有栖川有栖

最近読んだミステリーのレビュー「46番目の密室/有栖川有栖(1992)」

46番目の密室/有栖川有栖 

テレビドラマも話題になった"作家アリス"シリーズの第一弾。

"学生アリス"シリーズにハマってしまったのだが、読み切ってしまうのも寂しい気がして、ちょっと寄り道しての"作家アリス"。
何作かは読んでいるのだが、改めてしっかり読んでおこうかと。
ミステリー好きには有名な設定、"学生アリス"の有栖は"作家アリス"を執筆していて、"作家アリス"は"学生アリス"を発表してい

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神は死んだー!
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4月第4週 今週のおすすめ「本の話」 5選!

 今週は別冊文藝春秋から、有栖川有栖さん、一穂ミチさん、木下昌輝さんの新連載が開始! それぞれが綴る新作に向けての「はじまりのことば」、そして第一話のちょい読みをお届けします!

文學界からは最果タヒさんとマーサ・ナカムラさんによる初対談、文春新書からは呉 善花さんのちょい読みを公開です。

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★有栖川有栖さん「捜査線上の夕映え」

はじまりのことば
 今回の夕映えは、『朱色の研究』や

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ありがとうございます!
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有栖川有栖のロジカルゲーム②【学生アリス編】

 Alice-gawa Alice Ⅱ

 有栖川有栖先生のミステリーについて”note”しています。

 前回は、大学准教授探偵:火村英生の活躍する<作家アリスシリーズ>を紹介しましたが、今回は、もう1つのシリーズ<学生アリスシリーズ>の紹介です。

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 有栖川有栖先生の作品には、有栖川有栖という登場人物のいるシリーズが2つあって、1つが、前回紹介した、プロ作家の有栖川有

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ありがたいです! またのお越しをお待ちしています!
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有栖川有栖のロジカルゲーム【作家アリス編】

 Alice-gawa Alice

 大好きなミステリー小説について
 以前の記事で、現代の新しい日本の三大探偵を考えてみたのですが、その時の一人である「火村英生」をシリーズ探偵として、多くの作品を発表している有栖川有栖先生について"note"していこうと思います。

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 有栖川有栖先生の作品には、有栖川有栖(通称アリス)という登場人物のいるシリーズが2つあって、1つは大

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ありがとうございます! はげみになります。
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【有栖川有栖・法月綸太郎各氏の推薦コメント紹介!】エラリイ・クイーンフェア 開催中!

◎エラリイ・クイーンの円熟期の四部作が新訳で読める!

本格ミステリの巨匠エラリイ・クイーン。そのキャリア中後期の円熟期における傑作4点が、ハヤカワ文庫より新訳版で大好評発売中です!

『災厄の町〔新訳版〕』
『フォックス家の殺人〔新訳版〕』
『十日間の不思議〔新訳版〕』
『九尾の猫〔新訳版〕』

◎有栖川有栖・法月綸太郎各氏からの推薦コメント紹介!

 小社noteで既報のとおり、『フォックス家

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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最近読んだミステリーのレビュー「双頭の悪魔/有栖川有栖(1992)」

双頭の悪魔/有栖川有栖

有栖川有栖による"学生アリスシリーズ"の第三弾。

タイトルの趣向は少し変化が加えられたものの、第一弾、第二弾と同じくクローズドサークルによるフーダニットという基本線は同じ。
ただし、本作には動機やトリックといった要素も付加されていて、いよいよ新本格ミステリの要素、全部盛りといったところである。

前作からの流れを受けて、心に傷を負い木更村に身を寄せていた有馬麻里亜を迎え

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メルティーラーブ
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ただの感想 no.3

kyskです。試験も終わったので、始まる前に読んでいた2作品についての感想を書きます。読んでからひと月は経ってるのであんまり覚えてないかもしれない。それでは。

『孤島パズル』 有栖川有栖

 有栖川先生による学生アリスシリーズ2作目、『孤島パズル』です。序文に「<読者への挑戦>が興を添え,青き春を謳うロマンティシズムが綿上に花を敷く,極上の本格ミステリ。」とありますが、ほんとにこれにつきますね。

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最近読んだミステリーのレビュー「孤島パズル/有栖川有栖(1989)」

孤島パズル/有栖川有栖

"学生アリスシリーズ"の第二弾となる有栖川有栖による長編2冊目。

アンフェアな感想になってしまうのだが、現代劇として読むその他のミステリーに対して、ゲーム性が強い古き良き本格ミステリーを地で行く彼の作品は、これはこれで、それはそれ、で楽しいのである。
とにかく謎解きの興奮だけを求めてミステリーを読み漁っていたことを思い出させてくれる。
古典の領域に入ったからこそ、手放し

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ハッピーカムカム!
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【読書感想】英国庭園の謎/有栖川有栖

 有栖川有栖の国名シリーズのうちのひとつである「英国庭園の謎」を久しぶりに再読しました。

 今作は「雨天決行」「竜胆紅一の疑惑」「三つの日付」「完璧な遺書」「ジャバウォッキー」「英国庭園の謎」の全六篇からなる短編集ということで、それぞれに感想を書いていこうかと。

 まずは「雨天決行」ですが、こういう、ほんの些細なことに思えるフレーズを中心に、少しずつ謎が紐解かれ、やがて犯人にまで辿り着いてしま

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また見にきてもらえると嬉しいです!
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濱地健三郎の幽たる事件簿 有栖川有栖

あらすじ

心霊探偵シリーズの第2弾、短編7話構成です。
心霊探偵濱地健三郎と助手志摩ユリエのコンビが心霊がらみの事件に挑む。有楽町駅を通過するときにホームに佇む少年が気になった依頼人は、ふと耳にした電話番号に電話をかけ、謎解きを依頼する。

ここからネタバレ含む感想

心霊現象半分(もうちょっと多いかな)、推理半分のちょっとホラーな探偵ものです。こちらを先に読んでも十分楽しめます。
語りが助手の

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