演劇教育

中込遊里の日記ナントカ第101回 「優しい気持ちになれる演劇/『八王子学生演劇祭2019』を終えて」

私の両親は音楽好きの小学校の教員であり、幼少期の私はミュージカルで育った。

その影響で、小学校時代の将来の夢の作文は「学校の先生」か「ミュージカル俳優」のどちらかで、ミュージカル俳優として生きるのは難しそうだから学校の先生の方が安定して現実的なんだろうなあ、となんとなく思っていた。

しかし、時は経ち、私の小学生の時にはなかった仕事が今はある。演劇と教育の実践例が西洋から日本に輸入され、文部科学

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リーディングは『観せる舞台』(改訂版)

リーディングの上達ポイントは
『読解力』
『イメージ(想像)力』
『技術力』の3つですが、その上達ポイントを伸ばすためにもリーディングは『観せる舞台』であることを忘れてはいけません。

朗読劇は聞く舞台?

「リーディングをやっています」と言うと
「リーディングって、椅子に座って本を読むだけでしょう。面白みが欠ける」と言われる方がいます。
「アナウンサーとか声優がやる舞台でしょう」とも言われます。

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リーディングの上達ポイント(改訂版)

ここ近年、朗読劇が増えていますよね。
そんなこともあってか、10年前から朗読劇の舞台台本とか演出を手がけているので、問われることがあります。
「どうすれば、リーディングが上手くなりますか?」と。
リーディングの上達ポイントは3つです。
1)内容を正しく解釈する『読解力』 
2)発声方法や声の表現にかかわる『技術力』
3)内容を想像する『イメージ(想像)力』

『読解力』をあげるコツ

『読解力』は

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「これがやりたい」と言うことで、涙が出てしまうこと。

2月に行われる、高校生たちの次回公演に向けてのオーディション。
ひとりひとり、全員の前で名前と希望する役を言ってもらうところからはじめました。

途中、ひとりの子が、自分の番が来たときに顔を歪めている。
どうしたのかな?と思っていると、「希望の役を変えていいですか。」
良いよと答えたけれど、その子の顔は不安なまま。声は震えて、質疑応答に答えながら涙が流れる。

どうして希望の役を変えたの?
「前回

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表現教育が義務教育のプログラムにもっと組み込まれて欲しい話。

表現教育が、小学生の、義務教育のプログラムにもっと組み込まれてほしい。

これを最近、ずっと、強く思っています。

わたしは教育というジャンルに携わってまだ短いのですが
その短い間でも、生徒たちや教育の現場に触れ合う中で強烈に
「小学校から体験できた方がいい」と思うからです。
そしてなるべく平等に受けられる方がいい。
だから義務教育に組み込まれてほしい。

中学生からじゃ、高校生からじゃ、大人から

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胸が締め付けられるいじめの実態。舞台「親の顔が見たい」

昨日8/23(金)、ラゾーナ川崎にて上演中の「親の顔が見たい」を観劇した。

詳細はこちら↓↓↓

現役の教師の方々が出演され、作品自体は、今回で3回目の再演。

入念な取材を元にしたフィクションとのことだったが、途中までとても苦しい思いをしながらどういう結末が待っているのだろうとドキドキしながら拝見した。

だが、こういった社会問題を丁寧に演劇で表現する。

事実に目を背けず、俳優の感情表現で問

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この子たちが大人になった時、どんな世の中になっていて欲しいのか

先日も投稿しましたが、
理愛からそのあとの朝mtgで聞いて、うれしくて泣いてしまった内容を補足。
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【インプロクラスで伝えた言葉が学級目標になりました】

今日は小学校の先生と秋のクラスに向けて打ち合わせでした!

春、新年度になったタイミングでとある小学校に伺い、イ

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岩手県高校生セミナーサポート演劇部門で創作脚本の講師をしてきました

どうも、小堀です。今回は県全体の高校演劇講習会で創作脚本の講師をしてきました。

(どうでもいいけどnote書くときになってから「また今回も写真撮ってないや……」ってなるのどうにかしたい)

講習は2日間で、受講生は学年問わず15人。初めて戯曲を書くという子が半分くらい。

ざっと内容をまとめると、まず「戯曲と上演台本の区別」とそれが必要な理由、戯曲を書く際の「手順」と「ポイント」を説明したのち、

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表現に正解はない(ドラマスクール1回目)

日曜日はドラマスクールの第1回目だった。

ドラマスクールは、表現コースとシアターコースに別れている。
表現コースは、小1~小3の子どもたちとドラマスクール初参加の子どもたちがおり、
シアターコースは、表現コースを通過し、「人前で表現したい!」と思った子どもたちが所属している。

表現コースは、最初かなりカオスだった。

初めての子たちは緊張で固まっていて、
2年目の子どもたちはその中をわーぎゃー

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