ゆく血の流れは絶えずしてしかももとの血にあらず。淀みに現わるプラークは冠静脈を堰き止め良い兆なし。カテーテルが右手首から血管を這い心臓に至りステントを膨ませ隧道が拡がると血流が戻りぬ。あたかも自在ブラシが水道管の汚れ清掃するが如し。手術中は生きた心地なく命は水の泡にぞ似たりける。
実体社会と虚構バブルのように 人の心も実相と実相隠しに自分自身が澄んで見えづらい過渡期 互いの成長とは違い 要らぬ我慢をする人や苦しみある人がいるのを見ないようにまたバブルを膨らます しかし大きなバブルは弾けている 泡沫の泡が弾けて 水に広がる波紋は他者にも幸せの広がりです
中秋の名月から満月の空 慈悲心や愛が浮かびます 偏見に反感 たとえ避けられても 大我だからこそ 大我でなければの 忍耐を伴う優しさやしなやかな強さ 真だから傷も怖れない利他の縁起 そこにまた研磨あって 無償の愛 泡沫にある 軽薄な虚ろいを隠した いつわりは さよなら