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ひれふせ、女たち 読感

いつもの読感です。この本

・本のほとんどをミソジニー研究にしている
・それがアメリカの、主に白人のおそらく異性愛者、中産階級女性に対してのもの
・アメリカの、トランプとヒラリーさんの選挙についても書いているもの

であり、それをあらかじめ理解して読んだほうがいいと思います。
この本でも取り上げているけどマンスプレイニングのウザさはわかる。
なんだろうあれ。
ソンケイとスウハイを求めてるのかな、オマエはシラナイダロって思っているのかな。

また、この本やや暗い予想もあるのですが、

アメリカでこうなら日本での未来はさらに暗いだろう

とはならないような。

日本の場合は・・・?
なんだろう、日本の場合もうちょっと事情が立て込んでいる気がするので。

例えば、戦争に負けて貧しい時代、男も女もがむしゃらに働いたとか、モダンガール職業婦人がもてはやされた時代あったとか、農家のおばあさんほんとうよく働くとか、そういう話聞いたことある人いますよね。

もうちょっと身近なレベルでも、いやぁかみさんに財布握られてねとか(女性の配偶者の小遣いには色んな論やパターンありまし、どちらかの経済的DVのパターンもありそうですが)かみさんこわくてねとか(本当にDVとかは信頼できる人に相談したほうがいいと思います)そういうこと結構ネットやリアルで聞くかもですが、女性の働きにくさ、女性が自らで自分の地位や名誉を獲得するのは難しいと感じたなどを表すとかなりそうな、ならないかな。

なんか男性が女性に甘えている感じする、所感です。

あと、「大切にするから差別するんだ!」みたいな、「差別やめろというんなら大切にしないぞ!」もあるような気がします。
会社の残業一つでも、女性は夜道が危ないのに、残業しないと昇進が難しいとき、残業しない選択をしてもそうでなくても後悔が残る選択をするような人はいると思います。
というか男性だって残業遅くまでキツイでしょ。ねー。

はい!暗い話終わり!

この本を読んで、女性が認められるために

二倍努力して、でも同じ条件なら男性が選ばれがち

(描写はちょっと違うかも)
って書いてるんですけど、あくまで理想論ですが、

もうそういうの言ったり書くの、やめません?

だってそういうの聞いてわかった!わたし二倍努力して認められる!
って思う人います?あまりいない気がします。
しかも同じ条件なら男性が選ばれる、女性だってだけでマイナスに見られる。
うん、わかった。

わたし、努力しない。

ってなっちゃうのがわりとありそう。てかいる、SNSでも見る。
で、そういうのが『賢い』女としてもてはやされる、うわぁ……。

重い……。

しかもなお重いことに、この本によれば(まぁ実感としてもそう)

女性にもミソジニー思想の人がいる

女性は、同性の成功をよく思わない

らしいです。あぅ……。

で、ですね、この本の主題であるミソジニーについて、ちょっとこんな表書きました。


(※比率はテキトーで、なんの統計もとってないです、出展に使わないで下さい。その他には性的マイノリティの方を含めます、その中の比率はちょっと予想できなかったです。)

これを……。



こうじゃ!


(※出展に使わないで下さい)

説明しよう!女性のミソジニー思想、ようするに『女がいくら頑張っても~どうせ男が選ばれるんでしょ?無理』や『なに、あの女、なんか威張っててや、ワタシじゃない』『女同士の足の引っ張り合い』をなどを少なくすることで、なんかこういい感じにならないかな、って思いました!
方法までは考えてません!

てか、『選ばれる』ために『思想を変える』とか、私からは何それすぎてこの本に書かれている白人女性が遠すぎて、(日本にもいるでしょうが)女性同士の結託というわりといつものオチにしかならなかったです。

私が幸福なパターンだ、というつもりもなく、むしろこの本で描かれている白人女性は羨ましいんですけどね。
でも実際、こんな風に比率を変えていくしかなくない……?
ますます二極化して、同じ思想の人で固まっていくのかなぁとは思いました。




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