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Gender critical/関心があるトピック→TGism・買売春・ポルノによる女…

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Gender critical/関心があるトピック→TGism・買売春・ポルノによる女性客体化の弊害・代理出産・Reproductive Health and Rights・母性神話・女性の資源化・魔女狩り

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『あの子もトランスジェンダーになった』刊行中止についての諸説

『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』が刊行中止になったことがニュースになった。 ※1/26 「区議・政党関係者による言及」を追記しました。 ある編集者とのやり取りこの件について記事を書くうえで、ある編集者とのやり取りを通してわたしの考えを述べておく。 この対話の後、この編集者にはブロックされてしまった。 この本の原著は海外で話題になっていたので以前から気になっていて、翻訳版が出版されるのを楽しみにしていた。しかしその本が出版を目前

    • AERA dot.の対談記事に対する反論

      AERA dot.の対談記事リナ・サワヤマ×ちゃんみな LGBTを語る 「どうしたらお互いのハッピーにつながるか話し合う機会を」という記事(アーカイブ)を読んだら、リナ・サワヤマさんの発言に同意できない部分がありわたしはこう投稿した。 Xで書くにはとても長くなってしまいそうなので、この記事ではAERA dot.の対談記事にあるリナ・サワヤマさんの発言で同意できない部分に対するわたしの反論を述べたいと思う。 ちなみにわたしは今までリナ・サワヤマさんの顔と名前は知っていたけ

      • 十二国記④『華胥の幽夢』『黄昏の岸 暁の天』『丕緒の鳥』初読時の感想 (ネタバレあり)

        以下、ガッッッツリネタバレしているので未読の人は要注意です!! 前回までの感想はこちら。 十二国記①『魔性の子』『月の影 影の海』初読時の感想(ネタバレあり)Gwen (note.com) 十二国記②『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』初読時の感想(ネタバレあり)|Gwen (note.com) 十二国記③『風の万里 黎明の空』『図南の翼』初読時の感想(ネタバレあり)|Gwen (note.com) 読んでいる順番は以下の通り。 『華胥の幽夢』(エピソード7

        • 邦訳刊行前にIrreversible Damageについて書かれた記事のまとめ

          昨年12月に刊行中止になったIrreversible Damageの邦訳がついに産経新聞出版から『トランスジェンダーになりたい少女たち』として発売された。 この本に関してKADOKAWAで『あの子もトランスジェンダーになった』の刊行告知がされた頃から色々ネガティブな評判があった。 わたし含めて英語を得意としない人たちにとっては、原書を読んで内容を検証するのが難しかったが、出版されたことによって実際に確認することが可能になった。 「読まなくても必ず低評価投稿お願い致します

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        『あの子もトランスジェンダーになった』刊行中止についての諸説

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        • 十二国記④『華胥の幽夢』『黄昏の岸 暁の天』『丕緒の鳥』初読時の感想 (ネタバレあり)

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        • トランス活動家やアライの記録/トランスジェンダー関連
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          十二国記③『風の万里 黎明の空』『図南の翼』初読時の感想(ネタバレあり)

          この作品はネタバレしないほうが展開が読めなくて主人公に感情移入できて断然楽しめると思うので、未読の人は要注意です!! 以下、ガッッッツリネタバレしています!!!! 前回までの感想はこちら。 『風の万里 黎明の空』上・下(エピソード4)実況 上巻 ・身売りされた鈴さん、いきなり異世界に行く ・芳極国、初めて出てきた! 祥瓊(しょうけい)の父親と母親が圧政のために蜂起した州師に〇されると。 ↑〇したのは恵州候の月渓(げつけい)ね ・台輔殺すとかありなんだ…… ・白雉の足が

          十二国記③『風の万里 黎明の空』『図南の翼』初読時の感想(ネタバレあり)

          十二国記②『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』初読時の感想(ネタバレあり)

          この作品はネタバレしないほうが展開が読めなくて主人公に感情移入できて断然楽しめると思うので、未読の人は要注意です!! 以下、ガッッッツリネタバレしています!!!!いざ入国!!! 前回までの感想はこちら。 『風の海 迷宮の岸』(エピソード2)実況 ・プロローグの「雪が降っていた」という書き出し、『魔性の子』と同じだ! ・女怪・白汕子誕生☆ なんかいろんな動物が混ざっててキメラっぽくてカッコ良……ライオス(ダンジョン飯の主人公で魔物が大好きなキャラクター)が大喜びしそう ・

          十二国記②『風の海 迷宮の岸』『東の海神 西の滄海』初読時の感想(ネタバレあり)

          十二国記①『魔性の子』『月の影 影の海』初読時の感想(ネタバレあり)

          わたしはもともとファンタジーが好きで、十二国記シリーズは時々Twitterで話題になっていたので気になり、こう投稿したところ、 『魔性の子』から!とおすすめいただいたので読んでみることにしました。(※『屍鬼』は学生時代に読んだことあってすごくハマったし、わたしはオカルトや怖い話が好きなホラー愛読者で『残穢』も平気だったタイプです) 作品の性質的に、ネタバレすると楽しめないらしいし、オススメしている方たちもネタバレしないように気をつかっていたので、検索で引っかかりやすいTw

          十二国記①『魔性の子』『月の影 影の海』初読時の感想(ネタバレあり)

          『統合失調症の一族』感想

          『統合失調症の一族』を読んだ感想文です。 (※性的虐待、性暴力への言及があります) 登場人物が多いので、兄弟姉妹の名前と簡単なプロフィールを上から順に書いて、発症した順に印をつけると状況が把握しやすくて読みやすかった。 きょうだいがどんどん発症していく前半は特に壮絶。 下の姉妹2人がケア役を押し付けられるヤングケアラーのきょうだい児でもあり兄から性的虐待されている状態で、機能不全家族の問題も複雑にからみあっていて、かなり気が滅入ってしまった。 そしてさらに母親に育児をほと

          『統合失調症の一族』感想

          他称TERF流行語大賞2023下半期ノミネート集

          心に残って印象的だったり、Hum Hum……Hmmと困惑したり、弊タイムラインでざわつかれていた、2023年7月~12月の発言集です。 あくまでもわたしの観測範囲内なので内容にムラがあるかもしれません。 以前の2023年上半期はこちら。 【注意事項】 この記事は「TGismに関心がある他称TERF側のツイ廃」にしか意味が分からないような、とてもハイコンテキストな内容となっているので、文脈が理解できていない人にとっては意味不明かもしれないことを最初に断っておきます。 (※時系

          他称TERF流行語大賞2023下半期ノミネート集

          オープン・リレーションシップという恋愛スタイル

          オープン・リレーションシップ恋愛小説という触れこみの小説が目に入ったので、近ごろ話題になっているポリアモリーと関係があるのかもしれないと思い、『私の最高の彼氏とその彼女』を読んでみた。 ちなみに『僕の狂ったフェミ彼女』と同じ著者です。 読む前のタイトルだけを読んだわたしの率直な感想 ・オープン・リレーションシップ……?いわゆるヤリチン/ヤリマンなのでは……? ・「最高の彼氏」に彼女がいるって時点で次善になってしまい最高ではなくなるので、タイトルは一行で矛盾しているのでは?

          オープン・リレーションシップという恋愛スタイル

          もし他称TERFが『埋没した棘』を読んだら

          みなさんは「埋没した棘」をご存知だろうか? トランスジェンダーに関連する話題を数年追っている人はこの言葉をよく知っていることだろう。最近この話題に興味を持った人はあまり知らない方もいらっしゃるかもしれないので、今回は『埋没した棘』について取り上げたい。 「埋没した棘」とは岩波書店が発行している『思想 2020年3月号』に掲載された、清水晶子氏による論文「埋没した棘――現れないかもしれない複数性のクィア・ポリティクスのために」のことである。 何年も前の雑誌のため、現在は入手

          もし他称TERFが『埋没した棘』を読んだら

          「2023年10月26日 モーニングショーにおける玉川徹氏の発言に対する、乳がんサバイバーたちの抗議」をまとめた。 トランス女性が女湯に入ることに関する議論において、乳がんサバイバーを引き合いに出すのは、軽率であり当事者への侮辱では? https://togetter.com/li/2248620

          「2023年10月26日 モーニングショーにおける玉川徹氏の発言に対する、乳がんサバイバーたちの抗議」をまとめた。 トランス女性が女湯に入ることに関する議論において、乳がんサバイバーを引き合いに出すのは、軽率であり当事者への侮辱では? https://togetter.com/li/2248620

          「#ペドフィリア差別に反対します」というハッシュタグの背景

          【注意】この記事には「ペドフィリア」に対する擁護的な言及や、性被害者への二次加害やフラッシュバックをおこしている様子の投稿(文面)のスクリーンショット画像があります。 「#ペドフィリア差別に反対します」というハッシュタグが出回った背景8月29日頃から、Xにおいて「#ペドフィリア差別に反対します」というハッシュタグや「ペドフィリア」という言葉がトレンド入りしていた。 わたしの見ていた光景だと、「あらゆる差別に反対します」と反差別を掲げるなかで特に先鋭的な意見の人たちが、積極

          「#ペドフィリア差別に反対します」というハッシュタグの背景

          アンチ速読・スローリーディングのすすめ

          「そういえば読書そのものについての本はあまり読んでこなかったな」と思い、平野啓一郎『本の読み方 スロー・リーディングの実践』を読んでみた。 わたしはもともと本が好きで学生時代はよく図書館に入り浸っていて、特に読むようになったのは臨時収入があってkindle paperwhite端末を買って(こんな便利なものがこの世にあったとは……!!)と感動してからだ。もし電子書籍が無かったら、限られた住宅スぺースで本を買うのにもハードルが高いままで今ほど読んでいなかっただろう。 そんな

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          リベフェミVSアンフェの歴史改編闘争SF

          早川書房のセールで安くなってたし早川書房のnoteで「フェミニスト・ディストピア小説」と紹介されていたので『タイムラインの殺人者』を購入した。 で、読んだ結果どうだったかというと―― ジャンル分けするとしたら、LGBTQ(のなかでも特にTQ推し)リベフェミ寄りのフェミニズムSFで、わたしにとってはフェミニズム的なスタンスが作者と合わないので、う~~~んって感じ…… キャラクター設定や会話の内容に作者の思想が垣間見えるというか。 ぶっちゃけると、たぶんアライ寄りの人の方が楽

          リベフェミVSアンフェの歴史改編闘争SF

          ススキノの事件、各社報道まとめ(9/13 20:00まで)

          ススキノで起こった事件について、報道されたニュースのリンクを各媒体ごとに整理してみた。随時更新予定。 ※9/13 20:00まででいったん更新終了とする。 この記事を書くきっかけになったのは、わたしは以下のようにつぶやいたところ、 こういった 意見を引用でいただいたので、たしかにこの件に関しては膨大な情報がどんどん流れてくるし、どんな内容だったのかを記録したほうが良いと思ったからだ。 参考1 LGBTQ報道ガイドライン PDF lgbtq-media-gudelin

          ススキノの事件、各社報道まとめ(9/13 20:00まで)