いつかうちにも中原岬ちゃんが訪れますように
気がついた時には部屋は暗闇に包まれていた。
昼過ぎには起きていたはずだ。
目覚めたとて重い身体をあえて起こすことはせず、天井を見つめていたらまた夜になっていた。
部屋に散らばるゴミ袋に苛つく。
こんな生活もううんざりだ。
大きな溜め息も虚空に消える。
クソが。
果てしない憂鬱がじわじわと心を蝕み始め気が狂いそうになる。
落ち着け、こういうときは目を閉じて僕だけの中原岬ちゃんを想像するんだ。
中原岬ちゃんはやっぱりうちには来てくれない。
毎日は絶望だ。
日本引きこもり協会なん