スタッフ紹介 #みきのん
IMPRO KIDS TOKYOは、個性豊かなスタッフがワークショップ運営に関わっています。
代表のりな・まいきーが、「自分の子どもをこの人に預けたい」と思える人にお声がけし、子どもたちに関わってもらっています。
そんな素敵なメンバーを、スタッフ紹介マガジンにて紹介していきます。
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みきのん Mikinon
―子どもたちと関わる時に大切にしていることは何ですか?
安心して伝えたいことを伝えられる環境を作ることを意識しています。
子どもたちが言いたいけど言えない状態がなるべくないように、言ってみたら受け取ってもらえたという体験をしてもらえるように、子どもたちの発信をしっかりキャッチするようにしています。
—なぜIKTでの活動を始めたんですか?
私の子どものころの話を少しさせてください。
私自身、小学校1年から中3まであまり学校へ行っておらず、たまに保健室登校をする生活をしていました。ほとんど友達とも関わらず、当時人として深く関わっているのは親くらいでした。
中学校を卒業して高校に入った時に、友達はできたものの、同世代の友達の存在になかなか慣れず、自分の気持ちをうまく伝えることができませんでした。共感してないのに「わかる~」って言ってしまったり…
そんな私に大きな転機がありました。大学に入り、演劇サークルに参加したり、インプロのワークショップに通ったりするようになったんです。
相手のことをよく見るようになったり、自分の感じていることを正直に伝えられるようになったのを感じたと同時に、自分が子どもの頃に出会いたかったなという気持ちが強く湧きました。自分の高校は定時制の高校だったのですが、私と同じように中学校に行っていない人が多くいて、あの時の友達や後輩にもインプロを伝えられたらな…と思いました。
そう思い始めていた時期に、九州で子ども向けのインプロの授業があるという記事を見て、自分自身も、子どもたちのインプロとの場のつながりを持ちたい、一緒に考える仲間がほしいと思いました。
そこで、IKTファシリテーター育成講座を見て応募することにしました。子どもたちがインプロに触れられる場は世の中的には広まっていないと思うし、未知なことだと思います。でも、失敗してももう一回しよう!というマインドをチームで共有しているからこそ、そういう組織の中で一緒に活動していきたいと思うようになりました。
また、こちらが一方的に何かを教えるのではなく、子どもたちの「やりたい」という気持ちををキャッチして実現していくところも素敵だなと思いました。子どもたちと一緒に創っていく相互の関わりにとてもわくわくしています!
ー簡単な経歴を教えてください。
山形県南陽市出身。
高校卒業時に卒業答辞を堅苦しい定型文ではなく、自分のオリジナルの言葉でやってみたことで自分の言葉で相手に伝えることの重要性を知り、演劇に興味を持つ。
大学では心理学を学びながら、大学内外問わず、出演・企画の経験を積む。
インプロバイザー忍翔のワークショップに参加したことをきっかけに、2015年よりインプロのパフォーマーとして活動を始める。
大学を卒業後は、身体障害のある方の就労支援支援員として働く傍ら、
2017年インプロ専門の劇団Platformのメンバーとしてパフォーマンスやワークショップのアシスタントを始める。
2022年より、IMPRO KIDS TOKYOの水曜オンラインクラス・子役クラスの講師として活動開始。
地元山形でもインプロの活動を広げている。
ー自分に3つハッシュタグをつけるとしたら?
ー通ってみたい方に一言
先ほどもお伝えした通り、私自身コミュニケーションに悩んだ経験があります。そして、コミュニケーションを学べる場があると知っていても、いざ一歩踏み出すのは怖いと思います。でも、そんな不安や、一人一人の恐れを取り除きながら一緒にやっていきたいと私は思っているので、ちょっとでもやってみたいなと思ったら是非一度体験してきてもらえたら嬉しいです!
コミュニケーションをなんとかしたい!と思うことがスタートでも、純粋にその場を楽しんでもらって、IKTが参加してくれる皆さんにとって新しい安心できる場になったらいいなと思っています。