李琴峰

台湾と推敲。1月11日の日記

朝は10時半に起きる。歯を磨いて顔を洗い、すぐPCを立ち上げる。昨日の夜、スマホでGWの台湾の航空券を調べていた。スカイチケットで調べたら、5/1の11:50のタイガーエアで、成田発高雄行きの便があった。最初にいきなり高雄へ行って、台南、台中、台北と北上し、最後台北から飛行機に乗る、というルートがいいかもしれない。台北往復だと、新幹線で移動する時間がとられるし。帰りの飛行機を高雄からにした場合は、

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私が死のうと思ったのは――三十歳誕生日記念エッセイ

僕が死のうと思ったのは
誕生日に杏の花が咲いたから
その木漏れ日でうたた寝したら
虫の死骸と土になれるかな
――中島美嘉「僕が死のうと思ったのは」(amazarashi作詞・作曲)

 いよいよこの日を迎えてしまった、この日まで生き延びてしまった――

 十代から二十代前半の私は、三十歳まで生きられればそれでいいと思っていた。
 そのことを私より二年早く三十路に足を踏み入れた恋人に言うと、「昔の友

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募る想い、繊細な愛の形

第161回芥川賞候補になった李琴峰氏の作品を読みました。

日本で働く台湾人の私、台湾に渡った友人の実桜。平成最後の夏の日、二人は東京で再会する。話す言葉、住む国―選び取ってきたその先に、今だから伝えたい思いがある。募る思い、人を愛するということ。そのかけがえのなさを繊細に描き出す21世紀の越境文学。(「BOOK」データベースより)

台湾人の私ー林妤梅(リンユーメイ)は、大学院留学のため東日本

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嬉しいです。是非2020年をご一緒しましょう😊
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『五つ数えれば三日月が』

李琴峰『五つ数えれば三日月が』文芸春秋。
この作家を知ったのはハフポストの「真ん中の私たち」という企画への「言語や国籍、性別や性的指向だって長い間揺らいでいた。思索の末、私がたどり着いた『真ん中』の風景」と題した寄稿だった。(余談だが、この寄稿を読んで、私自身もこの企画に投稿した)
寄稿を読んで以降、いずれ作品を読みたいと思っていたら本書が出版されたので、わくわくしながら手にした。

台湾と日本と

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Merci mille fois!!!
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台湾人作家 李琴峰#04 日本語で紡ぐ世界、言語の可能性を押し広げる

「五つ数えれば三日月が」で第161回芥川賞候補になった李琴峰(り・ことみ)さんについての記事です。(全4回)

第1回はこちらからどうぞ。
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#04

フリーランスという道

作家の動きは思うよりも早かった。

2018年10月に日本での永住許可が下り、その2ヶ月後の年末、李琴峰は会社員を辞めて、日本在住のフリーランスになった。永住許可がある

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(´∀`*)ウフフ( *´艸`)
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台湾人作家 李琴峰#03 日本語で紡ぐ世界、言語の可能性を押し広げる

「五つ数えれば三日月が」で第161回芥川賞候補になった李琴峰(り・ことみ)さんについての記事です。(全4回)

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#03

非母語で書く時の恐怖

李琴峰は自分が言語修得する臨界期の約12~13歳を超えてから日本語を習い始めたため、どんなに頑張っても日本語が母語になることはありえない、いつまでも日本語の非母語話者なのだ。李のエッセイ〈日本語籍

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書いてよかったです!
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台湾人作家 李琴峰#02 日本語で紡ぐ世界、言語の可能性を押し広げる

「五つ数えれば三日月が」で第161回芥川賞候補になった李琴峰(り・ことみ)さんについての記事です。(全4回)

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#02

越境するレズビアン文学

2017年9月23日、「李琴峰『独舞』を語ろう~越境するレズビアン文学~」と題したトークイベントが開催された。偶然にも会場が彼女の母校である早稲田大学になったこのイベントは、セクシャル・マイノリティをメインテーマに活動する

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私も好き!喜歡你~
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台湾人作家 李琴峰#01 日本語で紡ぐ世界、言語の可能性を押し広げる

「五つ数えれば三日月が」で第161回芥川賞候補になった李琴峰(り・ことみ)さんについての記事です。(全4回)

#01

電話口で聞いた「作家デビュー」?

2017年の春、「おめでとう、これでデビューしましたね」と電話口で編集者のことばに李琴峰(り・ことみ)は喜びを感じたのと同時に戸惑いがあった。

「独舞(どくぶ)」で第六十回「群像新人文学賞」優秀作を受賞したお知らせの電話だったが、台湾出身で

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今日は良い1日になりますよ!
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李琴峰、芥川賞ノミネートへ

2017年に「獨舞」で群像新人賞優秀作を受賞した李琴峰さんの新作「五つを数えれば三日月」(文学界6月号)が第161回芥川賞にノミネートされました。

7月末(予定)には単行本化するようですが、すぐ読みたい方は是非文学界6月号を入手してください。群像新人賞優秀作の『独り舞』は単行本でどうぞ!

芥川賞・直木賞の選考会は7月17日に行われるようです。

李琴峰さんご自身がFacebookでの報告はこち

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ありがとうございます!謝謝(シェイシェイ)!
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