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性教育は急務

最近はジャニーズ問題やタレントのシェリーさんによる見事な国会答弁もあり、性教育が注目されてきている。 私は公立の小学校を卒業後、私立の中高一貫の女子校に通った。記憶をほじくり返してもまともな性教育を受けた記憶がない。小学校の時に女子だけ別の教室に集められ、生理の説明を受けた記憶はうっすらとある。信じ難いが、本当にそれだけだったのだろう。幸か不幸かネットがなかった私の青春時代。漢文は何十時間と学んだが、思春期の自分の心身に何が起こっているのか、何も教えてもらえなかった。 今

    • 我が子が言語発達障害と診断されるまで

      子供は表出性&受動性言語発達障害 (Developmental Language Disorder ) がある。感覚過敏なところは自閉症スペクトラムによると診断もされている。 アメリカで生まれて、4歳まで周囲は英語環境だった。私はなるべく日本語で話しかけていたが、当時のパートナー(子の父)を含め周囲に日本人がいなかったので日本語に触れる機会は限定的だった。検診では言葉を発する遅れが認識されたが、小児科の先生は「多言語の家庭ではよくあること」と軽く流した。ネットで調べても「複

      • Neurodiversity (脳神経多様性)について、子供とカナダで過ごして感じたこと。

        今日の日本では自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症などをまとめて「発達障害」や「学習障害」と呼ぶことが一般的だと思う。欧米でも数年前までは"Learning Disability" "Developmental Disability" (disability = 障害)という表現が頻繁に使われてきたが、最近は"Learning Differences" だったり "Neuro Diverse " という多様性として捉える表現が増えてきたように感じる。このトピックに関する幾つか

        • メリットだらけの演劇教育 

          私は横浜市で9歳と11歳の子供を育てているシングルマザーです。 ロサンゼルス、シドニー、北京、ブダペスト、ロンドン、バンクーバーなどで生活した経験があり多様な教育環境を見てきました。色々ある中で、特に「これは経験させてあげれてよかった」と思ったこと。それはズバリ演劇教育です。 長男がロサンゼルスで通った幼稚園では、毎週Show and Tell とよばれる時間があり、子供達が家からお気に入りのおもちゃなどを持ってきて先生やお友達の前でプレゼンをする時間です。当時4歳だった

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