(高志凱)との公開の席でのやり取り。Victor Gaoも様々な厳しい質問が出る不利な席によく登場し、中国の立場を奮闘して説明している。ただこれを見ていると、やはりわたしたちと中国の立場とは遠いと言わざるを得ない。この映像はALJAZEARAで放送したものに、中国語の翻訳をかぶせたものだろう。2024年8月12日に発信されている。被打脸はメンツ

          中国外宣被打臉現場 Leonard 2024/08/12

          都是之假的我們被騙了!国共両党掩蓋歴史真相 公子沈 2024/02/10

          今日は、最近よく見る動画サイトの一つ「公子沈Mr.Shen」で、沈による劉仲敬の『遠東的線策 西方秩序的輸入与中国的演変』八旗文化 2017/06刊の解説に聞きほれた。これはその前編で蒋介石が台湾に逃げ込むまでの経緯を、劉に従って説明している。中国革命の支援者であったはずの日本が、いつの間にか、中国の敵国になる経緯を、日本が変わったわけではなく、中国が変わったのだ、中国は形成過程にあったのだ、とする説明は説得的。最後のところで、もともとソ連の意向にそって日本軍と戦っていた蒋介

          都是之假的我們被騙了!国共両党掩蓋歴史真相 公子沈 2024/02/10

          矢板明夫説三道四 習近平去哪儿了? VOA 2024/08/14

          矢板さんの「矢板明夫説三道四」をVOAでときどき見ている。流暢な中国語にいつも聞きほれる。肝心の中国内輪情報というか分析は、深くて正直なところは勉強になる。これは2024年8月14日発信されたばかりだ。説三道四はあれこれおもいつくまま語るといったことだろうか。

          矢板明夫説三道四 習近平去哪儿了? VOA 2024/08/14

          専訪阿古智子 VOA 2024/08/10

          たまたま阿古智子先生へのインタビューを見て、深く心が動いた。このインタビューは2024年8月10日に発信されている。

          専訪阿古智子 VOA 2024/08/10

          中文書店としての 誠品生活日本橋

           多くの人がそうであるように、私も台湾台北に行くと誠品書店信義店を訪ねた。それほど店の作り方に魅力があった。その誠品書店が日本橋に進出したのは2019年9月のこと。  しかしその後、私は日本橋に出ても、三越や東宝シネマが北限で誠品書店日本橋を訪ねることはなかった。なお誠品書店日本橋といったが、正式な店名は誠品生活日本橋である。書店を核に文具をはじめとする生活用品を販売している。問題は日本橋と言ってもかなり北にあって、日本橋から向かうと微妙に遠いのだ。ところで昨日、地図を見て「

          中文書店としての 誠品生活日本橋

          遇見書房

           酷暑の中、早稲田の遇見書房を訪ねた。  場所は。穴八幡の鳥居がある交差点、馬場下町の交差点を、早稲田キャンパスに向かって歩く。ほどなく右側に焼き肉屋と油そば屋が並んでいるところ。油そば屋左手の階段を上がった2階にある。サインがあるが見落としやすいかも。  2階に上がり、室内に入って少し驚いた。開室されて空調も入っているのだが、店の主人がいなかった。それだけでなく、客もいなかった。ただ入口のカウンターに立札があり、主人は席をはずしているので「自助」=セルフサービスでやってく

          局外人書店

           酷暑の中、神保町に「局外人書店」を訪ねた。昨年末の開店は知っていたが、ようやく訪問できた。  訪ねて分かったことは、まずロケーションが素晴らしいことだ。地下鉄神保町のA7出口から、すずらん通りに出て、内山書店を過ぎた角を、右手へ。少し進むとファミマがある四つ角。その左手右側のビルの2階に看板が見えるはずだ。よくこの便利な場所が確保できたものだと感心した。  入店すると、座って本を読んでいたのが、主人の趙国君氏だろうか。「自由にご覧になってください」と一言、中国語で。そこでゆ

          単向街書店

           酷暑の中、1年前に銀座にできた単向街書店をようやく覗いてきた。  文芸書や、日本紹介の中国語本がある。政治とか経済を感じさせる本は見あたらない。文芸書で、日本人作家の中文や、中国人作家の日文は、内山書店などでも見られる品揃え。日本紹介のいわゆる観光用の本に目新しいものが見られる。また店内は新刊本満載を期待したが、新刊もあるが古い本も散見された。仔細に見れば発見はあろう。今日は、李渝(1944-2014)の九重葛与美少年(九州出版社2021)を見つけて、購入した。李渝は重慶に