Kyo

東京暮らし。仕事は子どもの英語教育。 映画と本とコーヒーが必需品。 ひとの話を「聴く」ことが好き。

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  • 自分の「学び」を整理する

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  • こうして英語に出会った

  • こそだて・息子に聞いてみた

最近の記事

○○な子に育てるには?」「何歳までに○○しないと間に合わない」を中心に親子時間を使うのはもったいないという話②

まずは、内田樹著『街場の教育論』 からの引用をここに。 教育は「キーを押してから文字が 表示されるまで長い時間」がかかる システムだということです。 それどころではありません。 正直に言うと、「差し出したものと 別のかたちのものが、別の時間に、 別のところにもどってくる」 ***************************************** この箇所を最初に読んだとき、 私は小学生と幼児育児真っ最中だった。 (食べない、寝ない、起きない等 ないない三昧の時期

    • 「○○な子に育てるには?」「何歳までに○○しないと間に合わない」を中心に親子時間を使うのはもったいないという話①

      息子が二十歳になったとき、 私と夫の子育ては果たしてどう だったのかと考えた。 子育てを、親の「私」を主語にして 語るのは少し違うのではないかと 思い、息子本人に感想を聞いて それをnoteに書いた。(娘の二十歳 時も同じことをしたいと思う)。 あれからまたさらに数年。 紆余曲折ありながらも 自分の人生を創造していく ふたりの子どもたちの 姿を見ていて、親として ぬぐい去ることのできない 「心配する」感情は常にあるが、 それよりも「面白いなー」 と思うことに溢れている。

      • Stranger Things4(映像愛)

        今夏は、Netflixの Stranger Things4に夢中。 内容を簡単に形容すると、 「SFホラーアクション冒険青春ストーリー」 といったところだ。 アメリカの架空の町ホーキンスで 起こった非現実的な怪奇事件に、 そこで暮らす子どもたちが果敢に 立ち向かっていく話。 シーズン1から4まで同じキャストが 演じていくため、彼らの成長も 見守れる(ハリポタ的)楽しさもある。 まあ、よく練られたお話。 時代設定は1980年代。 その時代を小中学生 として実際に生きていた

        • ことばをテーマに③

          年を重ねると、 いいか悪いか別として あらゆる面で耐性がつく。 そうであっても、人から受け取った 話し言葉、あるいは書き言葉が、 その人の心と一致していないなと 気づいてしまうと、一方的に ちょこっと傷つくこともまだまだある。 しかし、私自身もそこに気づかぬ ふりをしてやりとりを続けたり 笑って会話をしたりするのだから、 結局のところ根っこの部分は同じだ。 どちらも、言葉と心が一致して いないのだから。 「本当のことを言えば いいってものじゃない」 とも思っているし、

        • ○○な子に育てるには?」「何歳までに○○しないと間に合わない」を中心に親子時間を使うのはもったいないという話②

        • 「○○な子に育てるには?」「何歳までに○○しないと間に合わない」を中心に親子時間を使うのはもったいないという話①

        • Stranger Things4(映像愛)

        • ことばをテーマに③

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        記事

          ことばをテーマに②

          4歳まで話さなかったのに、 7歳になったら、もうひとつ 言語を使わないと生きていけない 環境になった。家族で海外へ行った。 観光ではなく生活をしていると、 学校でも、街角でも、お店の中でも、 「あなたは外国から来たから、 言葉がわからなくても仕方ないわね」 などという「配慮」はほとんどなかった。 英語圏は、7歳の私に容赦がなかった。 ただ、泣いたり困ったりしている 暇もなく毎日は途切れることなく 繰り返される。 見聞きしたこと、身体で感じたことを 猛スピードで余すこと

          ことばをテーマに②

          ことばをテーマに①

          幼少の頃のこと。 3~4歳になっても 言葉がほとんど出てこない ことを心配した両親は、 幼稚園入園前に私を とある場所に通わせていた。 今でいうところの発達支援教室 みたいなものだろう。 普通の一軒家に、毎日10人 前後の子どもたちが通っていた。 そこは、「何をして過ごしてもいい」 という場所だった。 電車のオモチャで遊ぶ子。 絵本を読んでいる子。 寝転がっている子。 みんな見事にバラバラ。 私はひたすらパズルを 作っていたのをうっすらと 憶えている。 その場所で

          ことばをテーマに①

          ゼロからのスタート(語学)

          他言語を毎日学びはじめて 一年近く経った。毎日と 言っても、30~60分程度。 Duolingoを使い、英語で フランス語を学ぶ方式を とりつつ、YouTubeや本で 文法や会話に触れるのが日課。 はじめてすぐは、 基本、なにしても楽しい♪ 5~6ヶ月目に入ると、 中だるみの時期で全般的に 低空飛行。「成長」がどこにも 感じられなくなって苦行に。 飽きっぽい性格ゆえ 10分でやめちゃったり、 「このノンバイナリーの時代に 女性名詞だとか男性名詞だとか 言って、この言語の

          ゼロからのスタート(語学)

          元・生徒に聞いてみた

          以前、私自身の子育てがどうだったかに ついて息子に直接聞いて記事を書いたが、 今度は元・生徒にインタビュー。 小学生~高校2年頃までレッスンを 担当したKちゃんは、日本で英語を学び、 やがて韓国語も学んで今年から社会人。 長く続く英語学習の初期(幼児期から小学生)が その後にどう影響したのか、また、多言語の 学びに対する考えなど誠実に語ってくれた。 Q.小、中、高、大学と成長していく過程で、自分の「英語力」が成長していると実感した瞬間はどんな時でしたか? A.自分の英語の

          元・生徒に聞いてみた

          自分の「学び」を整理する⑤

          過去を振り返って 「学び」を整理してみた。 自分に刺さった点。 影響を与えられた点。 疑問を抱えた点。 そういった点と点が 繋がって、新体操選手が 手に持つリボンのように 螺旋状にぐるぐると 頭の上を回り続けて いるイメージ。 リボンを頭上高くにポーンと 放り投げてしまったとしても、 それをなんとかキャッチする。 キャッチできない時もある。 ほかの人が持つ、 色も材質も異なるリボンと 絡まったり、同じリズムで 回ったりもする。 そんな風に、頭の中に 「絵」を描くと

          自分の「学び」を整理する⑤

          自分の「学び」を整理する④

          やがて、人間らしい 生活を取り戻すために 会社員生活に終止符を 打った。だからと いって家でじっとして いられる性分ではな かったため、時間が できた分誰かの役に 立てたらと、都内の 小児病棟で絵本の 読み聞かせボランティア を開始した。 ボランティアリーダーの Kさんは大学の司書を されていて、紙芝居の 読み聞かせのエキスパート だった。彼が読み始めると、 子どもたちはその世界に ぐいぐいと引き込まれて 前のめりになった。 お見事だった。 Kさんは、日本の院内図書室 や

          自分の「学び」を整理する④

          自分の「学び」を整理する③

          大学時代は、 キャンパス内外で 学びが広がった。 幼児教室やベビーシッター のバイトを長年続け、 3年生からは独学で 幼児教育の学びを始めた。 一方、英語の翻訳にも 関心があり、人知れず 翻訳コンテストに応募 したりもしていた。 興味のあることが あまりに多すぎて迷ったが、 卒業後は幼児教育に進む 選択をせずミュージカル専門の 小さな広告代理店に就職。 出社初日から終電という 生活が始まった。 それなりに勉学に 励んできたつもりだった のに、新入社員の私は 実社会では

          自分の「学び」を整理する③

          自分の「学び」を整理する②

          自分の内面に ベクトルが向きすぎて ちょっと苦しかった時期、 小学校時代の友人と映画を 観に行った。 映画は全くもって 面白くなかったが、 彼女との会話は ピカイチに楽しかった。 友人はこう語った。 「私は自分の中を 見るより、自分の外に あるものの方に関心が ある。地球環境とか、 それに影響する動物とか。」 その視点が私の中に 小さな灯りをともし、 心の闇をうっすらと 溶かす手助けをしてくれた。 誰かの言葉がきっかけで、 自分の中でゆるやかな変革が 起こったりする

          自分の「学び」を整理する②

          自分の「学び」を整理する①

          2022年の上半期、 英語講師として 一個人として 学びたい分野の講座や ワークショップが 大体見えてきた。 まずは日程をおさえておく。 楽しみ過ぎる。 学ぶことが「楽しい」 と感じるようなったのは いつからだろうか。 少し振り返ってみる。 学ぶ=面白いと思えたのは、 高校に入ってからだった。 現代文、世界史、生物。 この3つの授業が特に 面白かった。 これらの分野は、 いまだに自分の「好き」を 構成する要素になっている。 高校ともなると、 「先生」は「先生」と いう

          自分の「学び」を整理する①

          昔ばなし大学のこと②

          昔ばなし大学、2年目の記録。 ***************************** ☆2016年のブログより☆ 昔ばなし大学・基礎コースの3回目。 ジッと座っているのがかなり 苦手な私だが、なんとか 80分3コマ×2回、席について 聞いている。 講義を担当されているのは、 口承文芸学者の小澤俊夫 先生。口伝えで語り継がれて きた「昔ばなし」のいろはを、 ユーモアとウィット、そして 枯れることのない知識の泉 でもって、丁寧に教えて 下さっている。 今回、講義の中で大変

          昔ばなし大学のこと②

          昔ばなし大学のこと①

          2015年に入学したのに、 途中で挫折してしまった 昔ばなし大学。時を経て、 当時のノートや本を 読み返している。 教えていただいた ことの重みや深みを 再認識したので ここnoteに記録を 残しておくことにする。 ☆2015年のブログより☆ 本日、晴れて入学しました 「昔ばなし大学」へ。 大袈裟に言っているが、 どんな人も受講できる講座だ。 英語教室を立ち上げることを 決めた時期に、かつての 講師仲間が、 「こういうのがありますよ」 と教えてくれたのが、 この昔ばな

          昔ばなし大学のこと①

          成人のときを振り返ってみる

          今月、息子の成人式がある。 ついでに自分の成人のときを 振り返ってみた。 私は自治体主催の成人式 には出席しなかったが、 母のブルーの振り袖を着て 写真だけ撮った。 大人になった実感は あまりなかったけれど、 身近な大人や親戚が、 私が「成人したこと」 を手放しに喜んでくれて いた姿は今でもなんとなく 憶えている。 二十歳の夏と言えば、 インドを旅していた。  小学生の頃から、 どうしても行きたかった場所だ。 「インドで人生観変える」 「自分探しの旅」 のために行っ

          成人のときを振り返ってみる