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他称TERF流行語大賞2023下半期ノミネート集

心に残って印象的だったり、Hum Hum……Hmmと困惑したり、弊タイムラインでざわつかれていた、2023年7月~12月の発言集です。
あくまでもわたしの観測範囲内なので内容にムラがあるかもしれません。
以前の2023年上半期はこちら。

【注意事項】
この記事は「TGismに関心がある他称TERF側のツイ廃」にしか意味が分からないような、とてもハイコンテキストな内容となっているので、文脈が理解できていない人にとっては意味不明かもしれないことを最初に断っておきます。
(※時系列順に掲載)


(そう言ってしまったら、女子大は)閉経後の社会人入学もお断りしなくてはならない

過剰な排泄のジェンダー化

排泄行為自体にジェンダ-はないが、なぜか女性の排泄行為に執着する男性もいるし、異性に対する羞恥心にも配慮すべきでは。

フェミニズムの大家による「トランスジェンダリズム」という発言、大いに問題

「トランスジェンダリズム」という言葉はフルタイムMtFのよねざわいずみさんが提唱したとwikiに書いてあるし、

生まれながらの性別に違和感をもつことを、精神疾患の一種である性同一性障害と名づけることに異議を申し立て、性別の自己決定権の確立を目指す「トランスジェンダリズム」を提唱、共著書『トランスジェンダリズム宣言』(社会批評社、2003年)を編集・刊行した。

よねざわいずみさんと畑野とまとさん等による共著『トランスジェンダリズム宣言―性別の自己決定権と多様な性の肯定的』は2003年に出版されている。

それゆえ「トランスジェンダリズム」という発言自体が問題になるとは思えない。

社会的にバルネラブル

たださえ社会的にバルネラブルな状況にあるトランスジェンダーの人たちは、ジェンダースペースにずかずか踏み込んだりせず慎重にふるまっている。犯罪統計などでは、盗撮や性暴力などを行っているのは、圧倒的に、トランスジェンダーではない「ただの男性」である。
リスクや「不安」を根拠にするのであれば、むしろ差別の対象は「ただの男性」ということになるだろう。しかし、そうした「男性」といった粗い括りの属性による差別は許されない。「女性」への差別、トランスジェンダーへの差別も同様である。
差別禁止法に反対したい、つまり特定対象への差別を続けたい自民党保守派や、彼らが動員した同種のグループというどす黒い集団が、この問題の中核に存在するということは、どれほど強調してもしすぎることはない。

本田由紀先生(東京大学大学院教育学研究科教授)のコメントプラスより

vulnerable vˈʌln(ə)rəbl が「バルネラブル」になるのか……
英検準一級レベルの単語をカタカナで言われても分からない人のほうが多いと思う。わたしも最初分からなかったし。


「市井の女」論

清水晶子先生による「市井の女」論

「市井の女」が「普通の日本人」とまったく同じ機能を持つというのは能川さんの指摘通りですが、「普通の女性」という言い方自体は、フェミニズム/女性運動の内部や周辺では目新しいものではありません。

私が直接見ていた文脈だと、それこそ今世紀初頭のバックラッシュ期、「ジェンダー」みたいな外来語は「普通の女」にはわかりにくい、「LGBT」とか言われても「普通の女」には関係ない、バトラーがどうとか言ってる一部の学者はそういう話をするかもしれないけれども「普通の女」の問題はそこではない、みたいな。

マイノリティを「外来」かつ「エリート」と重ねて排除する手つきは完全に現在の「市井の女」と(そして反ジェンダー運動と)同じなのですが、それでは2018年以降のトランス排除激化において「普通の女」が引き継がれるのではなく「市井の女」が採用されたことに、どういう効果があったのか。
おそらくですけれども、SNSの女性/フェミアカウントを中心にトランス嫌悪が拡大広められていったこの時期、「普通の女」の使用はまだ微妙な抵抗を持って受け止められたのではないか。

→ この時点ですでに少なくともSNSの左派系、リベラル系、フェミ系などのアカウントの間では「普通の日本人」のヤバさはかなり共有されていたから、それと同じ言葉を使うのはあまり好ましくない。

同時に、「普通」が同性愛排除的な文脈で使われうることもフェミ系SNSでは共有されていたと思う。とりわけ「腐女子」「BL愛好」系(理由はわからないけれども初期のトランス排除はこの層にかなり食い込んでいたという観察を複数の人から聞いている)のアカウントにとっては「ノーマル/NL」表記をめぐる議論はどこかで目にしたことのあるものだった可能性も高い。
いずれにせよSNS上のトランス排除の高まりの初期を支えたフェミ系/女性系のアカウントにとって、「普通」はちょっと引っ掛かりのある言葉だったのではないか。

→ 「市井の女」を誰が持ち出したのか私は確認していないけれども、その意味ではこれはとてもbrilliantな用語選択だったと思う。
「普通」とまったく同じマイノリティ排除の機能を保持したまま、「反・外来エリート」の側面を強調しうる言葉遣いだったのだから。

「普通」の持つ多数派中心性とその裏面である少数派排除の色合いを糊塗し、つまり、すでに指摘され共有されつつあった「普通の人々/普通の女」の権力性を切り離して、むしろ自分たちを「権力や特権をもたないもの」として改めて位置付けるのに、「市井の女」は最適だったのだろうと思う。

自分たちはただのそこら辺の街に集う庶民である、だとすれば自分たちを批判し攻撃する「市井の女」でないものたちは、特権を持った自分たちとは馴染みのない存在、地に足のついていない存在であって、そのものたちの主張は庶民の生活感覚(あるいは安全意識)からは遠く離れたものなのだ、と

SHIMIZU, Akiko: "「市井の女」が「普通の日本人」とまったく同じ機能を持つという…" - ohai.social (archive.li)

かつて清水晶子先生は「埋没した棘」において、ペニスのあるトランス女性が女湯を利用することを「選びとられたわけではない近接性」や「男性器があからさまに露出されているのではなく、股にはさまれて、居合わせた女性客たちが視認できなければ通用パスできているから問題ない」かのようにいって擁護した。

わたしには、こういった意見は防犯の観点や居合わせた女性のことを考慮せずに発せられたとしか思えず、庶民の生活感覚(あるいは安全意識)からは遠く離れているのは事実なのではないか?

もし清水晶子先生が、ご自分の考え方には庶民の生活感覚が反映されているというのならば、「埋没した棘」でしたのと同じ主張を、難解な言い回しのジュディス・バトラーの文章を目くらましのごとく引用せずに、「市井の女性」たちに分かりやすい表現で広めたうえで、リアクションをみてほしい。

人権問題とトイレ問題がちがうといってもなかなか理解してもらえない😭

トイレはまさに人権問題です。

謎のベン図いろいろ

(いちからわかる!)トランスジェンダーとは:朝日新聞デジタル より

三つの円がズレてはみ出しているのは、なにか意図があるのだろうか。

※柊れいんさんは凍結された
微妙に修正されたver
シネマンドレイクさんのブログ「生物学的性別」とは? より

男性的/女性的の間に「インターセックス」が配置されている上記ベン図の問題点について指摘する。
シネマンドレイクさんはブログにて

さも当たり前のように「男の性的特徴」と「女の性的特徴」が世間では一般知識として浸透していますが、実際、この典型的な2パターンに当てはまらない状態で生まれてくる人がいます。
その人を「インターセックス(intersex)」と包括的に呼びます。
(中略)
人間には性的特徴があり、確かに「男性的」とされる性的特徴を多く兼ね備えた人もいますし、「女性的」とされる性的特徴を多く兼ね備えた人もいますが、どの性的特徴をどんな組み合わせで持つかは人それぞれ違うということです。その個別の性的特徴を「男性的」「女性的」とみなすかは社会や文化に左右されることになります。インターセックスの人々はその社会の「男性的」「女性的」の判断したあまりに単純な2パターンからこぼれ出てしまっている諸々の人たちです。社会は「出生時に割り当てられる性別=身体的な性的特徴に基づく性別」と考えがちですが、インターセックスの存在はその考えの浅さを証明しています。

シネマンドレイクさんのブログ「生物学的性別とは?」 より

と説明している。
つまり、DSDs(性分化疾患)の方たちを「男性的」でもなく「女性的」でもなく、2つの性のあいだにいるかのように表現している。
しかしDSDs(性分化疾患)当事者にとってはむしろ「男でも女でもない性」という表象こそが、むしろ社会的なスティグマや女性・男性としての自尊心を損う原因になっているという意見もある。

参照 DSDsキャスター・セメンヤ 排除と見世物小屋の分裂③「オランダ・ベルギーの調査報告で指摘されているDSDsに対する社会的偏見」 - Nex Anex DSDs:体の性の様々な発達(性分化疾患)情報サイト (hatenablog.com)

当事者がこういった社会的な偏見に悩まされているといっているのだから、まるで生物学的性別がグラデーションであるかのような例として「インターセックス」という概念を用いるのは避けるべきなのではないだろうか。

マニッシュなシス女性と同様に、トランス女性も信じてほしい

あるいは「なりすましとトランス女性、さらに言えばマニッシュなシス女性が、外見上は隣接しているという事実は否定しようがない」

自首してほしい

https://archive.li/VvNog

女性(主流派)というマジョリティ

https://archive.li/hr1rH

女性が「主流派」……?
選挙権も後回しにされてたのに?賃金格差もあるのに?
こういった発言が男性(主流派)側からなされているということが、未だに女性たちが主流派ではない証左のように思えるし、「マジョリティーとしての男性(主流派)」の存在が無視されているように感じる。
男性ならば男性当事者の立場から語ればいいのでは?

無学な方

https://archive.li/Acaa5

観音様はトランス

※このアカウントは凍結された

ジェイソン・ボーンばりの破壊力/距離取っても30メートルくらいじゃまだ全然やられっぞ

https://archive.li/iNRdj
https://archive.li/O4nNs

ジェイソン・ボーンばりの破壊力()があるらしい単独抗議の様子はこちら。

「WHO ARE YOU?」

デモが始まると、か細い声で女性の権利保護を訴える参加者に対し、抗議者側は慣れた様子で、先回りしたり、信号で足止めされても走って追いかけたりして、「なにをいっているか、分かりませーん」などと声を張り上げた。
こうした光景に通行人の多くが戸惑いの表情を浮かべる中、抗議者の1人は記者にも矛先を向けてきた。

「WHO ARE YOU?」

先ほどまで日本語で叫んでいた男性が突然、記者に英語で迫った。この直前、記者は抗議者側も含めたデモの様子をスマートフォンで撮影しており、そこに自身も映ったと懸念したようだ。

思わず社名を名乗ると、男性は「ここに産経新聞の記者がいるぞ。産経新聞の記者、こいつだ」と大声で叫ぶと、「お前は誰だ、名前を言え」と詰め寄ってきた。これに対し、記者は「社会人として丁寧な言葉を使ってほしい」と伝えた。
集団で取り囲まれたり、糾弾されたりする事態も想定したが、幸いなことに周囲は反応しなかった。男性も先に進んでいったが、記者の方を振り返って、中指を立てて、こうまくしたてた。

「好きなだけ(自身を)撮りなさい。俺が日本語をしゃべられないとでも思ったんだ。バカじゃねえの」

別の抗議者もデモの参加者に対し、「どうしようもない人生だな」などと罵倒していた。

記者に中指を立てた男性も、興奮していたがゆえの対応かもしれないが、女性のデモ活動に対する抗議者側の言葉遣いや振る舞い、初対面の記者への態度について強い違和感を覚えた。

産経ニュース
「女性トイレ守るデモに抗議する人たち その矛先は…『産経新聞がいるぞ』」より引用

青い鳥の骸

(補足すると「青空」とはblueskyという招待制SNSのことを指します)

†青い鳥の骸†……「埋没した棘」といい、なんか言葉選びがカッコ良……!

差別者は魂が悪い

https://archive.li/7VZek

「魂が悪い」って表現は左派の人たちが使ってきた表現なの?
知らなかった😅

「男性に産まれた罪」

わたしもようやくそのように、考えるようになりました。

いま!?!?

性自認がカルトなら、地動説もカルトだ

私たちはここにいる。歴史はもう戻らない、抵抗しても無駄だよ

ふふ、もっと短く書いてみな/私があなたをブロックしないのは、私はあなたのような人に恥とは何か教えてあげてもよいと思っているから

https://archive.is/dFopW

論破文化に毒された人がここにも。かわいそうに、早く成長して。

Hum Hum…(ハムハム)

https://archive.li/3QXJS


TERFはどっかいけ!

https://archive.is/apmrh

タラバガニは生物学的にはヤドカリの仲間でありカニではないが社会的には既にカニ

クマノミの次はタラバガニ?

人間はクマノミではない定期

サタンの攻撃

※1「サタンの攻撃」とは、以下スレッドに対する反論と思われる

※2 永井均先生の意見は、togetterにまとめてある一連の出来事に対するコメントである。


他称TERF流行語大賞2023下半期ノミネート集は以上です!!


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