私が大学を卒業した意義は一体何だったんだろうと思う。ガリガリと勉強して無理をした結果、合格・入学したものの、家庭崩壊の影響に巻き込まれて大学生活を思い通りに楽しめなかったし、就職活動はうまくいかなかった。現時点では、卒業証書を受け取ったことが最大の誇りになっているのかもしれない。
私は2010年の3月26日に、明治大学を卒業した。卒業式では多くの袴とスーツの姿を見た。卒業証書は紫紺の色で覆われていて立派なものだった。しかし、卒業後の人生はしょぼいと思っている。大卒に相当する人生を送っていない。しかし、明治大学の校友と出会う場は私にとっては誇りになっている。
特別支援学校の卒業生に、教育の何がどのように有効だったのか、明確に説明できる指導を日々しているだろうか? 学年末の修了証、そして卒業証書に、あなたは「カリキュラムを修得しましたよ」と、自信をもって渡せるだろうか? そのためには、学習内容の系統性を示さなければならない。