【本棚が見る私の世界】#1 思い出の本棚
本は、私にとって忠実な友人であり、新しい世界へ導いてくれる案内人です。いつでも私を受け入れ、励まし、時には共感してくれます。
小学生の頃、私は自宅にいるほとんどの時間を本棚の前で過ごしました。小学2年生の秋、住んでいた場所から車で15分ほどの場所に引っ越しました。家族5人で暮らしていた団地が窮屈に感じられたからだと思います。
私にも初めての”私の部屋”ができました。しかし、その部屋は実際には2つ下の妹の部屋と繋がっており、完全なひとり部屋の姉をうらやましく思っていました。