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2024読書記録

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久々にちょっと本を読めた、通勤電車。「試し行動」っていうネーミングは、たしかになんだか子ども側の意図を感じる。実際には葛藤とか混乱とかによる副産物なのだけど、と思う。
#子どもと家族への心理的支援 #日本家族心理学会

食べ物、薬物、アルコール、怒り、ファンタジー(ビデオゲーム、コンピュータ、映画、テレビ、本)、孤独、セックス、エクササイズ、ショッピング。
「問題行動」と思っていたものは、往々にして喪失を紛らわす「対処法」だった。
#子どもの悲しみによりそう

今回はピンとくるものを見つけられなかった。そんな日もある。また読もう。
#支えるつながる #シリーズ子どもの貧困

「ある人がまさにその人であるとしか言いようのない人生を歩む際に、その固有の軌道は真空の中を走るのではない。それは、つねにその人が産み落とされた社会の中で、その圧力、その磁場を貫いて走る。」
その事実をどう受け止めるか。
#自分語りの社会学 #小林多寿子 #浅野智彦

トラブルと無縁であったならば、それはラッキー。運を天にまかせるのは支援とは言わない。
トラブルが起きることを見越して、対応策を丁寧に共有しておくことが大事。
#おうち性教育はじめます #フクチマミ #村瀬幸浩

家族に依存する社会の構造は、一部の家族に依存できない子どもたちを周縁化し、排除してしまう。
#大人になる社会をつくる #杉田真衣 #谷口由希子

赤ちゃんの発達の過程は、養育者との様々な「共有」の積み重ねなのだ。感覚の共有、安心の共有、情動の共有、関心の共有。それらは二者関係を土台にして成り立つもので、そこに施設養護の限界があると痛感する。
#子どものための精神医学 #滝川一廣

子ども期というものが、取るに足らないものだった時代があった。多産多死で「生き残ることさえおぼつかない子供があまりにたくさんいた」から。とんでもない時代のように思えるけれど、そうだろうか。わたしたちは今、アダルティズムを完全に克服したと言えるだろうか?
#子供の誕生 #アリエス

妊娠中のあの頃、わたしが必要以上に職場内で妊娠の事実を広めてほしくなかったこと、ギリギリまで宿直をしたかったこと、人並みに働けなくなるんだとモヤモヤ感じたことこそが、「ケアレス・マン」モデルに絡め取られていた証だったと思い至った。
#セクシュアリティの多様性と排除 #好井裕明

トラジェクトリ(trajectory、安全づくりの行程表)がいい。当事者間で同じ見通しを共有できることってすごく大事。部分使用は推奨されていないけど、まずはできるところから…
#子ども虐待対応におけるサインズオブセーフティアプローチ実践ガイド #菱川愛 #渡邉直 #鈴木浩之

認知的信頼、感情的信頼、制度的信頼の3タイプから信頼を多層的に捉えてみるという視点。
ベビーに手足を取られて身動きが取れない時間に、偶然そばに落ちていたこの本を拾い読み。こういう読書もありだと思えるようになったのは、ベビーのおかげだな。
#信頼と裏切りの哲学 #永守伸年

大人が有する「遊び観」が排除している遊びがあるんじゃないか、という指摘は耳が痛い。「適切な」「みんなと一緒に」「できるように」で限定した遊びだけを認めることが権威主義的であることを自覚したい。
#遊び育ち経験 #シリーズ子どもの貧困 #小西祐馬 #川田学

コミュニケーションが過密であることは、そこから疎外される人を生み出してしまう。過疎だけど多い、それがポイント。
#その島のひとたちはひとの話をきかない #森川すいめい