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わたしたちの絵本

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ベビーと読んだ絵本たちと、その記憶を。
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主役の座|わんわんにゃーにゃー

主役の座|わんわんにゃーにゃー

はじめて読んだ長新太の絵本が『プアー』だった。
犬が右を向いて、プアーっと言うたびに体のパーツがどんどん膨らんでいくという奇妙極まりないお話だった。そのあまりのシュールさに心を奪われて、わたしは図書館で長新太の絵本ばかり借りている。

プアーの犬と似た顔をした犬が、今にもプアーっと言いそうな顔で頭に猫を載せているのが今回の『わんわんにゃーにゃー』。長新太が書き残した絵に、和田誠が色をつけて仕上げた

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物語の中へ|にゅるぺろりん

物語の中へ|にゅるぺろりん

つづきまして、『にゅるぺろりん』。

言わずもがなの空前の長新太ブーム(わたしの中で)なのだが、図書館でこれを見つけたときはタイトルだけで「面白くないはずがない」と確信した。だって、「にゅるぺろりん」である。やばすぎる。

表紙をよく見ると、「長新太 絵」の下に「谷川俊太郎 文」とある。最高だ。



表紙をめくると、明るい黄色がバーンと目に飛び込んでくる。
いつか保育の専門学校に通っている学生

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絵本と忍耐|しっぽ

絵本と忍耐|しっぽ

長新太の描く絵本が好きすぎるので、図書館で片っ端から借りている。
だけど読むのはベビーの機嫌がよく、かつ、わたしの心に余裕があるときなので、二、三日に一冊ぐらいのゆっくりペース。そのときの気分で同じ絵本ばかり選ぶこともあるので、なかなか消化が進まない。

今回の『しっぽ』も、借りてからすでに四週間が経とうとしている(貸し出し延長済み)。週末には返さないといけないので、慌てて読んだ。
読みたいと思っ

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笑えベビー|おつきさまこんばんは

笑えベビー|おつきさまこんばんは

赤ちゃんに読む絵本と言ったら!
という定番の本。

表紙に見覚えはあるけれど、どんな内容なのか知らない。実は知っているのかもしれないが、そうだとしたら遠い記憶すぎて全く覚えていない。だから図書館で見つけて、とりあえず借りてみた。そしてとりあえず、読んでみた。

ベビーを椅子の上のクッションに寝かせ、両手で絵本を持ち上げて見せるスタイルで(読み聞かせの体勢を試行錯誤中)。
「おつきさまこんばんは」と

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家族みんなで読むのもいい|ぺろ ぺろ ぺろ

家族みんなで読むのもいい|ぺろ ぺろ ぺろ

長新太ワールドにすっかり魅了されてしまったわたしなので、一日と空けずに図書館へ行き、借りてきてしまった。貸出カウンターに持っていく前に一ページだけ中を覗いたけれど、長い舌でベロンベロンと舐めているのを見て確信した。これも面白いやつに違いない。



長新太ワールドに魅了されたのはわたしだけじゃない。ベビーは未知数として、前回読んだ『プアー』は夫にも見せたら大爆笑していた。
だから、今回の『ぺろ

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点字が世界をひらく|こぐまちゃんとどうぶつえん(てんじつき さわるえほん)

点字が世界をひらく|こぐまちゃんとどうぶつえん(てんじつき さわるえほん)

時間が経ってしまったけれど、PIECES×soeruの and books issues で購入した三冊目の絵本がこちら。

ほかの二冊についてはすでに書いた。

三冊の中でもっともベビー向けだと思って最初に読み聞かせたのだけど、ベビーの反応は芳しくなかった。それはたぶん、わたしの初めての読み聞かせ体験(対ベビー)だったからだろう。

幼児や小学生に絵本を読んだことはある。なんなら中学生にも。

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絵本に沼りそう|プアー

絵本に沼りそう|プアー

ずいぶん前に予約していた図書の順番が回ってきたので、久しぶりに図書館へ行った。ここのところ読書はすっかりaudible一色になっていたので、紙の本を手に取ることに懐かしさすら感じた。

近所の図書館はとても小さい。だけど、入ってすぐのところに絵本・児童書スペースがある。素通りしたことしかなかったその場所へ、ベビーと一緒に初めて足を踏み入れてみた。

本棚の一角に、赤ちゃん絵本コーナーを発見。
これ

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目を逸らすなよ、お前のことだぞ|はやくはやくっていわないで

目を逸らすなよ、お前のことだぞ|はやくはやくっていわないで

新品の絵本のタイトルを読み上げておもむろに表紙を開くと、パキッと小気味よい音がする。キュウッと押し固められて製造されたそれが、わたしの手元で空気に触れてほうっとため息をついたように感じた。
顔を近づけたら、新品の紙の匂いがした。

幼稚園の夏休み、年上のいとこたちが読書感想文用の本を探す中、どさくさに紛れておねだりしてお父さんに買ってもらったダンボの絵本を思い出す(留守番していたお母さんの驚いた顔

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ほかの誰かの中心と、ちょっとだけ重なる|みえるとかみえないとか

ほかの誰かの中心と、ちょっとだけ重なる|みえるとかみえないとか

ヤーコプ・フォン・ユクスキュルが提唱した「環世界」のことをわたしに教えてくれたのは、東畑開人氏の『居るのはつらいよ』だったかな。いや、伊藤亜紗氏の『どもる体』だったかな。
どちらもわたしの大好きな本だ。

……でもすぐに該当箇所を引っ張ってこられなかったので、ネットを参照。

それは、その人が知覚している世界、その人だけの景色。

産休に入る前のわたしの環世界にも、最寄り駅の駅ビルはあった。スーパ

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