見出し画像

講師インプロショーを上演しました!

2023年2月12日(日)アトリエ第Q藝術にてIMPRO KIDS TOKYO(以下、IKT)講師陣によるインプロショーを上演しました。IKTでインプロを学ぶたくさんの子どもたちや保護者の皆様がお客さんとして劇場に来てくださり、無事に第一回目の講師によるインプロショーを終えることができました。
ありがとうございました!

インプロの体験を日常にいかしていく

IKTでは設立当初から、共同代表の下村理愛(以下、りな)と我妻麻衣(以下、まいきー)の2人がつくった「インプロ体験を日常にいかしていく」という目標を大切にしてきました。例えば柏の葉継続クラスなどがクラスの最後の30分間に設定している「保護者タイム」は、ただ子どもがやるインプロを大人が見るのではなく、保護者の皆さんにもインプロを実際に体験してもらい親子で一緒にインプロを学び、その体験を日常にいかしていってほしいと伝えています。

IKTが大事にしている学びの循環の図

インプロショーをやらなければ学べないこと

IKTの各継続クラスでは必ず数ヶ月に1度「インプロショー」を行っています。それは「安心安全な場である普段のワークショップの中だけで出来ても、それだけではあまり意味がないかもしれない」と、IKTの共同代表のまいきーが語っています。

2023年3月湘南クラスインプロショー

もしかしたら真逆の価値観を持っているかもしれないワークショップの外の人たち(それこそ日常の人たち)とどう関係をつくっていくのかは、時に難しく、でもとても大事なことだと思います。そしてそれは「ワークショップから外に出て、お客さん向けにインプロショーをやる」からこそ学べるのではないかと考えています。


講師も学び続けショーに出演できる環境づくり

 インプロが上手になる方法として「インプロのクラスを受ける、インプロショーに出る、インプロを教える」の3つが揃っていることが良く言われています。現在、教えている私たち講師は、この中の「教える」割合がとても大きくなっています。そんな講師こそ、自分たちのインプロをお客様に見ていただく経験が重要になってくるだろうと思い、IKTの講師たちのためにまいきーが1年間かけて、それが出来る環境を整えてきました。恵まれた環境の中で、私たちIKTの講師陣は仲間と一緒に、私たち自身が思いっきりインプロすることを楽しみました。

日本のトッププレイヤーに教えてもらう

インプロショーを目指すIKTの講師研修会の講師には、まいきーの先輩にあたる渡猛さん(以下、渡さん)が来てくださることになり、月に1回、オンラインや対面ワークショップを積み重ねました。

月1回講師が集まってワークを受けてきました

渡さんのワークショップは、2時間のほとんどが「連想ゲーム」で終わったこともあったとても丁寧なものでした。まずは仲間と知り合うことができ、徹底的に自分に正直でいられる時間を渡さんはつくってくれました。そしてショーの直前には対面での3日間集中稽古を行いました。

集中WSでワンワードソングを歌う様子

ショー当日、渡さんは舞台監督としてもステージを整えてくれました。そしてディレクターとして私たち出演者が最高の状態でスタージに立てるよう、声をかけ続けてくれました。また、ロクディムをはじめとしたインプロショーで大活躍の即興ピアノの小西真理(通称:コニタン)さんがご出演くださり、ピアノで私たちのインプロシーンを盛り上げ、時にごきげんな即興ソングを歌わせてくれました。

当日ディレクションをしてくれる渡さん
即興演奏でショーを盛り上げてくれるコニタン

そして私たちIKTの講師陣はお客さんがたくさん入ってくれた劇場のステージで、仲間と一緒にインプロショーをすることができました。

子どもも大人も書いてくれたペーパーズを会場に散りばめます
幸せな家族がペーパーズで一転!追い込まれながらも立ち続けます
突如始まったジブリッシュによる会話。タイトル「フランスのパリの海」
「私は木です」から大人のドラマに!
女スパイを熱演!のはずが2人して体が動かず「もう一回!」
「大丈夫!」のセリフを受け入れると、否定した時と違う展開に!自信満々に歌う2人

しかもその裏には、IKTに通っているお子さんの保護者であり、監事のせいじさんが音響に初チャレンジ。その隣では、数々の即興公演で活躍している即興照明アーティストのみくてぃが。2人が音と光でショーを彩ってくれました。(卓の場所の関係で2人の写真が撮れず、残念><)
創立当初に通ってくれていた現在中学生のメンバーが受付をやってみたり、当日パンフレットを折ってくれたりしたお子さんもいました。みんなありがとう!

受付に初チャレンジしたはやと

子ども達や保護者の皆さまが感じてくれたこと

 客席から応援してくれた子どもたちの様子で一番印象的だったのは、子どもたちが「自分もインプロしたい!」って表現してくれたことです。ショーの中でまいきーが出演者に「次、やりたい人!?」って問いかけました。インプロですから、出演順もやる内容も何も決まっていないので、大人のインプロショーでも出演者の積極性を大事にしています。そうしたら客席にいた何人もの子どもたちが「やりたい!」って大きく手をあげてくれたのです。これは嬉しかった!もうこれだけでこのショーは大成功だと思っちゃいました!

IKTに通うお子さんと保護者が総勢40名以上集まってくれました
オンラインであった講師との初対面の場面も!

そして、これは本当に私の嬉しかったことなのですが、私が教えているクラスとは別のところの湘南クラスでインプロを学んでいる女の子が、終演後に私のところに来てくれて「お芝居がとっても上手ですね」と褒めてくれました。とってもうれしかったです、ありがとうございました!次にあなたが出演するインプロショーを、必ず観に行きますね!

いつもは教えてくれる講師がチャレンジする姿を見てもらいました
お子さんも保護者も感想を伝えてくれました
緊張しながら「自分もやりたい!」と決意を伝える子も

予想外を楽しむ未来をみんなで創る

私たちIKTの講師たちはそれぞれ、インプロショーに出演したからこそ学べたことを多く掴むことができたと思います。でももっともっとこれからも皆さんと一緒に切磋琢磨しながら、IKTが目指す「予想外を楽しむ未来をみんなで創る」ことにチャレンジしていきたいと思っています!

直井玲子(柏の葉キャンパス継続クラス、育成プログラム担当)

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?