福光 寛 中国経済思想摘記

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福光 寛 中国経済思想摘記

https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/873613e0a4a88f21e1f128e4548cda7a 8/18-8/24 2158v; 7/25-8/24 7714; 23/8/25-24/8/24 54091; 8/24 08:54

マガジン

  • 中国に関連して生じた事実

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/7cc5e1ad373775c11668b88a748c64a6 政治的文化的側面を中心に年代順に採録。

  • 書庫を閉じる前に

    本棚の古い本を中心に記録してゆきます。https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/166ad076cdda4396189fce22416ffe8b

  • 経済経営用語摘記

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/90cdfe6f80c4620e7ee5f9accd7e07c0 ほか。用語と欧文人名を採録。

  • 私の東京案内

    https://blog.goo.ne.jp/fu12345/e/d9a67ddc8dd6cee344b91ed806f465fa  路線別下車駅ごとに記載。

  • 陳独秀、胡適、顧准

    陳独秀(1879-1942)を中心。胡適(1891-1962)、顧准(1915-1974)も扱う。

記事一覧

青鳥行動にみるすでに起きている台湾有事と言論活動の重要性:明居正

 中国政府は、台湾の立法院(議会)を混乱させることを狙っているようにみえる。立法院(議席数113)では国民党52に対し、民進党51で与党である民進党が数の上で少ない。20…

矢板明夫説三道四 習近平会不会打台湾? VOA 2024/06/20

矢板さんの説三道四で、この重要問題についての解説があったので改めて掘り起こして見た。冷静で道理を尽くした分析。台湾に矢板さんがいて、こうした冷静な分析を台湾から…

貨幣論に関するREFERENCE

新しいものから古いものへ(in reverse chronological order)。 斉藤美彦『ホモ・クアンティフィカンスと貨幣 「価値形態論」から「負債論」へ』丸善プラネット 2024/08 …

華視三国演議 中国製造業即将衰落 中国経済悪化 2024/08/10 & 08/17

華視三国演議を2本続けてみた。中国の経済分析では、冷静に落ち着いた分析を聞きたいと思っていたので丁度、この2本が今の気分にあてはまった。司会進行は汪浩。毎回、ゲス…

中国外宣被打臉現場 Leonard 2024/08/12

たまたま、聞きほれたのはイギリス在住の著名なジャーナリストMehdi Hasanと中国の鄧小平の通訳を務めたVictor Gao(高志凱)との公開の席でのやり取り。Victor Gaoも様…

都是之假的我們被騙了!国共両党掩蓋歴史真相 公子沈 2024/02/10

今日は、最近よく見る動画サイトの一つ「公子沈Mr.Shen」で、沈による劉仲敬の『遠東的線策 西方秩序的輸入与中国的演変』八旗文化 2017/06刊の解説に聞きほれた。これは…

矢板明夫説三道四 習近平去哪儿了? VOA 2024/08/14

矢板さんの「矢板明夫説三道四」をVOAでときどき見ている。流暢な中国語にいつも聞きほれる。肝心の中国内輪情報というか分析は、深くて正直なところは勉強になる。これは2…

専訪阿古智子 VOA 2024/08/10

たまたま阿古智子先生へのインタビューを見て、深く心が動いた。このインタビューは2024年8月10日に発信されている。

中文書店としての 誠品生活日本橋

 多くの人がそうであるように、私も台湾台北に行くと誠品書店信義店を訪ねた。それほど店の作り方に魅力があった。その誠品書店が日本橋に進出したのは2019年9月のこと。 …

遇見書房

 酷暑の中、早稲田の遇見書房を訪ねた。  場所は。穴八幡の鳥居がある交差点、馬場下町の交差点を、早稲田キャンパスに向かって歩く。ほどなく右側に焼き肉屋と油そば屋…

局外人書店

 酷暑の中、神保町に「局外人書店」を訪ねた。昨年末の開店は知っていたが、ようやく訪問できた。  訪ねて分かったことは、まずロケーションが素晴らしいことだ。地下鉄…

単向街書店

 酷暑の中、1年前に銀座にできた単向街書店をようやく覗いてきた。  文芸書や、日本紹介の中国語本がある。政治とか経済を感じさせる本は見あたらない。文芸書で、日本人…

深澤映司 消費税の減税・廃止論をどのように考えるかー所得税との比較による論点整理ー 2024/08/26報告ご案内

公益財団法人政治経済研究所の公開研究会のご案内 日時 2024年8月26日(月)午後2時―4時(質疑の関係で伸びることがあります) 論題 消費税の減税・廃止論をどのように…

政治経済研究所名鑑 Institutes of Political Economy in Japan

「政治経済研究所」を名乗るものは政治団体を中心に多い。ここでは現存の学術研究機関に限定して政治経済研究所を名乗る組織を一覧する。組織名の英訳については、それぞれ…

消費税の機能から消費税を考える+消費税に関するREFERENCE 

地方自治体を含め、公権力=国家が存在することで、国民は、法治、防衛、教育、社会保障social security、社会インフラの整備など、様々な恩恵を受けている。その国家(…

ターミナルケア

 父が亡くなったのは2009年だから、父が亡くなって15年の歳月が流れた。前年の2008年11月の末頃、父と市民病院に行き、医者の説明を聞いた。そのとき父は87歳半ば。春先か…

青鳥行動にみるすでに起きている台湾有事と言論活動の重要性:明居正

 中国政府は、台湾の立法院(議会)を混乱させることを狙っているようにみえる。立法院(議席数113)では国民党52に対し、民進党51で与党である民進党が数の上で少ない。2024年5月、柯文哲率いる民衆党8は国民党について、立法院の権限を強化する法律の通過を図ったー、これは結果として総統の権限を弱めることになるー、これに反発する「青鳥行動」とよばれる民衆運動が生じた。結論としては、一部が可決されたという。なおこのような立法院での混乱は今後も続くことが予測されている。  ところで台

矢板明夫説三道四 習近平会不会打台湾? VOA 2024/06/20

矢板さんの説三道四で、この重要問題についての解説があったので改めて掘り起こして見た。冷静で道理を尽くした分析。台湾に矢板さんがいて、こうした冷静な分析を台湾から発信していることの意味は少なくない。ただただ敬服するばかりだ。

貨幣論に関するREFERENCE

新しいものから古いものへ(in reverse chronological order)。 斉藤美彦『ホモ・クアンティフィカンスと貨幣 「価値形態論」から「負債論」へ』丸善プラネット 2024/08 清水真志「現代マルクス貨幣論の論点~その最新の成果の検討~」『専修経済学論集』58(3) 2024/03 1-76 Yoshihisa IWATA, "Towards the New Theory of Commodity Money on Inconvertible Cred

華視三国演議 中国製造業即将衰落 中国経済悪化 2024/08/10 & 08/17

華視三国演議を2本続けてみた。中国の経済分析では、冷静に落ち着いた分析を聞きたいと思っていたので丁度、この2本が今の気分にあてはまった。司会進行は汪浩。毎回、ゲストが加わり、その分析を披歴する。そこに矢板がいつも聞き手として参加し、中国政府=中国共産党の指導者の言動や動向についてコメントするほか、矢板の視点を加え分析が深まる形。 8月10日の会は易富賢が、8月17日は陳松興がゲストスピーカー。8月10日は最初に汪が欧米による中国の生産能力過剰批判に、中国はなお生産能力を高める

中国外宣被打臉現場 Leonard 2024/08/12

たまたま、聞きほれたのはイギリス在住の著名なジャーナリストMehdi Hasanと中国の鄧小平の通訳を務めたVictor Gao(高志凱)との公開の席でのやり取り。Victor Gaoも様々な厳しい質問が出る不利な席によく登場し、中国の立場を奮闘して説明している。ただこれを見ていると、やはりわたしたちと中国の立場とは遠いと言わざるを得ない。この映像はALJAZEARAで放送したものに、中国語の翻訳をかぶせたものだろう。2024年8月12日に発信されている。被打脸はメンツ

都是之假的我們被騙了!国共両党掩蓋歴史真相 公子沈 2024/02/10

今日は、最近よく見る動画サイトの一つ「公子沈Mr.Shen」で、沈による劉仲敬の『遠東的線策 西方秩序的輸入与中国的演変』八旗文化 2017/06刊の解説に聞きほれた。これはその前編で蒋介石が台湾に逃げ込むまでの経緯を、劉に従って説明している。中国革命の支援者であったはずの日本が、いつの間にか、中国の敵国になる経緯を、日本が変わったわけではなく、中国が変わったのだ、中国は形成過程にあったのだ、とする説明は説得的。最後のところで、もともとソ連の意向にそって日本軍と戦っていた蒋介

矢板明夫説三道四 習近平去哪儿了? VOA 2024/08/14

矢板さんの「矢板明夫説三道四」をVOAでときどき見ている。流暢な中国語にいつも聞きほれる。肝心の中国内輪情報というか分析は、深くて正直なところは勉強になる。これは2024年8月14日発信されたばかりだ。説三道四はあれこれおもいつくまま語るといったことだろうか。

専訪阿古智子 VOA 2024/08/10

たまたま阿古智子先生へのインタビューを見て、深く心が動いた。このインタビューは2024年8月10日に発信されている。

中文書店としての 誠品生活日本橋

 多くの人がそうであるように、私も台湾台北に行くと誠品書店信義店を訪ねた。それほど店の作り方に魅力があった。その誠品書店が日本橋に進出したのは2019年9月のこと。  しかしその後、私は日本橋に出ても、三越や東宝シネマが北限で誠品書店日本橋を訪ねることはなかった。なお誠品書店日本橋といったが、正式な店名は誠品生活日本橋である。書店を核に文具をはじめとする生活用品を販売している。問題は日本橋と言ってもかなり北にあって、日本橋から向かうと微妙に遠いのだ。ところで昨日、地図を見て「

遇見書房

 酷暑の中、早稲田の遇見書房を訪ねた。  場所は。穴八幡の鳥居がある交差点、馬場下町の交差点を、早稲田キャンパスに向かって歩く。ほどなく右側に焼き肉屋と油そば屋が並んでいるところ。油そば屋左手の階段を上がった2階にある。サインがあるが見落としやすいかも。  2階に上がり、室内に入って少し驚いた。開室されて空調も入っているのだが、店の主人がいなかった。それだけでなく、客もいなかった。ただ入口のカウンターに立札があり、主人は席をはずしているので「自助」=セルフサービスでやってく

局外人書店

 酷暑の中、神保町に「局外人書店」を訪ねた。昨年末の開店は知っていたが、ようやく訪問できた。  訪ねて分かったことは、まずロケーションが素晴らしいことだ。地下鉄神保町のA7出口から、すずらん通りに出て、内山書店を過ぎた角を、右手へ。少し進むとファミマがある四つ角。その左手右側のビルの2階に看板が見えるはずだ。よくこの便利な場所が確保できたものだと感心した。  入店すると、座って本を読んでいたのが、主人の趙国君氏だろうか。「自由にご覧になってください」と一言、中国語で。そこでゆ

単向街書店

 酷暑の中、1年前に銀座にできた単向街書店をようやく覗いてきた。  文芸書や、日本紹介の中国語本がある。政治とか経済を感じさせる本は見あたらない。文芸書で、日本人作家の中文や、中国人作家の日文は、内山書店などでも見られる品揃え。日本紹介のいわゆる観光用の本に目新しいものが見られる。また店内は新刊本満載を期待したが、新刊もあるが古い本も散見された。仔細に見れば発見はあろう。今日は、李渝(1944-2014)の九重葛与美少年(九州出版社2021)を見つけて、購入した。李渝は重慶に

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深澤映司 消費税の減税・廃止論をどのように考えるかー所得税との比較による論点整理ー 2024/08/26報告ご案内

公益財団法人政治経済研究所の公開研究会のご案内 日時 2024年8月26日(月)午後2時―4時(質疑の関係で伸びることがあります) 論題 消費税の減税・廃止論をどのように考えるかー所得税との比較による論点整理ー 講師 深澤映司(元国立国会図書館専門調査員) 方式 ZOOM方式   参加方法 Peatixから誰でも申し込めます 参加費用500円です   なお研究所の維持会員・研究会員の方は研究所HPからお申込み下さい。   申込者には開催日前日、ZOOM情報と事前配布資料が送信

政治経済研究所名鑑 Institutes of Political Economy in Japan

「政治経済研究所」を名乗るものは政治団体を中心に多い。ここでは現存の学術研究機関に限定して政治経済研究所を名乗る組織を一覧する。組織名の英訳については、それぞれのHPから採った。なお、第2次大戦前に存在した学術研究機関としては「東京政治経済研究所(1930-1935)」がある。 学術研究機関 設立年順 公益財団法人 政治経済研究所 The Institute of Politics and Economy  1946/08/14 財団法人として設立登記  2011/10

消費税の機能から消費税を考える+消費税に関するREFERENCE 

地方自治体を含め、公権力=国家が存在することで、国民は、法治、防衛、教育、社会保障social security、社会インフラの整備など、様々な恩恵を受けている。その国家(福祉国家論)の財政を賄うのが、税金である。我々の生活は、公権力や公共サービスが存在していることで成り立っている。様々な経済取引にしても、信頼がベースにあるとはいえ、法が取引の履行を促しているともいえる。さらに、道路、通信、交通など、取引の基盤は、公権力が機能しているから、広く享受できているともいえる。

ターミナルケア

 父が亡くなったのは2009年だから、父が亡くなって15年の歳月が流れた。前年の2008年11月の末頃、父と市民病院に行き、医者の説明を聞いた。そのとき父は87歳半ば。春先から食欲不振で急激にやせていた。複数の町医者を経ての市民病院での診断は、6-7cmに肥大化した肝臓ガンの腫瘍と慢性化した間質性肺炎があり、いずれも治療困難との説明。今後体力が落ちてゆくと。その説明を父と二人で淡々と聞いた。  翌年になり、父の衰弱が目立つようになった。そこで外出の大変さを考えて、往診の医者を