コツメ

かぞくマニア|仕事場は、子どもたちの生活の場です

コツメ

かぞくマニア|仕事場は、子どもたちの生活の場です

マガジン

  • 2024読書記録

  • ベビーとわたし2024

  • わたしたちの絵本

    ベビーと読んだ絵本たちと、その記憶を。

  • 観察日記🪴

    わが子みたいな枝豆と里芋の成長記録(2023.5.29〜)

  • 2023読書記録

最近の記事

  • 固定された記事

生きててよかった

生きててよかったよ。 そう思ったら、遅れて目の奥がじーんと熱くなった。生きててよかった、そう言えてよかった。言えずに悔し涙をのみこんだときのことを思い出す。わたしに何ができたわけでもない、わたしなんて彼らの人生に芥子粒ほどの影響も与えなかった、それでも。ただ彼らの人生が閉じていくのを、手をこまねいているだけなのが悔しかった。虚しかった。 だから、生きててよかった。 あなたが今もわたしと同じ空の下で呼吸しているのは、わたしが何かを言ったからじゃない。わたしがあなたの脳裏に浮

    • 来週の読書リスト

      まだ秋の気配は感じられていないけど、今年は気安く読書する秋にしよう。 ①『交わらないリズムー出会いとすれ違いの現象学』村上靖彦 著 ふと読みたくなった。 一度読んだことがあると思っていたが、noteの読書記録を振り返ってみたら読んでいなかったらしい。「隅から隅までぜんぶ読まなきゃ!」の強迫観念を手放したので、気軽に読みたい本に手を出せるようになったのが嬉しい。もっと早く気づけばよかった。 ②『問いからはじめる家族社会学』岩間暁子、大和礼子、田間泰子 著 あれ…これこそ

      • いろいろな里親家庭に出会うようになって、わたしの世界は一気に広がった。この本を読んで、一層広がった。うん、仕事がんばろう。 #里親家庭で生活するあなたへ #山本真知子

        • 「2人から100人までの対話実践」というフレーズに惹かれて。上手な絵は描けないけど、文字だけだっていい。うまく取り入れていきたいな。 #描いて場をつくるグラフィックレコーディング #有廣悠乃

        • 固定された記事

        生きててよかった

        • 来週の読書リスト

        • いろいろな里親家庭に出会うようになって、わたしの世界は一気に広がった。この本を読んで、一層広がった。うん、仕事がんばろう。 #里親家庭で生活するあなたへ #山本真知子

        • 「2人から100人までの対話実践」というフレーズに惹かれて。上手な絵は描けないけど、文字だけだっていい。うまく取り入れていきたいな。 #描いて場をつくるグラフィックレコーディング #有廣悠乃

        マガジン

        • 2024読書記録
          106本
        • ベビーとわたし2024
          78本
        • わたしたちの絵本
          9本
        • 観察日記🪴
          22本
        • 2023読書記録
          131本
        • 2023妊産婦記録
          67本

        記事

          育休明け22週目のつぶやき

          こうして毎週記録を残していると気づくのは、意外と日常の中にいろんな出来事が起こるんだなあということだ。ねえベビー、人生は派手じゃなくても楽しいよ。 ファミサポデビュー!依頼会員兼協力会員として登録をしたのは、育休中の3月のこと。ようやくこの日が来た。 ファミサポは共働き家庭のお守り代わりだとよく聞くけれど、ついに発動するときが来たのである。 事前打ち合わせでお邪魔したおうちは、わが家よりよっぽど広くてきれいで立地もよくて、何の心配もしていなかった。協力会員さんはクタクタの

          育休明け22週目のつぶやき

          エッセイが心に迫ってくるのは、それが書き手の深い傷に触れるからだろうか。共鳴しているからだろうか。 #海をあげる #上間陽子

          エッセイが心に迫ってくるのは、それが書き手の深い傷に触れるからだろうか。共鳴しているからだろうか。 #海をあげる #上間陽子

          シェイクスピアのように、性急な確実性を求めずに、神秘さや未分化の真実に耐えられるか。 #ネガティブケイパビリティ #帚木蓬生

          シェイクスピアのように、性急な確実性を求めずに、神秘さや未分化の真実に耐えられるか。 #ネガティブケイパビリティ #帚木蓬生

          排除は禁止であり、分割であり、そして真実への意志である。 #監獄の誕生 #フーコー

          排除は禁止であり、分割であり、そして真実への意志である。 #監獄の誕生 #フーコー

          来週の読書リスト

          「隅から隅まで読んでこそ」を手放したら、1日1冊ペースでサクサク進めるということがわかってきた。4冊に増やしてみようかな。 ①『監獄の誕生』ミシェル・フーコー 著 こちらは、「いつか読んでみたいけどちょっとハードルが高いな…」部門からの選書。今週『誰も正常ではない』を読めたので、調子に乗って関連書籍を。この次は「誕生」続きでフィリップ・アリエスの『〈子供〉の誕生』を狙っている。 ②『ネガティブ・ケイパビリティ』帚木蓬生 著 何を読もうかなーと考えて、2021年に読んだ

          来週の読書リスト

          アメリカ精神医学のパイオニアを曽祖父に持つ著者が、社会がどのようにマイノリティをつくってきたのかを論じる。興味深くてもっと読み込みたくなった。また近いうちに読もう。 #誰も正常ではない #ロイリチャードグリンカー

          アメリカ精神医学のパイオニアを曽祖父に持つ著者が、社会がどのようにマイノリティをつくってきたのかを論じる。興味深くてもっと読み込みたくなった。また近いうちに読もう。 #誰も正常ではない #ロイリチャードグリンカー

          育休明け21週目のつぶやき

          0歳児の言動を観察していると面白い。来月にはもう1歳だなんて信じられないな…。 ドラミングベビーベビーは興奮すると大きな声を出す。ターーッとかアーーッとか、キエーーーとか。すくっと仁王立ちして両手を高く上げる。両手で胸を叩く。ゴリラと見紛うような華麗なドラミングである。どこで覚えたのか。 今、こうしている瞬間にも、そばでベビーは奇声をあげてドラミングに精を出している。……と思ったら、バランスを崩して転んだ。もう眠いんだろう。 どんな小さなゴミも見落としませんベビーが静かに

          育休明け21週目のつぶやき

          行動化を防ぐための支援として「枠のある暮らし」が用いられることが少なくない。それって権利侵害にならないのか? 枠を外していく支援はどうすれば? とモヤモヤしていた。それに対するアンサーが少し載っていて、ふむふむ(でもまだモヤモヤ)。 #子どもアドボカシーQ&A #栄留里美

          行動化を防ぐための支援として「枠のある暮らし」が用いられることが少なくない。それって権利侵害にならないのか? 枠を外していく支援はどうすれば? とモヤモヤしていた。それに対するアンサーが少し載っていて、ふむふむ(でもまだモヤモヤ)。 #子どもアドボカシーQ&A #栄留里美

          甘やかすということは実は甘えであり、甘やかされる人はそれゆえに却って甘えられない…ということがどういうことなのかをずっと考えている。 #甘えの構造 #土居健郎

          甘やかすということは実は甘えであり、甘やかされる人はそれゆえに却って甘えられない…ということがどういうことなのかをずっと考えている。 #甘えの構造 #土居健郎

          来週の読書リスト

          前回提唱したつまみ読み読書法(気になるところだけ読んで、全部読まない自分をヨシとする読書法)、なかなかいい感じ。 読み始めるとあれこれ読みたくなっちゃうけど。 ①『「甘え」の構造』土居健郎 著 先週の時点で、次はこれにしようと決めていた。なんなら作ったリストを無視して先に読んじゃおうかとまで思ったくらいだ。 春から新しく担うようになった仕事で、地域で生活する親子たちと出会う機会が増えた。僭越ながら養育の助言をするようなことも求められて、「甘え」についてわたしの言葉でちゃん

          来週の読書リスト

          ポジショナリティの問いかけは、〈外斜面〉に向かうが〈外海〉には向かわない。〈外斜面〉の人を〈外海〉に押し流しかねない。支援者はそういう微妙な立場で〈外斜面〉にいることを理解していないといけない。 #環状島=トラウマの地政学 #宮地尚子

          ポジショナリティの問いかけは、〈外斜面〉に向かうが〈外海〉には向かわない。〈外斜面〉の人を〈外海〉に押し流しかねない。支援者はそういう微妙な立場で〈外斜面〉にいることを理解していないといけない。 #環状島=トラウマの地政学 #宮地尚子

          よりきめ細かい支援を必要としている人ほど、「問題行動」のために支援から遠ざけられてしまう傾向がある。行動だけじゃなく存在までもが否定されてしまう。そうなりやすい構造を自覚して、関わり方を見誤らないようにしたい。 #子どもの未来をあきらめない #施設で育った子どもの自立支援

          よりきめ細かい支援を必要としている人ほど、「問題行動」のために支援から遠ざけられてしまう傾向がある。行動だけじゃなく存在までもが否定されてしまう。そうなりやすい構造を自覚して、関わり方を見誤らないようにしたい。 #子どもの未来をあきらめない #施設で育った子どもの自立支援