演劇教育

【130人の「嘆きが 響いてるよ」】

奇しくも再び緊急事態宣言が発出された1月7日、秋学期の演劇公演『三文オペラ』は千穐楽からちょうど14日間が経過した。

本番が終わって翌日のクリスマスから大学は冬季休暇。大晦日に跳ね上がった感染者数に気を動転させながらも、平静を装って新年を迎え、そして戦々恐々と新年最初の授業が始まった。

正直何をしていても常に不安で心ここに在らずだった。
今日、無事だったからといって明日はその保証はない。それの

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【演劇のペーソスとユーモア】

【1】確か高校3年生の頃だったと思う。大学入試に向けてピリピリしてきた時期に、その気の焦りもあるのだろう。校内の空気が「荒れ」始めた。火災報知器がやたらとなるのである。

僕は幸いにも(?)中学で最悪の「荒れ」状態を経験していたので、進学校だった高校の「荒れ」の空気を察知するのは人一倍早かったのかもしれない。だいたい「荒れ」の兆候は①トイレや廊下が汚くなる、を経て②なぜか火災報知器が鳴る、という段

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【クリエイティブ・ラボを目指して】

あけましておめでとうございます。

今年も皆さまどうか宜しくお願い申し上げます。

しかし年が改まるというのがこれほどあくまで「暦の上」のことで、「そのつづき」をこなすことが至上命題である新年も初めてかもしれません。本当に周辺に住む家族にしか会わない年末年始でした。広島にも沖縄にも帰省出来ずあっという間に仕事初めです。

昨年は改組に校舎改修、コロナ対応に実習と昨年はとにかく職業として「大学人」で

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TureDure 19 : 演劇的手法の中で何を学ぶのか

新年あけましておめでとうございます。
昨年から始めたこのパルプ随想録「TureDure」(とぅれどぅれ)ですが、いよいよ19回となりました。昨年最も皆様に読んでいただいたのは「TureDure 5 : 満員電車論」でした。ここでもテーマとなっている「諦めの学習」という点について、日々その感覚が強まってきます。

さて、新年初の「TureDure」は演劇教育について偏り満載、有る事無い事好き勝手自由

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ありがとうございます!ぜひ感想聞かせてください!
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試されているのは誰だ 創造力と想像力

演劇の芸術的価値は舞台上にあるのではなく、観客の想像力の中にある。個人の精神の中に創り上げたものがその個人の想像力のほどを表す。芸術に親しむことはこの想像力を豊かにすることであり、それが人に痛みや世界の仕組みについて思いを巡らせる思考につながる。ゆえに芸術をないがしろにする国の為政者にも国民にも未来はない。芸術を冷遇することが想像力の欠如を助長する悪循環がやがて国を滅ぼす。

舞台芸術とは何か、不

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[インタビュー] キャシー・ホン氏に聞く~台湾の舞台芸術は、今・・・①

台湾はここ20年ほどの間に現代舞台芸術や現代アートにおける文脈で著しい発展を遂げています。その期間に何が起きたのか、ポイントを整理し今後、より台湾の舞台芸術を深く掘り下げていくために、シーンの最前線で係わってきたキャシーさんにインタビューを行いました。(竹宮華美)

[インタビュー]キャシー・ホン氏に聞く~台湾の舞台芸術は、今・・・①
◆2020年10月6日(火) オンラインインタビュー
(聞き手

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「日本・台湾の現代舞台芸術交流プログラム」について

京都芸術大学(旧名称:京都造形芸術大学)の中にある京都芸術劇場(春秋座・studio21)を主体的に運営する舞台芸術研究センター(KPAC)は、舞台芸術の創造過程の総体を研究対象として、乖離しがちであった「創造の現場」と「学術研究」とのより有機的な結びつきを図るべく、2001年4月に発足し、文部科学省、文化庁などの助成を受け、活動を続けています。

KPACでは2020年度より台湾舞台芸術のアーツ

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相手の役を演じて自分の死角を埋める

自分の立場からだけだと見えないところがある。自分で「見えている」と思っていても必ず「死角(みえないところ)」は存在しているはずだ。

相手の立場に立ってみないとなかなかその死角は埋まらない。死角は自分だけでは埋められないのだ。だって見えないのだから。自分の思い込みを超えて相手から新しい世界を教えてもらったときに相手の力によって見える部分が広がるということだ。

相手の立場に立つと言っても、相手その

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「スキ」って恥ずかしいですが(笑)、ありがとうございます!

TTS17レポート 平和を考え, 感じるReading&Creating WS ~詩や小説を読んで問いや想いを表現してみよう!~

今回は問い立てラボではなく,「問い立てスクール」のイベントになります。問い立てクリエーター(学生スタッフ)が学びたいこと,ワクワクすることを挑戦する場が「問い立てスクール」です。

元演劇部だった教育学部の大学生のShinjiくんの発案で今回のイベントを企画運営しました。テーマは「演劇×教育」です。今回は,演劇の要素を取り入れた,朗読&表現を行いました。扱う作品はこちら↓ (時間の関係上,原民喜さ

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嬉しいです。これからも,ワクワクする学びの1ページをお届けします。

【保護者インタビューvol.5】「人生の予行練習」「人と関わりあう基礎」が出来る場所

子どもたちの親御さんに、お話してもらうインタビュー第5弾。

今回インタビューしたのは、オンラインクラスに通うゆずるの保護者、せいこさん&けいすけさん。

以下に紹介する、ゆずるの保護者さんです。

ゆずる:5月からオンラインクラスに通っている、年長さん。ドキドキした時、困った時は仲間に気持ちを伝えてくれます。その後は何度でもチャレンジして、チーム全体に勇気をくれる!インプロゲームの『わたしは木で

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はくしゅ!
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