武藤吐夢

趣味は読書と映画・・・。 午後7時から10時くらいの3時間くらい平日は本を読むか映画を…

武藤吐夢

趣味は読書と映画・・・。 午後7時から10時くらいの3時間くらい平日は本を読むか映画を見るのが日課。 テレビとネットの時間を極力減らすように心がけています。 僕に好きしてくれた人を僕は好きなのです✨🙏🙏🙏🤣

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  • 本の感想

    読んだ本の感想とか・・・

  • 映画の感想

    映画は週末に見ることが多いです。少し変わった見方をするのでご容赦を・・・。映画館に行くのは年に10回くらい。ネットフリックスをずっと使っていたが、アマゾンプライムをメインに変えました。みなさんの参考になればありがたいです。ネタバレ注意です。

  • しりとりエッセイ<18禁、おバカ、エロ、下品あり要注意!!>

    しりとりエッセイをしていきます。この雑文は、5年ほど前にやっていた<しりとりでエッセイ>の続きなので馬鹿丸出しです。基本成分は、エロと下品と恐怖と馬鹿です。学生時代に会った変な友達について書きます。たぶん・・・。真実なのか、それとも創作なのか。それとも真実を膨張させているのか。膨張しすぎた真実が爆発した欠片なのか。それは読み手に委ねます。笑ってくだされば幸いです。

  • MEMO (日々思ったこと、感じたこと)

    何か気になったことを( ^ω^)・・・。

  • 短歌

    つい、出てしまう言葉の数々・・・

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読書日記 2024年3月

今月はたくさん本が読めた。 速読が多いので雑ですが、これからは少し丁寧に読みたいと思います。 読んだ本の数:29 読んだページ数:11402 今月のおすすめ本は五冊あります。 機龍警察 シリーズ全巻。これはSF好きにはたまんないです。 リカバリー・カバヒコ 本書の魅力は優しさ。読後感は最高でした。 ヴォイド・シェイパ このシリーズはミステリーの大家の森さんが剣豪ものを書いたというだけでも読む価値ありです。少し哲学的です。 シンセミア 三部作の最初の作品です。この作

    • 感想 家族解散まで千キロメートル 浅倉 秋成 仏像の盗難事件発生、神主が返したら罪に問わないと言っている。倉庫に仏像が・・・。父のせいに違いない。これは仏像を家族みんなで返しに行く物語です。家族とは何かを問う作品です。

      引っ越しまで数日という日、倉庫から仏像が見つかる。 それは東北で盗難事件になり、今まさにニュースになっているそれだった。 神主は今日中に返還したら罪に問わないとテレビで主張している。 犯人は父に違いないと家族みんな思う。 というのも、この家の父はまともに働かない、ダメ人間な上、息子たちが子供の時に、近所のおもちゃ屋の女店主と、まさに仏像が見つかった倉庫で浮気をしているのを娘に目撃されているのだ。 さらに、父は、そのおもちゃ屋の名物人形の盗みまでしていた過去がある。 この物

      • 感想 闇に願いを   クリスティーナ・スーントーンヴァット〈闇に生まれた者は、かならず闇に帰る〉。罪人の子は罪人という世界で、刑務所で生まれた彼らはどう生きるのか?。

        ニューベリー賞候補作となったファンタジー作品です。 「刑務所で生まれた」というだけで罪人にされてしまうポンたち。 彼は法律により、13歳になるその日まで、刑務所を出ることができません。 彼は何の罪をおかしたのでしょう?  この国を統治する総督は言います。 〈闇に生まれた者は、かならず闇に帰る〉。 罪人の子は必ず悪いことをする。 この国では、この総督が光を与えてくれました。 それは魔法の光です。 それは水や空気のような必需品なのです。 ポンが刑務所を脱走してから物語

        • 感想 心配事の9割は起こらない 枡野 俊明 仏教の教えをベースにした自己啓発本、こういうのを読むと前向きさを取り戻せる。

          心が疲れている時、仏教関係の自己啓発本を読むリセットできます。 そこには数千年の英知や真理が詰まっているので心に響きます。 本書は禅の教えをベースした生きるを問うた内容になっています。 気になった言葉をpickupしてみます。 心を縛るもの、心に棲みついて離れないものは、すべて「妄想」です。 枡野 俊明. 心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍 (p.14).  妄想を生み出しているもっとも根源にあるものはなにか。  そ

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        読書日記 2024年3月

        • 感想 家族解散まで千キロメートル 浅倉 秋成 仏像の盗難事件発生、神主が返したら罪に問わないと言っている。倉庫に仏像が・・・。父のせいに違いない。これは仏像を家族みんなで返しに行く物語です。家族とは何かを問う作品です。

        • 感想 闇に願いを   クリスティーナ・スーントーンヴァット〈闇に生まれた者は、かならず闇に帰る〉。罪人の子は罪人という世界で、刑務所で生まれた彼らはどう生きるのか?。

        • 感想 心配事の9割は起こらない 枡野 俊明 仏教の教えをベースにした自己啓発本、こういうのを読むと前向きさを取り戻せる。

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          64本
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          7本
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          3本

        記事

          感想 鎮魂 染井 為人 後半から、かなり動的で楽しくなったが復讐の話しは好きではありません。

          半ぐれ集団の面々が一人ずつ殺害されていく連続殺人事件を描いた物語。 当然、復讐なのですが、何となく犯人はわかった。 選択肢が少なかったような気がします。 二人に何となくしぼられるんですよ・・・。 被害者たちの背景を描くなどディテールに拘りがあるのは認めますが 前半は、ちょっと退屈な感じがします。 逆に背景を描きすぎのように思える。 半ぐれグループの名前が強烈。 凶徒聯合(きょうとれんごう)。 いかにもって感じです。 後半、ボスが帰国したあたりから動的になり かなり面白

          感想 鎮魂 染井 為人 後半から、かなり動的で楽しくなったが復讐の話しは好きではありません。

          感想 悪い夏  染井為人 生活保護とは何なのか。それを問いかけてくる問題作。ラストのドタバタこそが、この国の縮図。

          これを読んで感じたのは、声の大きな者だけが得をするという日本社会の闇みたいなものだった。 黙しているとスルーされる。 その言葉に正義がなくとも大声を張り上げたり徒党を組んだりすると、それが正当化される。 そこには真偽のほどはあまり関係ない。 悪は、見つからなくばスルーされるし たとえ見つかったとしても、権力者なら、あまりダメージを受けない。 本書は生活保護の話しです。 不正受給者がやたらと出てくる。 それに加担する悪徳医師。 やくざモドキの男が悪知恵を授けてピンハネする

          感想 悪い夏  染井為人 生活保護とは何なのか。それを問いかけてくる問題作。ラストのドタバタこそが、この国の縮図。

          感想 私たちの世代は  瀬尾まいこ コロナの時代に小学生だった二人の少女の物語と、二人の未来の物語。発想はいいが、社会問題をパッチワークみたいにつなぎ合わせただけで迫ってくるものがなかったように思う。

          まるで血液型占いのように、世代によって、その性格を評されることがある。 昭和時代生まれは努力家で、欲望にも貪欲とか、平成生まれは、あきらめを悟っていて欲がないとか、Z世代は、コスパ重視で努力なんてするのはバカと考えているとか、そういう雛型を作って人を鋳型にはめ込もうとする傾向が僕は嫌いだ。 だが、今回のパンデミックは、もしかすると子供たちに深刻な傷を作ったのかもしれないと僕は感じています。 本書は、コロナの時代に小学生だった二人の少女の様子と、その子たちの未来について書いて

          感想 私たちの世代は  瀬尾まいこ コロナの時代に小学生だった二人の少女の物語と、二人の未来の物語。発想はいいが、社会問題をパッチワークみたいにつなぎ合わせただけで迫ってくるものがなかったように思う。

          感想 あいにくあんたのためじゃない  柚木麻子 切り口が斬新、展開も読めない。めんや 評論家おことわりという短編が楽しかった。

          独特の切り口の短編集。 もちろん、あたりとハズレがありました。 当たりがとんでもなく面白かった。 おすすめです。 パティオ8  という作品はコロナ禍の閉そく感が出てた。 みんなリモートワークしているので、子供が中庭で遊ぶとうるさいという人が出てくる。 昼に外国のクライアントと商談があるから静かにさせてということです。 それにむかついた主婦たちが、シスターフッド的に戦うという話し。 それにしても、男がむかつくという理由で別の商品を、そのクライアントに売るという発想が強烈でし

          感想 あいにくあんたのためじゃない  柚木麻子 切り口が斬新、展開も読めない。めんや 評論家おことわりという短編が楽しかった。

          感想 人は見た目が9割  竹内 一郎 相手に自分の意思を伝達する手段として言葉が一番有効だと僕は考えていたが、本書を読み少し考え方が変化した。

          本書は、数年前にベストセラーになった新書です。 タイトルを見ると、ルッキズムの話しかと思うのですが、そうではなかった。 人が誰かに自分の意思を伝達する場合、その手段として言語が一番有効だと僕のような言葉の力を知っている人間は思うのですが、本書ではそうではないということが示されています。 コルバート・アレービン博士の、ある実験結果を紹介しています。 人が他人から受け取る情報の割合についての実験です。 それによると、顔からが55%、声からが38%。 話す内容が7%。 つ

          感想 人は見た目が9割  竹内 一郎 相手に自分の意思を伝達する手段として言葉が一番有効だと僕は考えていたが、本書を読み少し考え方が変化した。

          感想 ブラウン神父の童心 G.K.チェスタトン ミステリーの古典と言われている作品だが、さすがに古すぎる。見えない男という短編は良かった。

          ミステリーの古典作品ということですが、さすがに古いし、謎解きというのか設定がちょっと無理がある作品もあります。 最初の作品である青い十字架はあほらしいが面白かった。 G・K・チェスタトン. ブラウン神父の童心 (創元推理文庫) (p.17) 塩と砂糖が入れ替わっていた。 神父二人の仕業らしい。 それを追いかけると、犯人とブラウン神父に出くわす その悪戯の意味が伏線回収されて・・・・という展開です。 たいした作品ではありません。 でも、発想は楽しい。 G・K・チェスタト

          感想 ブラウン神父の童心 G.K.チェスタトン ミステリーの古典と言われている作品だが、さすがに古すぎる。見えない男という短編は良かった。

          感想 禁じられた遊びふたたび  清水カルマ 映画化もされた禁じられた遊びの続編、これ駄作です。

          はっきり言って駄作だと思う。 前作は、貞子とペットセメタリ―の融合みたいな世界観がうけて映画化もされたのですが、映画見ました。そこそこでした。 遺体の一部を土に埋めて変な呪文を唱えると化け物として復活するという話し。 その子や親にも超能力があってという貞子っぽい感じでした。 二匹目のどじょう狙いなんだと思うが、これはダメな気がする。 怖くない。 無理設定。 美雪を生き返らせる少女の出生の秘密がありえない。 産業廃棄物の山奥のゴミ捨て場に、その妊婦は殺害され放置されたのに

          感想 禁じられた遊びふたたび  清水カルマ 映画化もされた禁じられた遊びの続編、これ駄作です。

          感想 方舟  夕木 春央 典型的なクローズド・サークルミステリー。謎解きも秀逸だったが、このラストのどんでん返しはメガトン級。

          ミステリー作品なので詳しくは説明できませんが、本書は、僕が今年読んだミステリー作品の中で、だんとつでした。 自信をもって推奨できる作品です。 典型的なクローズド・サークルミステリーです。 閉鎖空間で起こる三件の殺人事件。 あらすじ タイトルの方舟は、たぶん、ノアの箱舟を意識していると思われます。 助かる生き物を選ぶ作業です。 ソフィの選択という映画を思い出しました。 メリルストリープが放ったセリフ、小さいほうを・・・。 あれが脳裏を過りました。 誰か一人を犠牲にせね

          感想 方舟  夕木 春央 典型的なクローズド・サークルミステリー。謎解きも秀逸だったが、このラストのどんでん返しはメガトン級。

          感想 幻夏 太田愛 子供の時に発生した少年の失踪と、今、目の前で起きている少女誘拐事件が繋がっている。冤罪がモチーフの骨太ミステリーです。

          「自白強要による冤罪」がモチーフです。 昔はよくあったみたいですね。 著者の処女作犯罪者で活躍した、あの三人が、また、難事件に立ち向かいます。 あの二人が探偵事務所をしています。そこに、ある女性が息子の行方を捜してくれと依頼してくるのですが、その事件は23年も前に発生した少年の失踪事件だった。 その少年が、刑事のあの人の親友。 その事件が、今、まさに発生している少女誘拐事件とリンクしていて 過去の事件では、少年の失踪した日、刑務所から出ていた少年の父も死んでいた その父は

          感想 幻夏 太田愛 子供の時に発生した少年の失踪と、今、目の前で起きている少女誘拐事件が繋がっている。冤罪がモチーフの骨太ミステリーです。

          感想 犯罪者上下  太田 愛 無差別殺人事件の生き残りが、犯人は違う人じゃないのかという疑問を抱いたところから始まるところに本作の発想の新しさがある。

          今までに読んだミステリーと少し違う何かが、この作品にはあると感じました。 作者は、劇団の脚本、テレビの脚本の出身者らしい。 ウキペディアによると、テレビドラマ『相棒』1997年に『ウルトラマンティガ』などの作品も書いているらしい。 本作は、少し通常のミステリー作家と比べると違う感じがした。 それは悪い意味ではなく新鮮という意味です。 無差別殺人事件が発生した。 犯人は薬中毒。すでに死んでいた。 しかし、一人生き残った青年は、ちよっとおかしいと刑事に話す 彼は誰かに生命を

          感想 犯罪者上下  太田 愛 無差別殺人事件の生き残りが、犯人は違う人じゃないのかという疑問を抱いたところから始まるところに本作の発想の新しさがある。

          感想 スイス時計の謎  有栖川 有栖 表題作のスイス時計の謎は、ミステリーファン必読の優れた本格ミステリーでした。時計一つでここまでやれるというのがすごい。

          有栖川有栖さんの作品で火村が出てくる作品群はかなり面白い。 その頭脳のキレは、アガサクリスティーの生み出した天才ポアロに匹敵します。 悪魔的とも言える推理に驚くばかりでした。 あるYの悲劇は、クィーンのYの悲劇風でした。 ダイイングメッセージが鍵です。 次の女性彫刻家の首という作品は、何故に、犯人は被害者の生首を持ち帰ったのかという謎です。 最後まで読めば納得しますが、冷静に考えると変です。 シャイロックの密室という作品のシャイロックは、あのシェークスピアの名作と関係が

          感想 スイス時計の謎  有栖川 有栖 表題作のスイス時計の謎は、ミステリーファン必読の優れた本格ミステリーでした。時計一つでここまでやれるというのがすごい。

          感想 自分をよろこばせる習慣 田中克成どこにでもある自己啓発本だが、ビビったらGo。これには共感できる。

          自己啓発本が好きで月一くらいで読んでますが、たいていは同じような内容です。 本書は、悦がキーワードになります。 喜びのことですね。 77のワードが紹介されていますが、その大半はどこがで読んだような内容でした。 朝日を浴びるとか、深呼吸するとか、ネガティブを書き換えるとか・・・。 これは面白いと感じたものをいくつか紹介します。 ですよね。わかっているのですが、ビビると待ってしまいます。 これは金言です。 ポリアンナ物語という小説に、良かった捜しというのがあります。毎日、

          感想 自分をよろこばせる習慣 田中克成どこにでもある自己啓発本だが、ビビったらGo。これには共感できる。